【バスケットボール】ホームで白星挙げられず…。「やるべきことができなかった」

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◇平成30年度関西学生リーグ戦5日目対同大◇9月22日◇関西大学東体育館メインアリーナ◇

[第1Q]関大19-21同大
[第2Q]関大12-17同大
[第3Q]関大23-21同大
[第4Q]関大18-14同大
[試合終了]関大72-73同大

「しょうがないじゃすまされない」。試合後、森田雄次主将(人4)の口から重い言葉がこぼれた。関大のホーム3連戦の1試合目。慣れ親しんでいる関大東体育館に、同大を迎え入れての一戦だった。

自分たちのバスケットを見失い、大院大に大差で敗れてから2週間。「準備はしてきたし、3回負けたけれど気持ちは落とさないように気を付けていたし、この3連戦に気持ちは持っていけていた」(森田主将)。しかし、序盤からターンオーバーが相次ぎ、落ち着きのなさが目立つ。梶原聖大(情4)がオフェンスリバウンドやミドルシュートを沈めるも、同大リードの展開からなかなか抜け出せない。それでも、「ホームなので打ちやすかった」と、中谷颯吾(情3)のスリーポイントシュートでつなぎ、2点ビハインドで最初の10分を終える。


△梶原


△中谷

第2Q開始直後、中谷がドライブから2点をもぎ取り試合を振り出しに戻すが、ターンオーバーから失点すると、ここから一気に7点を献上。たまらずタイムアウトを要求するが、リバウンドを取り切れず、相手にバスケットカウントを奪われるなどさらに点差は開いていく。足立臣哉(人3)が中に切り込み応戦すると、河野拓海(人3)も連続得点で流れを引き寄せようとするものの、「いい流れの時に自分たちのミスで切ってしまうっていうところがあった」(尾﨑勇太ヘッドコーチ=HC)。再びターンオーバーからシュートを決められ前半を終える。


△足立


△河野

点差を広げられてスタートした第3Q。開始早々、相手にスリーポイントシュート、カットインを決められる苦しい展開に。リバウンドが中々取れない嫌な流れを変えたのは河野のシュートだ。1分に河野のゴール下シュートが決まると、河野のリバウンド奪取から森田のシュートが決まり流れは関大に。3分にも主将のチームを勇気づけるスリーポイントシュートでさらに点差を縮めると、秋岡和典(人2)も「点に絡みにいった結果」と連続で決め、観客を沸かせた。良い空気が流れる中、残り3分、この日最大の歓声が上がった。


△森田


△秋岡

良い空気が流れる中、残り3分、この日最大の歓声が上がった。1点差を追う場面で登場したのは、この日からベンチ入りした新将広(文4)。新が入ってすぐに森田がスリーポイントを決め逆転するもフリースローを決められ同点に。そんな中ついに待望の瞬間が訪れる。森田のアシストから新がゴールに叩き込み、歓声が響き渡った。新は終盤コートを去るが、ベンチ、スタンドはスタンディングオベーションで称えた。その後、再度逆転を許し、5点差で第3Qを終える。


△新

最後の10分は梶原のフリースローから始まった。序盤に中谷、秋岡、石野渉生(人4)と立て続けに決め追い上げを見せる。しかし、ここぞという場面でオフェンスファールを与えてしまい、暗雲が立ち込める。7分には森田の好ドライブからのシュートがバスケットカウントを誘い、決めればリードのところを決めきれず。直後にスリーポイントを決められ点差を広げられる。その後は互いに無得点の時間が続く。このまま負けるわけにはいかない関大は残り30秒、中谷が開幕戦を彷彿とさせるような同点スリーポイントを狙うも、リングに嫌われる。その後は梶原が倒れながらシュートを決め、残り1秒には足立が1点差に縮めるスリーポイントを決めるが、ブザーが鳴り響きタイムアップ。接戦をものにすることができなかった。


△石野渉(右)

今日の負けで4敗目を喫した関大。次戦は西日本学生選手権大会で激闘を展開した近大とホームで対戦する。近大は西日本インカレでは留学生パトリックらの活躍で優勝を収めた強豪だ。しかし、「自分たちのやるべきことをどれだけコートで表現できるか」(足立)。次戦こそ関大の全員バスケを見せつける。【文:宮西美紅・北島大翔/写真:谷満梨奈】

▼尾﨑HC
「先々週より良くはなっているんだけれどね。オフェンスの回数が多分いいのと、ペースは結構いいので負けたから悲観的になるゲームではなかったけれど、あれだけオフェンスのボールに対するミスと、ディフェンスのピックに対するミスが目立ったゲームだから、あれだけやったらそりゃいい形でやっても点は取れないし、失点はするんじゃないかなっていうゲームだった。自分たちのいい流れの時に自分たちのミスで切ってしまうっていうところがあって、先週まではどっちかというとミスにもならないプレーが多かったかなって。テンポとか、スペーシングとか悪かったけれど、きょうはいい形でいっているけれどミスが多かったっていう感じ。(1週空いていたが)自分たちの数字っていうのをしっかり出して、明確に何をしなければいけないかっていうのをちゃんと説明して、実際夏いい準備をしているその期間にできていたけれど今できていないよねっていうところの話をして、それをやらせようとした。良かったと思うよ、ハードにできていた部分も、タフにできていた部分もたくさんあったと思う。同志社っていうチームは戦術がそんなにあるわけじゃなくて、結局個々の能力でプレーするところが多いから。だから相手のやられたらいけないところに対して、ビデオ切っていったり、個人的なマッチアップを先に説明したりしてやってきたから、戦術の対策というより個人の対策をしていたかな。まず前半は打たれたらあかんシュートはあんまり打たれてなかった。ここ最近目立つのが前半すごい守りに入ってミスが多い。後半になると開き直ってやる部分があるけれど、やっぱりそこでもミスをしてしまうというゲームかなと思う。これまでのゲームでは前半に自分たちのテンポがうまくいかなくて、リズムがつかめなくて、後半に開き直って走りだすから後半にテンポが上がるので。入るか入らないかの競い合いをしていて、最後の最後で決め切れないという感じだった。きょうに関しては負けは負けだし、どんな形でも負けだけれど、流れのいい時にあれだけターンオーバーしてたら勝てない。ボールでのミスが出るのと、集中力が欠ける選手が何人かいるので。それがディフェンスによく表れているから。そこはやっぱりメンバーを変えないといけなくて、いつものメンバーとローテーションがずれてしまうという感じかな。(次戦は近大との一戦だが)やることは一緒じゃないかな、結局。近大と京産大っていうのは抜けていると思うし、でもこの間京産大といいゲームをやったあとに大院大戦でああなってしまったところがあるから、そこに対する怖さっていうのはあるよね。(この試合の)前半をつないだのは中谷で、後半テンポを持っていったのは足立じゃないかな」

▼森田主将
「この負けで(全日本)インカレは本当に危ないと思うし、どんな形でもやっぱり勝ちがない。内容が悪くても、どんな試合でも勝たないと勝負の世界では意味ないと思うから。勝ち切れないのは、きょうだったら原因は簡単なことだと分かっていて、簡単なミスとか、軽いプレーしたりとか相手にあおられて焦って適当なプレーをしてしまったりとか、もっと我慢してパスとかも丁寧にしないといけなかったけれど、きょうは本当に感情的になってプレーしてしまったと思うから。相手が強かったというのはもちろんあると思う。試合が全体的にバタバタしてたから、会場のあおりとかもあったし、両方ともトランジション早くしたくて早くしたくてバタバタして、感覚的にプレーして。トランジションでアウトナンバーのプレーでも、自分のコントロールできる以上のスピードを出してしまって、自分たちの制御できるスピードでアウトナンバーできていなかったから、1回のアウトナンバーのチャンスにみんなが気持ち高ぶってしまって、1回のチャンスで決めたくていつもと違うプレーになったりとかっていうのはすごい感じました。準備はしてきたし、3回負けたけれど気持ちは落とさないように気を付けていたし、この3連戦に気持ちは持っていけていたと思う。あとは勝つだけだったと思う。しょうがない…しょうがないじゃ済まされないけれど。コートの中で暗くなってしまっているところがあると思うから、もっと楽しんで。本当の意味で全員で戦わないと勝てないと思うから、楽しく勝ちにこだわりながら楽しく試合できたらいいなと思います」

▼新
「終始、ミスが多かった試合だなと感じた。中盤、外で見てる時も中で見てる時も感じたのは、コートの中の声が少ないということ。自分が出たときは、率先していこうと思ったけど、常に明るくやり続けることが自分たちの課題だと感じた試合だった。自分は先週まで上で応援してる立場で、声が足りないと感じていて、自分が試合に出た時にやれることが限られてくると思ったので、チームを明るく盛り上げることが自分の仕事だと思って仕事をした。明日は近大と試合で、相手は留学生もいるし能力が高い選手がたくさんいるが、自分たちは崖っぷちで絶対に勝たなければいけない試合なのでしっかり、チームで一丸となって頑張っていくことと、いつも接戦の後の試合がグダグダになるので、明日は三度目の正直というわけではないが、自分たちのチームを作って頑張っていきたいと思います」

▼足立
「出だしでバタバタしてしまって、自分たちの攻め、セットプレーがうまくできなくて、相手にリバウンド取られて簡単にシュート決められてっていう展開が最初からあったので、そこが一番の反省かなと思っていて。途中、巻き返して逆転したりもしたけれど、それはやっぱり個人の能力で取った点数であって、チームで取った点ではなかったので、内容的には本当に悪い試合だったかなと思います。勝たないといけないという気持ちをみんな強く持ちすぎて、いつもより『自分が』ってやってしまって、周りが合わせられなくてミスになったりしたから、それは今の反省点。3連戦迎えるということで、同志社の対策も結構やっていたけれど、試合始まってみたら相手のことを考えすぎていたっていうのもあって、自分たちのやるべきことができなかったかなって。1週空いて集中が切れていたとか、気が抜けたっていうのは全然なかったけれど、試合がいざ始まってみたら、なんかかみ合わないなっていうのは多分、チーム一人一人が感じながらベンチで見ていたり、試合していたりっていうのはあると思います。個人的にはそんなに近大に対して怖さとか、すごい差があるっていうのは全然思っていなくて、西日本(学生選手権)で負けたけれどいい試合ができたっていうことに結構自信を持っていて。でも相手も練習しているし、絶対強くなっていると思うから、とにかく自分たちのやらなければいけないことをどれだけ出せるかで、試合の流れが変わってくると思うから、それがいい流れになったら勝てる相手だと思うし、それができなかったら簡単には勝てない相手だから、自分たちのやるべきことをどれだけコートで表現できるかっていうのがあしたの課題かなって思います」

▼中谷
「全体的にやられたらいけないところで全員がやられていて、その中でも自分たちのオフェンスもうまくいっていなかったし、ブレイクが1個も出ていなかったし、それも原因で負けたと思います。1週空いて、もっとブレイク出そうっていう話をして練習していたけれど、いざ試合になった時にみんなブレイクしようしようとしすぎて、ハーフ入った後のオフェンスも全体的に急ぐ感じのオフェンスになっていたから、単発なシュートとか、簡単なセットで終わることが多くて、点数も伸びなかったっていう風に思います。(前半3本のスリーポイントは)ホームなので打ちやすかったです。いつもと同じ感じで打てるので。入って良かったです。あした(の相手)は西日本で惜しかったっていうのはあるけれど、また違う試合だし、気持ちの入り方とかも違うと思うので、リベンジするためにチームでもっとリバウンド取って走れるように。走った後に焦らずにもっとガード陣が声掛けてできるようにしたいと思います」

▼秋岡
「結構相手のセットが全部決まってて、こっちのディフェンスの緩さが出てしまったかなと思った。それで向こうが前半でリズム作れてリードできた分、後半の大事な場面で同大が余裕をもってプレーできていた。関大がきょうの同大の立場でプレーできるのがベストだが、きょうみたいな展開でも後半で作りなおして点差ひっくり返せるようにならないといけないとい思った。(第3Qの3Pシュートは)前半から行き切れていない部分があったので、しっかりやろうと思って、点に絡みにいった結果決まったと思う。新さんは4年生で、インサイドが抜けている中ありがたいし、頼もしい4年生が来てくれて良かった。きょうの試合は個人的にもチーム的にも入りが悪かったので、あした以降は入りからしっかり点に絡んでいこうと思う」