【バスケットボール】ホーム2戦目で白星ならずも「いい方向に向かっている」

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◇平成30年度関西学生リーグ戦第6日目対近大◇9月23日◇関西大学東体育館メインアリーナ◇

[第1Q]関大18-14近大
[第2Q]関大13-24近大
[第3Q]関大9-26近大
[第4Q]関大20-22近大
[試合終了]関大60-86近大

きょうの男バスは一味違った。「ペースとしてはすごい久しぶりに取り戻せたかなという感じのゲーム」(尾﨑勇太ヘッドコーチ=HC)。今年の関西学生選手権大会や西日本学生選手権大会などの主要な大会で優勝し、屈指の強豪校として名をはせる近大を千里山に迎え入れての一戦。リーグ戦が始まって以来、ずっと課題となっていた立ち上がりがこの日は上手くいく。後半はリードを広げられた時に踏ん張り切れず、またファウルトラブルにも苦しんだが、選手たちは前日の敗戦後とは違った表情を見せていた。

「きょうは出だし、自分たちで雰囲気良くしようって言っていて、スタンドも一緒に雰囲気を良くできていたと思うし、みんなが積極的にプレーできていた」(森田雄次主将=人4)。相手の外国人留学生に先制を許すも、直後に梶原聖大(情4)が留学生を抑えてオフェンスリバウンドを沈める。すると、足立臣哉(人3)、秋岡和典(人2)が速攻で得点。留学生のダンクを2本見舞われるが、「想定の範囲内だったから、ほとんど驚くこともなかった」(河野拓海=人3)。


△森田


△梶原


△足立


△河野

秋岡のスリーポイントシュートで応戦すると、足立も速攻でバスケットカウント。新将広(文4)もリバウンドに食らい付き、4点リードで第1Qを終える。


△秋岡


△新

第2Q序盤には、関大がショットクロックバイオレーションに追い込まれる中、相手のアウトサイドシュートで逆転される。およそ5分間、オフェンスが沈黙を続けるも、岩本卓巳(文1)がフリースローを獲得すると、ベンチやスタンドは大盛り上がり。河野、秋岡のスリーポイントシュートが決まり、7点ビハインドで後半へと折り返す。


△岩本

後半、インサイド陣を中心に得点を重ねていくも、ターンオーバーから速攻を許し、バスケットカウントを奪われるなど点差は縮まらない。さらに、リバウンドに得点にと関大になくてはならない大黒柱である梶原に、4回目のファウルがコールされる。するとここから、スリーポイント、ダンク、速攻と次々と相手に攻め込まれ、一気に7点を献上。たまらず取ったタイムアウト明けには、中谷颯吾(情3)がドライブから得点するも、再びターンオーバーから速攻を出され、じわりじわりと離されていく。


△中谷

24点差で迎えた最終Qでは、ルーキーたちが躍動する。竹村崚(文1)は「リングにアタックできたのは良かった」とバスケットカウントでチームに勢いをもたらすと、竹村のスティールを石野渉生(人4)が決め、さらにドライブからも得点。岩本も再びフリースローを獲得する。


△竹村


△石野渉

試合時間残り3分を切ったところで、石野渉にも4回目のファウル。ここで尾﨑HCから呼ばれたのは、下田竜至(情1)だった。ベンチでは大声を出してチームを鼓舞したり、大きなリアクションで雰囲気を盛り上げている下田が、ついにリーグ戦のコートに立つ。「とにかく強気でいけ!」。スタンドからはそんな関野日久(はるく=文3)の声。すると下田は、その関野や田代良雅(商2)に練習に付き合ってもらったというフリースローをきっちりと決める。


△下田

このリーグ戦からベンチに入った岸拓也(経1)も、リーグ戦デビューを飾ると、下田が再びフリースローを獲得。2本とも綺麗に決め、さらにゴール下でタフショットを沈める。フレッシュなメンバーが多くコートに立った試合終盤について、「ただ成長のためではなくてどんなトラブルでも対応していかないといけないと思ってやっている。あの子らも関大のペースでバスケットをしてくれた」と尾﨑HC。新星たちのプレーに胸を張る。


△岸

結果としては26点差で敗北。ホーム3連戦の2戦目で白星を挙げることはできなかった。尾﨑HCはきょうの試合で関大のペースが取り戻せたと評価しつつも、スリーポイントシュートの試投がチーム全体で12本だったことに触れ、「まだリズムは悪い。勝ちたいがゆえに難しく考えてしまった」と課題を口にした。

次戦はホーム最終戦・大体大戦だ。「一戦一戦が(全日本)インカレにつながるわけだから、緊張感を持って。もう負けられない。負けたら終わりっていう気持ちでやらないと」(森田主将)。ベンチも、スタンドも、全員の思いを背負うコート上の5人も、全員が自分のやるべきことをやり切る。その一本、その一声に命を懸けて戦い抜こう。【文:宮西美紅/写真:金田侑香璃】

▼尾﨑HC
「ゲームの内容的には、相手に大きな外国人選手がいるっていうのと、能力の高い選手たちがたくさんいるので。きのういいリズムでバスケットボールができていなくて負けてしまった次の日ということで、バスケットボールのペースとしてはすごい久しぶりに取り戻せたかなという感じのゲームでした。ただし、まだリズムは悪いので。きょうスリーポイントを12本しか打っていない。12本打って2本しか入っていない。で、森田が0点。そもそも森田が4本しかシュートを打っていないという展開なので、そうなってくるときつい。プラス、今インサイド陣が3人けがをしている状況で、その中で梶原がファウルトラブルになってしまったのもだいぶ痛い。前半からのディフェンスのシステムを、梶原に負担がかからないように、梶原が少しでも休めるように、プラス、ファウルが込まないようにシステムをマンツーマンからゾーンに変えていたけれど、その中でファウルが込んでしまったのは痛かった。(きょうは)レフリーのファウルのラインが分かりづらいゲームだった。1年間頑張ってきて、第3者の手によって負けるなんて悔やんでも悔やみきれないから、そうじゃない。だけれど、向こうで取っているファウルをこっちでは取ってもらえなかったりしたので、審判と戦ってしまったところは選手たちにあったので、もう少し冷静にできたところもあったんじゃないかなと。(シュートの本数が少ないのは)出ている選手のシュートタッチが悪いとか疲労があるとか、例えばどこかにアドバンテージがあるとかを自分で勝手に解釈して、考えているっていうことだからすごいいいことなんだけれども、タッチが悪くてシュートを打ってはいけないなら下げるし。勝ちたいがゆえに難しく考えてしまったというのはあるので。(最後はとてもフレッシュなメンバーだったが)ミーティングでも言っていたけれど、3連戦の真ん中っていうことでもちろんあしたにつながるゲームをしないといけないし、いつ何時けががおこるか分からないし、コートに出して経験値を上げないと。あしたこそ勝たないとまずいので。運よく2巡目があるのと、きょうみたいな最後のミニッツの中で、下田、岸であったり、岩本っていう選手を、ただただ成長のためではなくてどんなトラブルでも対応していかないといけないと思ってやっている。あの子らも関大のバスケットのペースでバスケットをしてくれた。(大体大は)強いよ。強いけれど、結局のところトランジションバスケットをやっているチームだから、うちもトランジションバスケットをやっていて、多分ある程度走り合いになるんじゃないかな。(あしたの意気込みは)スリーポイント30本以上かな。打たないとあかんね」

▼森田主将
「きょうは出だし、自分たちで雰囲気良くしようって言っていて、スタンドも一緒に雰囲気を良くできていたと思うし、みんなが積極的にプレーできていたっていうのもあるから、多少は競れた。6点差か7点差、まだ射程圏内にあったけれど、後半相手も走ってきて、こっちも勢いがなくなってしまって、その時に消極的なプレーになってしまって、そこから相手に走られるっていう展開になってしまったから、あの時間帯の時に積極的にシュート狙いにいくとか、もう1回みんなで声出すとかをしないと、相手のペースでズルズルいってしまったから、そこは反省かなって思います。疲労はあったし、気落ちしていた部分はみんなあったと思うけれど、きょうはきょうで試合しないといけないし、あしたもあるわけだし、その一戦一戦が(全日本)インカレにつながるわけだから、緊張感を持って。もう負けられない。負けたら終わりっていう気持ちでやらないとあしたは勝てないと思うので、それぐらいの気持ちでやりたいと思います。(相手は近大だったが)チャレンジャーとしての気持ちでいけたところはあったと思うし、リーグ戦入ってから初めてってくらい出だしは良かったので、出だしを近大やからとかじゃなくて、どのチームに対してもチャレンジャーの気持ちとかそういうのを持ってやっていけたら出だしもっと良くなると思うから。近大に対するメンタルでどのチームに対してもやっていきたいと思います」

▼河野
「きょうの試合は、100点に近い試合だった。ただ相手が200点の試合をしてきた。もう一歩だったなって感じ。相手に2メートルの選手がおっていきなりツーダンクされた。それも全部想定の範囲内だったから、ほとんど驚くこともなかったしそれがチームに悪い影響をってこともなかったと思う。相手がリバウンド入ってくるってわかっててしっかりゾーンでボックスアウトを徹底して、リバウンドからのブレイクも出せたので前半はパーフェクトだったと思います。後半は、相手にシュートを決められてこっちがシュートが入らない時間帯が続いた時に粘れなくて心が折れかけてたっていうのがあった。そこを自分たちでコートの中で打開したら僅差になってたんですけど、そこを詰めれなかったからあの点差になったかなって思います。負けが込んでいて、みんなきのうもその前もずっと暗い顔で試合やってたから、そこの面に関してアップの前に自分がしっかりみんなに伝えていました。西日本の時のあの感覚を取り戻してやろうってその前のミーティングでもコーチ陣含めて全員が言っていて、それをやったら絶対いいパフォーマンスができると思って臨んだ。自分も良かったし、みんなもきょうは良かったと思います。大体大には全関(=関西学生選手権大会)の時の3位決定戦で負けてるし、近大にもきょう負けちゃったしいつも大事なところでリベンジを果たしたい相手に負けている。きょうのこのチームの勢いをさらに後半も継続してしてできるようにして、相手のキーマンもしっかり止めて、チーム一丸で戦ったら絶対勝てると思う。あしたこそホームで絶対に勝ちます」

▼竹村
「きょうは、前半はリバウンドとディフェンスが良くて頑張ってついていけた。後半もディフェンスは頑張ってたけど、オフェンスで足が止まることが多くてそこから速攻されたりして流れを持ってかれた。前半、いい入り方ができたのはずっとリーグ戦の中で入りが悪かったから良かったと思う。けど、それを後半でも続けていけなかったのは良くなかったと思います。一個パスミスしたことと、点が止まってしまった時に良いコールとかがあまりできていなかったことが自分の反省点。終盤はリングにアタックできたのは良かった。もう少し点を決めきれたら良かったかなと思います。最初に出た時は、チームがいい雰囲気でやってたから自分がミスしたら流れを持ってかれると思ったので、消極的になるわけじゃないけど自分も点を狙いつつしっかりチームオフェンスで作ろうと思ってやっていました。(大体大は)インサイドも強いけどガード陣も得点を狙ってくるタイプのチーム。しっかりディフェンスで相手のガード陣を止めて、オフェンスは自分の持ち味を出して、チームに流れを引き寄せるようなプレーをしたいです」

▼下田
「きょうはホーム戦の2試合目で負けてしまって、悔しいですけど試合前のミーティングできのう話して、きのうでだいぶまとまっていたと思うので結果は悪かったですけれど、チームとしてはいい方向に向かっていると思います。きょうは試合出ないかなって思っていて、でも一緒に出ているつもりでめっちゃベンチで声出してて。フリースローとかめっちゃシュート苦手だったんですけど田代さんとか日久さんとかに付き合ってもらって練習したので、きょうだいぶ成果が出て。日久さんと紳太郎さん(菅原紳太郎=文2)がけがしてしまって、ベンチとかで声出して盛り上げる人がいなくなってしまって、僕がその代わりをできたらいいなって。試合は負けてしまったんですけれど、できて良かったです。大体大戦は本当に落とせないと思うので、出たらきょうくらい頑張って、ベンチで声出して自分のやるべきことをやろうと思います」