【テニス】悔しすぎる準優勝。王座でのリベンジを誓う

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◇平成30年度関西学生対抗リーグ戦第5戦対近大◇9月11日◇江坂テニスセンター◇
○ D1 柴野・島田2(6-4 3-6 7-6(6))1高木・恒松
● D2 山尾・大野(翼)0(4-6 3-6)2小野・西岡
○ D3 林・高村2(4-6 6-4 6-4)1松本・松田
● S1 林0(3-6 3-6)2松田
● S2 山尾0(4-6 5-7)2松本
● S3 高村0(2-6 4-6)2高木
● S4 大野(翼)1(0-6 6-3 (3)6-7)2恒松
● S5 島田0(2-6 6(3)-7)2西岡
○ S6 柴野2(6-3 6-2)0小野

● 関大 3-6 近大

5連覇をかけた戦いの相手は昨年と同様近大。どの試合も緊迫した試合だった。だが、攻めの姿勢を貫くことができず、準優勝と悔しい結果になった。

D3の林大貴主将(社4)・高村烈司(商3)は相手リターンに苦しむ。サーブを返され、ロブなどで得点を奪われた。互いに1ブレークずつ決め4-5での第10ゲーム。この勝負所でブレークを許し、第1セットを落とす。それでも、低く沈めたリターンや2人のネットプレーで強気を貫いた2人。第2、3セットは1ブレークを守り切り何とか勝利。勝ちが決まり思わず抱擁を交わした。

D2には山尾玲貴(商2)・大野翼(経2)組が出場。試合を通じて流れを掴みきることができなかった。春関優勝ペアの息のあった攻撃に翻弄(ほんろう)される。さらにいつもよりミスが多く、大事なところでポイントが奪えない。敗北した瞬間、山尾はうつむき、大野は手で顔を覆った。

D1は柴野晃輔(文4)・島田達也(人3)組。全日本インカレ3位のペアと夏関王者の近大ペアの戦いだ。1セットずつ奪い、ファイナルセットに突入。互いにキープが続き、5-4で迎えた10ゲーム目。あと1ポイントで勝利というところまで相手を追い詰めるも、サーブで崩され、勝利を決められない。さらに次のゲームをブレークされリードを許す。だが、2人は強かった。あとのない場面でも冷静に隙を見つけ、ストロークを打つ。ブレークバックに成功し、タイブレークにもつれ込んだ。タイブレークも一進一退の攻防が続く。勝負の行方は誰にもわからない。その場にいた全員が一球一球に息をのむ。最後はいつもの前に出るプレースタイルで相手にプレッシャーをかけミスを誘った。歓喜と安堵の声が上がる。関大に貴重な一勝をもたらした。

ダブルスの試合終了時間の都合により、S1とS2からコートに入った。

S1の林は、夏関の決勝で敗北を喫した松田と対戦した。林のサービスゲームで試合が始まる。得意のサーブで1ゲーム先取するも勢いは続かない。ラリーで相手のミスを待つも、相手の方が上手だった。コート全体をつかったテニスでポイントを奪われる。ベンチコーチに入った安積祐貴(商4)副将の「ここ一本いこう」という声に応えることはできず、無念のストレート負けとなった。

S2・山尾の相手は、春関決勝で敗れた松本。試合は相手のペースで進む。コートの前に出され、カウンターを決められた。第1セットを落とし、試合は第2セットへ。ここから山尾の反撃が始まった。相手との激しいラリーの中で、先に山尾が決める。仕切りにガッツポーズを作り声も出す。ゲームカウントは5-4。あと1ゲームのところでコート移動のため試合がまさかの中断。この中断で流れを失ったのか。約1時間後に再開となったが、1ゲームも奪えず敗退となる。

S6の柴野は新進のシングルス覇者である近大の小野と対峙(たいじ)。S1、S2が劣勢の中、4年生の意地を見せた。相手の強打にも持ち前のフットワークで簡単に拾い、ボールをつなげ相手を左右に揺さぶった。柴野のカウンターテニスに相手も太刀打ち出来ず。完勝で望みをつないだ。

S5島田の試合は、ストロークの打ち合いとなった。第1セットは、アウトボールが多く、2-6で落としてしまう。セット間のトイレットブレイクで切り替えられたのか、3セット連取する。だが、次のゲームでブレークを許すとそのまま3-5に。このまま試合が終了すると思われたが、隣のコートで試合をする大野翼の追い上げに比例するように、島田も粘りを見せた。いつもとは違い声を出し、気合いのこもった正確なショットを打ち6-6に。しかし、タイブレークにもつれ込んだ戦いは、ボールがネットに阻まれて終了した。

S4には大野翼。第1セットをなすすべなく落してしまう。第2セットからは調子を上げた。相手の鋭いフォアにも必死に食らいつきファイナルセットへ。隣の島田の粘りに応えるかのように、ファイナルセットでも声を絞りラケットを振り抜く。しかし、タイブレークでは初めに流れを奪われた大野。最後の最後で力尽きた。

S3の高村は全日本インカレシングルスで自身と同じベスト8の実績を持つ高木と対戦。チームとして3勝3敗の緊迫した場面でコートに上がったが、空気を変えることができず第1セットを失う。試合中に奥のコートで戦う島田が敗れ、近大に王手をかけられた。第2セットも相手にワンブレークを許し4-5と追い込まれる。0-40でマッチポイントを握られ2本凌ぐも、最後はレシーブがアウト。5連覇ははかなく消え、高村は手で目を覆った。

目線はすでに王座に向いている。関大テニス部は立ち止まらない。「打倒早稲田、王座優勝」。4月に立てたこの目標を果たすため、全員で残りの1カ月を走り抜く。【文/写真:遠藤菜美香・松浦智・三木勇人】

▼林主将
「ダブルスは良ければ3-0を狙っていて、2-1といういい形で回した。シングルスで5本取られたというのは、関大の弱さだったかなと思う。柴野は絶対に勝つと思っていたが、僕と山尾が最初に負けたのが悪い流れを生んだのかなと思っていて、S1は最後だと思っていたが、最初に入ってしまった分やはり主将として負けるにしてももっと長い時間コートにいた方が良かったかなと思う。(チャレンジャー精神で向かったいけた?)全体を見ると守りに入っている部分があり、近大の選手の方がコートの中に入ってアグレッシブにプレーしている選手が多かった。どこかで4連覇しているという意識があったのかもしれない。少しチャレンジしきれていない部分があった。今回もう負けてしまったので、王座ではもう向かっていくだけだと思う。明日から練習を始めるのでしっかり王座までに作っていきたいと思う。(リーグを入る前から近大を意識していた?)1年間意識してきた。能力的には関大の方が勝っていたと思う。ここ1番の勝負強さであったり、チャレンジャー精神だったりそういう部分で相手の方が勝っていたのかなと思う。(現段階での課題は?)個々にそれぞれ課題があると思う。はっきり見えた大会だったと思う。全体としてはやはりどこかひいてしまっていた大会だったと思う。1か月あれば、体も作れると思うし、1か月やり切れば変われると思う。成長するチャンスだと思う。この悔しさは絶対に忘れてはいけない。この悔しさを忘れずに、明日から集中して全員で王座を取りに行きたい。(チームで変えられるところは?)一球も気を抜いていないかだとか、最後のダッシュまでしっかりやっているだろうかとか細かい所だと思う。王座で優勝できると思うので、そこへ向けて迷いなく走っていきたいと思う。王座では絶対優勝する」

▼柴野
「今日のリーグ戦でとても悔しい思いをした。4回生にとっては最後の大会なので王座ではその借りを返したい。今日はほとんどの選手が泣いていたので最後笑ってやりきったと言えるように終わりたい」