【ハンドボール】終盤直前の逆転劇 熱戦制し7連勝

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◇平成30年度関西学生秋季リーグ戦第7節◇対大経大◇9月23日◇於・桃山学院大学◇

【前半終了】関大8-11大経大
【後半終了】関大13-9大経大
【試合終了】関大21-20大経大

後半残り1分。栗栖昇己(文2)が速攻を決めると、大経大との点差は0になる。そして、終了まであと20秒。ボールを手にした相手の選手がシュートを放つが、GK酒井一成主将(人4)が球に飛びつく。直後にゲームセットを告げるブザーが鳴り響き、僅差で関大の勝利が決まった。

リーグ戦も終盤に差し掛かり、今試合で7戦目を迎えた関大。開幕から連勝を記録し続け、最後の大体大戦まで突っ走りたいところだったが、前半から相手のディフェンスに足を絡めとられ、得点機を生み出すことができず苦戦。

序盤は、下柳裕嵩(文3)が先制点を決め、その後も栗栖、前園将至(人2)が得点を重ねたものの、徐々に点差を開かれていく。コートでプレーする選手たちにも苛立ちの表情が浮かび、「前半の雰囲気はあまり良くなかった」(酒井)。シュートを狙いに行くも、焦りでパスミスが頻発し、速攻で点を献上してしまい苦しい状態が続く。前半30分を3点ビハインドで折り返した。

だが、後半。開始直後から下柳が得点に成功し、同学年の池本佑也(社3)が続き、反撃ののろしを上げた。「後半は流れが良くなったし、落ち着いてやることができた」と酒井は振り返る。何度も点数を抜いては、抜かれての両者拮抗(きっこう)。中でも、前半に引き続き、栗栖、前園がスコアを重ね、チームを引っ張る。

関大、大経大お互いに譲らない状況で差し掛かった残り1分。同点まで大経大を追い詰めた関大は、1度シュートを試みるも、相手GKによりはじかれる。そして、相手の速攻が酒井が守るゴールに迫るが、ディフェンス陣がボールを奪い返し、栗栖につなげる。勝利への希望を託された栗栖はこん身のシュートを右腕から放つと、球はゴールネットを揺らす。そして、その後に酒井がしっかりと相手の攻撃をねじ伏せ、試合終了。会場が沸き上がるほどの熱戦を制したのは関大だった。

死守した連勝記録は、今試合で7となった関大男ハン。「このチームの力で勝つことができたと思う」と酒井は試合後評した。特に後半においては全員が諦めることなく、果敢に攻め込み、つかみ取った勝利。だが、「たまたま運が味方してくれたのかなと感じた。勝ったのはうれしいけれど、こんな展開をせずに勝ちたい」と主将は結果に甘んじることはなかった。残された試合数も2ゲームとなった今季。選手たちは関西王者・大体大への勝利を見据える。「危機感を持ちつつ8連勝を狙いたい」(酒井)。次戦の相手である桃学大にも勝ち切り、最終節で王者の牙城を崩す。【文:柴村直宏/写真:竹中杏有果】

▼酒井主将

「(今日は)重岡がいなくてオフェンスの得点源がおらず、そういう面では点があまり入らなかった。(原因としては)シュート自体のミスというよりは、パスミスとかが響いてしまったかな。焦りとかでそういったミスをすることで、自分たちの首を絞めていた。それもあって前半の雰囲気はあまり良くなかった。でも、別にディフェンスは悪くはないし、しっかりシュートは狙うことはできていたかなと思う。(タイムアウトでは)、後半は流れが良くなったし、落ち着いてやることができた。また、ディフェンスはよくやってくれたと思う。このチームの力で勝つことができたと思う。今日は急な起用に応えてくれた。勝った時はこういったゲーム展開になって、たまたま運が味方してくれたのかなと感じた。勝ったのはうれしいけれど、こんな展開をせずに勝ちたい。今回で7連勝になったけれど、余裕がなくなってしまった。これからも緊張感を持って練習したいし、危機感を持ちつつ8連勝を狙いたい」