【水上競技】眞野が4年ぶり自己ベスト。4年生、笑顔でラスト締めた!

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◇第94回全日本学生選手権大会最終日◇9月9日◇横浜国際プール

泣いても笑っても4年生はこれがラスト。集大成として挑んだインカレ最終日。B決勝、決勝ともに進出者は出なかったが、女子100㍍自由形で眞野美佳(人4)が4年ぶりとなる自己ベストを更新。最上級生の意地を最後まで見せた。

「めっちゃ嬉しかったです。やっと出せた、長かった」。泳ぎ切った瞬間、思わず渾身のガッツポーズが飛び出した。女子100㍍自由形予選。眞野が4年ぶりに自己ベストを叩き出した。前半、2位で折り返すも、得意のラストスパートで追い上げを見せると組内1位でフィニッシュ。試合後、「レースはあんまり記憶なくて」と振り返りながらも、最高のエンディングに顔をほころばせた。


△眞野

その後行われた100㍍背泳ぎには男女合わせて4人の選手が出場するも、予選を突破することはできず。そのまま、予選最終種目となる800㍍フリーリレーを迎える。

先に行われた女子には眞野、脇山遼(文4)、堀あずみ(法1)、中川麻子(文3)が登場。ベストには及ばずも、今シーズン1のタイムで眞野がバトンタッチすると、引き継いだ脇山もそれに応える。「眞野の4年ぶりのベストを見れて、とてもやる気が入りました」(脇山)。8継4年目の実力者がペースを保ち、そのままアンカーまで繋いだ。全体順位は22位。B決勝に進むことはできなかったが、握手を交わし、笑顔でレースを終えた。


△眞野


△脇山

男子メンバーは山口凌慧(人1)、澁谷鉄人(商2)、篠野司(法1)、大迫知永(経2)とフレッシュに挑む。山口が後半100㍍でペースを上げ、澁谷につなぐ。安定のスピードでライバルとの差を詰め、泳ぎ切ると、バトンは篠野へ。「自分の番が来るのが早かった」と初めての大舞台に少し圧倒されながらも、しっかりと仕事を果たした。最後はアンカー・大迫が意地を見せ、組順位9位でフィニッシュ。若き戦力たちが今後に期待の持てるレースを繰り広げた。


△山口


△篠野

怒涛(どとう)の3日間が終わった。B決勝進出者は1人、ベスト更新者は2人と、全国の壁はやはり高く、厚い。それでも、中心となってレースを引っ張った2、3年生、初の大舞台に挑んだ1年生、そして最後までチームをまとめ続けた4年生。全員で挑んだこのインカレは、きっと最高の夏を作った。「辛いことしんどいこと多いと思うけど、同期でまとまってチームを一つとして強くなれば良いと思う」(井田育城主将=法4)。頼もしい4年生の背中を、下級生は忘れない。バトンを受け継いだ新チームが、これから、まだ見ぬ景色を見せてくれる。【文:髙木満里絵/写真:竹中杏有果】

▼井田主将
「この試合はそれぞれみんな目指してたものがあって、それを達成するのが目標でした。一番の目標はみんな自己ベストを更新することと、それぞれ決勝、B決勝に進出することやったんですけど、それぞれ達成できた人できなかった人っていうのがいて。スタッフの方々がいつもサポートして下さってて、最後石坂先生(=石坂喜一ヘッドコーチ)とも話したんですけど、やっぱりこの試合に合わせるっていうのは難しい、毎年そこまでいい成績を出せていないのが現状なので。この試合も、移動とか台風とかあって難ありの試合で、関西勢があんまりやったり、うちのチームもタイムもそんなやったんですけど。でも4年生は楽しくやってくれましたし、1年生はリレーの時緊張してるなっていう感じで(笑)。2年生3年生は経験の多い選手が多いんで、そこに関しては試合自体を楽しんでくれたかなと思います。(主将として1年間引っ張ってきてどうでしたか)僕が初め主将をするってなった時に、競技力では引っ張れない中でどうやってチームを引っ張るかっていうのが1年間の課題でした。もちろんチームを強くしないといけないし、チームをまとめないといけないしっていうところが(特に課題だった)。背中で見せるタイプは(周りが)付いてきてくれると思うんですけど、僕の場合はそれ以上に苦労した点は多かったかなと思います。ただ、主将をやって見て思ったんですけど、自分が思ってる以上に、主将として扱ってくれるチームが本当に大切。僕自身主将らしくなくて、競技では引っ張れないし、特別何か長けてるわけでもないし。本当に支えるって感じでやらせてもらったんですけど、そんな中でもそれを主将として受け入れてくれて、主将として接してくれたチームメイトに感謝しかないです。僕の場合は一人でチームをまとめることができなかったと思うので、同期同士でそれぞれが足りないところを補いながら、そして4年生が集まったら、チームになった時に強くなれるようにというところで、本当にまとまった同期に僕自身助けられましたし、本当にみんなのおかげで運営できたなと思っています。僕は何もしてないんですけど、それを主将として受け入れてくれた。(後輩にメッセージは)今、関西大学は徐々に戦力がついてきて、関カレではリレーでもいい結果残せるようになってきて。男子は鉄人(澁谷)中心に。女子に関しては去年の理加さん(高木理加=17年度卒)が抜けて、スーパースターみたいな選手はいないんですけど、少ない人数の中でも安定した成績を残してくれてるのは後輩が育ってきててたくましいなと思うし、問題ないなって思います。これからは3年生が引っ張っていってくれると思うんですけど、どの人も言ってるように、辛いことしんどいこと多いと思うけど、同期でまとまってチームを一つとして強くなれば良いと思うので。個人個人が強くなって、それでチームとして強くなれるようにまとまって欲しいなと思います。僕たちは本当に何もしてないけど、後輩たちには感謝しかないし、それは僕だけじゃなく、4年生全員が思ってることだと思います。(楽しかったですか)楽しかったです。最初の頃は、主将としてみんなにどう接すればいいかわからなかったんですけど。スポーツの世界では、競技能力があったり人間性があったりを含めてそれが主将って思う自分もいて。ただリーキャンとかやって色々経験する中で、自分の強みを生かして主将をしてきたっていうのが僕の中では一つ成長できたなと。僕の強みっていうのは絶対背中では語れないし、サポートに回る感じなんですけど、そういう風にやってきました。男子は1年間目標にしてた関カレ5位っていうのは達成できなかったですけど、それを達成できる目前のところまできて、なおかつ後輩には最低限度の良い舞台をチーム運営という形で貢献できたっていうのはものすごく僕の自信になりました。世界に一人しかこの主将っていうのは任せてもらえないと思うんで、それに恥じないように頑張ってきたつもりです。(来年は)森本健太(=環都3)が主将で、頼りになる存在なんで、それを筆頭に頑張ってもらいたいなと思います」

▼眞野
「(最後の個人種目でベスト)本当にずっと目標にしてたんで、すっごい嬉しかったし、前のベスト出たのが高校3年生の夏のジュニアオリンピックで、そっから4年ぶりのベストで。やっと出せた、長かったって感じです。(渾身のガッツポーズが出ましたね)めっちゃ嬉しかったです。(最後追い上げを見せましたが)レースはあんまり記憶なくて(笑)。ベスト出したい!だけ思って泳ぎました。ベストは絶対出せるっていう自信を持って泳いだので、出てるとは思ったんですけど、実際タイム見たときはほんとに嬉しかったです。最後のインカレはほんとに楽しいの一言。大学4年間、辛い事の方が多かったんですけど、やっとベスト出せて。ほんとにやっと。いろんな方々に支えられて、ほんとに応援してもらって。レース前もレース中もレース後もいろんな方々に応援してもらってるなあって感じれた試合でもありました。4年間頑張ったなって思いと、感謝の気持ちでいっぱいです。素直に試合を楽しめた3日間でした。(脇山さんも、眞野さんのベストを見て頑張れたとおっしゃっていました)(脇山が)レース終わった後すぐに来てくれて、一緒に抱き合って涙流して。こうやって一緒に喜んでくれるっていうのも嬉しいですし、遼(脇山)がいなかったらここまで頑張れてなかった、しんどい時期は乗り越えれなかったので、感謝の気持ちでいっぱいです。リレーはベスト狙いたかったんですけど、ちょっと難しかった。でも今シーズン一番早いタイムで、しっかり自分の力出し切れて、しっかり遼につなげたのは良かったと思います。(後輩に向けては)みんな力もってる選手ばっかりなので、自分信じてしっかり頑張って欲しいなっていうことをしっかりやって欲しいです」

▼脇山
「8継は4年間出ているのですごい思い入れが強くて。今年は個人種目も切れなくて8継だけになってしまったんで、今までないくらい気持ちが入ったリレーで、終わった時にはホッとした気持ちとさみしい気持ちがありました。水泳人生の中でこうやって8継で終われたっていうのがとても幸せだなという風に感じます。個人としてはタイムは全然だったんですけど、最後までしっかり泳ぐことができたのでそれは良かったかな。会場に来るまでは全然最後って感じしなかったんですけど、やっぱりレース前に同期の眞野のベストを見て、頑張らないといけないなっていうのと、同期は(プレーヤーが)女子2人なんで、最後に(眞野の)4年ぶりのベスト見れて、とてもやる気が入りました。みんなに頑張れって言ってもらえて良い終わり方やったなと思います」

▼喜來
「(昨日のベストタイムが出たレースを振り返って)初めての全国大会だったので、すごく緊張しました。でも、2日目の200㍍バタフライでは初日よりも緊張せずに泳げたし、良い経験ができたと思います。自己ベストも更新できて、こういう大きい舞台でタイムが出せたっていうことはとても嬉しかったです。これからもっと泳ぎを改善して今よりも速くなって、全国で通用する選手になれるように頑張りたいです」

▼篠野
「(初のインカレはどうでしたか)緊張してたんですけど、同期の山口がすごい緊張してたのを見てたのを見て逆に少し落ち着きました(笑)。初めてで、すごい自分の番が来るのが早かった。圧倒されたんですけど、初日からいい雰囲気で会場に入れて、ある程度自分のレースはできたかな。半分満足です。シードの大学がすごい良い雰囲気と良い盛り上げ方でやってるのを見て、そこは純粋に羨ましいなと思ったし、そういう風に関大ももっていけたらいいなと思いました。今年はリレーだけやったんで、来年は個人種目も出たいですし、まずは関カレで決勝残ってインカレでも活躍できるように。関大は澁谷さんだけじゃないってところを見せて行きたいなと思います!」