【バレーボール】全員バレーでつかんだ!44年ぶり1部昇格!

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◇2015年度関西大学連盟秋季リーグ入替戦対同大◇11月1日◇桃山学院大学総合体育館◇

【第1セット】関大10-25同大
【第2セット】関大25-23同大
【第3セット】関大26-24同大
【第4セット】関大37-39同大
【第5セット】関大15-12同大
【セットカウント】関大3-2同大

大接戦の2部秋季リーグを勝ち抜き、優勝を成し遂げた関大。そんな歓喜もつかの間、次なる快挙達成に向けた挑戦が幕を開ける。約半世紀ぶりの1部昇格を懸けた戦いだ。新チーム発足直後から目標として掲げ、追い求めた夢の舞台。4年生最後のリーグ戦で有終の美を飾ることが出来るか。会場にはバレーボール部女子の部員も駆け付け、スタンドは関大応援団で埋め尽くされた。

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緊張感が漂う中、運命の一戦がスタートする。

悲願達成に向けて、いつになく気合が入る関大。しかし、今日の相手は秋リーグで1部全敗ながらも、レベルの高いチームとの対戦を経てきた同大だ。第1セット序盤、選手たちの思いとは裏腹に相手の猛攻を食らった。スピードに乗った攻撃にブロックが付ききれず、相手のアタックが次々と決まる。強烈なサーブにも苦しみ、手も足も出ず、10-25で第1セットを落とした。

1部昇格に暗雲が立ち込める中、選手たちだけはあきらめていなかった。「あれだけ完璧にやられたので、逆に切り替えることができた」と永田主将が振り返ったように第2セットから息を吹き返す。時井の目が覚めるようなアタックなどで、この日初めて連続ポイントを挙げる。しかし、同大も粘り強く取り返し、一進一退のまま試合は進んだ。21-20で迎えた終盤、ピンチサーバーとして登場した中村がサーブで崩し、3連続得点を呼び込む活躍。

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また、時井、西澤のブロックが勝負どころで飛び出すなど、しっかりと得点を奪った。セットカウントをタイに戻して、第3セットに突入する。

第3セット以降は関大が目指す、楽しむバレーボールを展開。コートの選手はコミュニケーションを取り合い、ベンチ、スタンドからは絶えず選手たちに向けて声援が送られた。全員で戦い抜く姿勢を重要な一戦で存分に見せつける。それが結果として表れた。22-24とセットポイントを握られる苦しい展開の中、選手がコートで躍動。1年生・時井が立て続けにスパイクを決め、最後は横山のブロックが決まった。驚異の4連続ポイントでこのセットも奪い、ついに王手を懸ける。

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勝負の行方を大きく左右する第4セット、両大学の意地と意地がぶつかりあう白熱した戦いとなった。永田の必死のレシーブなどでボールをつなぎ、長いラリー戦を繰り広げる。

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両者一歩も引かない戦いは、37-37までもつれ込んだ大接戦。死闘を尽くしたものの、最後はミスが続き37-39でこのセットを落とす。1部を懸けたし烈な争いは最終セットにまでもつれ込んだ。

完全に勢いを取り戻した同大が最終セットも関大に襲い掛かる。15点マッチの第5セットで5-7とリードを許した。しかし、ここからが圧巻、チームを支えた衣笠の得点を口火とし、セッター・佐藤のアタックが決まるなど6連続ポイントで逆転。大歓声で場内が沸く中、最後はチームのポイントゲッター・時井がスパイクを決めて、試合終了。

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その瞬間、悲願の1部昇格が決まった関大。選手たちはガッツポーズで喜びを爆発させ、歓喜の輪が広がった。

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試合後、岡田監督が胴上げされるなど、44年ぶりの快挙に浸った選手たち。

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「本当にうれしい。全員で楽しんでできた」と永田は喜びを語った。今日の試合では、コートの選手たちの活躍はもちろん、ベンチ、スタンドの選手たちも試合前の練習などできっちりと1人一役を担った。

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そんなチーム力が昨年の2部昇格に続く、快挙達成を支えた。関大バレーボール部の勢いはまだまだ止まらない。来季以降も快進撃を続ける。【高橋良輔】

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▼永田主将
「本当にうれしい。4セット目は勝つことを意識し過ぎて落としてしまったけど、勝ててよかった。ここまでチームとして順調に来たわけではない。いろいろあってバラバラになったこともあった。でも、今日は全員で思いを1つにしたからこそ、1部昇格をつかみ取れたと思う。今日は勝つことよりも楽しんで自分たちのバレーをしようとチームで言っていた。 1セット目は完璧にやられ過ぎて、逆にうまく切り替えることができた。コート内でもしっかり話してコミュニケーションも取れていたし、勝ちたいという思いが前面に出ていたと思う。4セット目は接戦を落としてしまったけど、全然だめという雰囲気はなかった。試合前からこっちは2部優勝で同大は1部で全敗。絶対に勢いは負けていないと思っていたし、不安はなかった。来季からは夢に見た1部の舞台。今出ているメンバーも多く残るので、さらに上を目指して欲しいし、ここに満足しないで欲しい。期待している」

▼佐藤
「とりあえず楽しむだけ。あまり勝てると思っていなかったけど、勝てて驚いている。リードされていても気持ちで負けなかった。みんなで1つになっていた。1番良かったのは2セット目に23-24から3連続ポイントで逆転したところ。自分のトスは良くなかったけど、トス以外ではチームに貢献できたと思う。来年は1部。次のリーグまでに練習して準備したい」

▼衣笠
「相手も強いけど、思いっきり自分たちの力を出したら勝てると思ってやった。勝ったけど、まだまだ足りない部分も多い。1セット目はみんな硬かった。あれだけやられたら、もう失うものはない。思いっきりやるだけだった。4セット目はチームとしては乗れていたけど、相手が1枚も2枚も上手だった。勝負どころで決めきれていない。1部昇格は44年ぶりで実感が湧かないけど、1部へ行ってもすぐに2部に落ちることなく、あがいていきたい。自分の代でより上を目指せるチームつくりをしていきたい」

▼西澤
「4セット目は取らないといけないゲームだった。何度も勝ち切れるところがあったけど、最後に勝てたので良かった。スパイクは自分の得意な部分だったけど、今日はあまり良くなかった。でも、ブロック、サーブの得意ではない部分でチームに貢献できて良かった。1部に挑戦するのはここ何年では経験がなかったこと。みんなでまとまって戦えたことが一番良かった。来年からは1部での試合。関大の名前を少しでも広めることができるように頑張っていきたい」

▼村上
「うれしい。本当にそれだけ。(ピンチサーバーでの出場が多かったが)みんな頼もしい存在なので安心してコートの中に入れていた。自分のプレーで雰囲気を変えることができたらと思って、いつもプレーしていた。今日はみんなが気持ちを1つにして楽しんでプレーできていたと思う。ベンチも1つになれていたし、関大バレーを体現できていた。来年からは1部になるけど、関大らしさを忘れずにみんなで頑張っていきたい」

▼時井
「4回生がずっと1部と言っていたので、なんとしてでも4回生のためにと思っていた。1回生なので、あまり何年ぶりとかの意識はなかったが、OBの方々に言われていたので達成できて良かった。1回生だけど試合に出させてもらっているので、期待に応えたいといつも思っていた。特に主将の永田さんが拾ったボールは絶対に決めるという思いだった。今日は今までの試合で一番楽しかった。でも、4セット目の苦しい場面で決めきれなかったのは悔しい。来年からは1部の舞台。楽しんでやれば結果はついてくると思っている。そこをしっかり意識して、自分たちのバレーを心がけてやっていきたい」