【テニス】シングルスに出場3回生が全勝!姫大に4-1でリーグ2連勝!

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◇平成30年度関西学生対抗リーグ戦第2戦対姫大◇9月5日◇江坂テニスセンター◇
● D1 越野・大野菜 0(3-6 3-6)2 岸上・堺
○ D2 橘・鎌田 2(6-1 6-2)0 藤原・宮田
○ S1 越野 2(6-4 7-6(3))0 藤原
○ S2 沈 2(6-3 6-3)0 堺
○ S3 鎌田 2(2-6 7-6(2) 7-6(7))1 岸上
○ 関西大学 4-1 姫路大学

開幕戦を5-0勝利と好調なスタートを切った関大が第2戦で相まみえるのは関西学生大会でも上位に名を連ねる選手が多い姫大。昨日の台風の影響で電車が遅延したため,予定より約1時間遅れた11時40分に試合が始まった。

第1戦に続き、D1には越野菜摘(文3)・大野菜々子(社2)組が出場。相手のペースで試合が展開された。サーブ、ボレーに翻弄(ほんろう)され、ストロークを2人の間に打たれる。いつもよりネットミスやアウトボールも多く、大事な場面で点を決められず、ストレートでの敗北となってしまった。

試合前に「自分たちが先に終わらせて流れを作っていこう」と話し合ったD2の橘彩音女子主将(経4)・鎌田琴衣(社3)組。「結構良かった」と橘が語るように終始主導権を握り、優位に試合を進めていく。サービスゲームを一度も落とすこと無く完勝。試合後には勝利の笑顔が見られD2としての役割を果たした。

1勝1敗で折り返し、シングルスに突入。越野と握手を交わし、鎌田に声をかけられコートに入ったS2沈清河(法3)。相手は3月の新進の決勝で敗北を喫した堺(姫大)だ。左右に動かされるも、食らいつき第1セットを先取し迎えた第2セット、序盤は沈がリードしていた。しかし相手も新進王者、意地を見せ粘る。試合を決めることができない。最後はベンチコーチの橘の「思い切っていくよ」という声に沈は頷き、勝利を収めた。

ダブルスの敗戦からシングルスに向かったのは越野。気持ちの切り替えが難しい中でも、「シングルスで勝ったら帳消し」というチームメートの言葉を胸に「冷静にベストなコンディション」でコートに入った。対する相手は昨年全日本インカレシングルスベスト8にも入った実績を持つ藤原。先に越野がブレークし2-0とするが、すかさず藤原もブレークバックに成功し2-4。だが、ここから越野が一段ギアを上げ4ゲーム連取で第1セットを奪う。

第2セットも一進一退の攻防が続き5-5に、ここからコート変更になり、コートを移したところで隣で試合をしていた沈が勝利を収め、王手をかけた。「自分に懸かっている」(越野)。だが高ぶりすぎることはない。体は熱く心は冷静だった。しつこく粘ってくる相手に緩いボールを使い、相手に強打させてから展開を広げ、藤原の嫌な状況に持っていく。勝利を収めると、試合途中からベンチコーチに入った橘と抱き合い喜びを分かち合った。

大逆転劇を成し遂げたのは鎌田だ。リーグ戦では初めての単複出場でS3として試合に臨んだ。だが、序盤は「相手が良かった」と鎌田。ファーストセットを失い、第2セットも1-5で15―40と窮地に追い込まれた。しかし、ここで2本凌ぐと、「マッチポイントのときのポイントの取り方が分かった」(鎌田)。また、隣で試合をしているコートの越野が接戦、沈のスコアは分からなかったため、「最後まで絶対自分が絶対諦めないように意識した」。

フォアの逆クロスが得意な相手に対し、バックを狙い、正クロスに打たせようと配球した。1-5から5-5に追い付き、コートを変更。コート変更後は関大の勝利が決まったため、「楽に試合に臨めた」と鎌田。第2セット、第3セットはタイブレークで、特に第3セットはタイブレークの3ー6とまたも相手にマッチポイントを握られていたが、振り切った。主将の橘も「鎌田が勝って4-1で終えられたのは良かった」と労った。

開幕戦よりレベルの高い相手との戦いになったが4-1で快勝した関大。特に、シングルスに出場した3回生が全勝の活躍を見せ勝利に大きく貢献。「頼もしいです」と橘も大きく信頼を寄せる。次戦は関大と同じくリーグ戦2連勝中の園女大と対決。昨年も3-2と接戦の末なんとか倒した難敵だ。「みんなで戦っていけたらいい」と主将。選手も応援も一体となって勝利をもぎとる。【文/写真:三木勇人・遠藤菜美香】

▼橘女子主将
「今日は結構厳しい試合になると思っていた。4-1で勝てたのは大きかったし、最後鎌田が勝ってくれたのもそうですけど、沈が良い流れを作ってくれたのが良くてだから、最後鎌田も勝ってくれた。リーグ戦なので、鎌田が勝って4-1というスコアで終えれたのは良かった。(自身のダブルスは?)結構良かったです。隣のコートの方が厳しい戦いになるとは分かっていたので、無駄に焦らずにしっかり勝ちきりたいと思っていたので、自分たちが先に終わらして流れを作っていこうと言っていた。(シングルスのベンチコーチには沈の方に入った)本人が不安が大きかったっていうのと、キーになってくるところだったので。普段は越野の方に入っているんですけど今日は取りあえず『沈の方入るわ』って言って入りました。(3回生のシングルスが全勝)頼もしいです。3回生に全部任せちゃって申し訳ない。メンバーがまだ他にもいるので気持ち的な余裕があるのは大きい。(次戦は強豪・園女大)D1は夏関優勝していて勢いに乗っている。D2をまずはしっかり取って、D1もしっかり戦えば取れない相手ではないので今までと同様ダブルスで勢いをつけて、シングルスも出る選手が頑張ってほしい。今年は応援も例年に比べて多いのでその声も聞いて、みんなで戦っていけたらいいと思います」
▼鎌田
「(試合が終わって率直な気持ちは)みんな寝てないかなっていうのを心配していました(笑)。3-1で(勝負が)決まっているところで入ると大体気が抜けたりするんですけど、みんなを飽きさせないようにっていうのはファイナルは頑張っていました。(序盤は劣勢だった)マッチポイントを7本ぐらい凌いだんですけど、最初はセカンドセットの1―5の15―40でそのときにしのいだ2本でもうマッチポイントのときのポイントの取り方が分かった。気持ち的には楽に試合をしていた。(隣のコートの越野が接戦で負けられない思いが強かったか?)沈が全然スコアが見えなくてどっちが勝っているか分からなかったので、もし沈が負けているって考えて自分に懸かっていると考えたらどうしようと思って最後まで絶対、沈が負けていてもいいように自分が絶対諦めないように意識した。沈が勝って、越野が勝ってくれたので(コート変更後)楽に入れた。(2人の勝利が大きかったか?)そうですね。自分に懸かんなくて良かった。(気持ちが切れそうにはならなかったか?)ファーストセットはものすごく相手が良かった。いつか崩れる選手だとは思っていたので崩れてくれて良かった。まだ2回戦で最終戦とか勝率が一緒のときにこういう一戦はものすごく大事になるのでそういうことを考えたときに自分が勝たなきゃいけないなという思いはありました。(単複任されたがいつもと気持ちの変化は?)なかったですね。インカレから自信を付けていますし、自分はもう勝てない相手はいないと思っているので、そういう気持ちを持ってからはシングルス、ダブルスだけでも取るっていう強い気持ちがありました。(相手のフォアが良かったが)逆クロスがものすごくうまいので順クロスにさせたり、相手のバックを狙ったり、なるべくフォアの逆クロスを打たせなくして逆クロス一本ミスしたら、ミスが増える選手なのでそこを考えていた。(今日のような勝ち方の経験は?)あんまりないですね。貴重な1試合になった。レモンのジュースは母親に素みたいなのを作ってもらっていてそれに水を入れているだけなんですけど、結構スポーツドリンクが苦手で夏バテ対策として6月ぐらいから飲み始めています。水だけ、お茶だけだときついのでそういうときに飲むと結構元気になる。(次戦への意気込み)今日の相手同様強いですけど、全然勝てる相手なので絶対引かないことを意識して絶対5-0で勝てるようみんなでまた頑張りたい」

▼沈
「シングルスのオーダーをどうするかっていうので昨日結構悩んでいた。私が今日戦った相手は新進のときに負け相手だったので、勝ったことのある大野を当てるか、鎌田や橘さんを出すのか迷っていた部分はあった。(ダブルスとシングルスの間に)鎌田と『S2とS3で2本取ろう』という話をした。1回負けている相手だったので自信は無かったし、プレッシャーは感じたけど、こういう大きな舞台でリベンジできる機会を与えてもらえたので、生かすしかないと思った。新進よりも成長できているかということが確認できると思って試合に入った。橘さんのベンチコーチは負けているところを見たことがないので、心強かった。ベンチからの声は力になる。(次戦の園女大戦は)出るならS2になるんですけど、S2はS1とS3に結構影響を与えると思うのでシングルスにいい影響を与えれるように、ダブルスが1-1でも、0-2でも、2-0でも自分のテニスに集中したい。チームメイトに『私も頑張ろう』と思ってもらえるように戦っていきたい」

▼越野
「ダブルス(の敗戦)が本当に悔しくて。チームメートが頑張ってシングルスで勝ったら帳消しやからと言ってくれたらから勝つしかないと思っていた。でもテニスをするのでそこは冷静にいけてベストのコンディションで入れた。(シングルスの前に山本コーチと話していた)結構溜め込んじゃうので、それをはき出せてくれた。試合の振り返りをしたりして。なぜ負けたか分からないのが一番嫌でそれが消えてシングルスに入れた。鎌田や沈のスコアを見ていた。沈の方はちょっと飛んだりして(見ていた)。状況的には鎌田が落として1-5だった、でも沈はファーストを取って4が見えたからこれは沈が勝つんや。これは(自分に勝敗が)懸かるんや。でもダブルスの分の悔しさを晴らそうと思った。(ファイナルセットには)いきたくなかった。明日からも試合はあるわけでここで体力を消耗したくもなかった。(相手にボールを打たせるような緩いボールも活用していたが)打ってからむこうが結構走りたがっていて、取って、取っての選手だったので打たせたからの展開を考えていた。打ちにいくと体力も削られるし、守って、守っての方が意外と楽。相手の打ったところでカウンターとかも狙っていた。(4-1勝利は)大きい。3-2で勝つより、勝率や相手への威圧も違ってくる。そう思えば今日の4-1っていうのは最後まで鎌田が戦ってくれて、あんだけマッチポイント凌いですごいと思った。(次戦への意気込み)すごいタフな試合になると思うし、小池は夏関単複優勝している。向こうのミスは期待できないし、良い状態で相手が入ってくるのは分かっている。そこに対してどういう風な策を練っていくか。ただどれだけ相手に勢いがあってもやるのはテニス。しっかり頑張っていきたい」