【拳法】髙丸が全日本個人戦制覇!

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◇第31回全日本学生個人選手権大会◇10月25日◇名古屋市枇杷島スポーツセンター◇

【女子の部】
1位 髙丸

【男子の部】
ベスト8 山口、田中、赤堀、上垣内(うえがいと)

昨年は女子がベスト4を独占し、全日団体4連覇へ弾みをつけた今大会。今年は女子の部で髙丸が総合選手権を制した勢いのままに学生チャンピオンに輝いた。男子の部では山口など若い力が台頭。4人がベスト8に入った。

女子の部では藤原などが1回戦を突破したものの、ベスト4にたどり着くことができない。そんな中で髙丸は序盤から持ち味を発揮し、組み技で勝利。2回戦の相手は立命大のルーキー・岡崎だ。1本を先取したものの、すぐに組み技で返されてしまう。「自分から崩れていって取られたので、落ち着いてやろうと思った」と冷静に試合を展開し、強敵を下した。その後は課題であった場外警告を相手から奪う場面もあり、貫禄の戦いぶりで決勝進出を果たした。決勝戦も、前に出る戦いで相手を圧倒。組み技で2本を奪い、全国制覇を果たした。

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男子は山口が1回戦を30秒ほどで突破すると、3回戦も胴膝が綺麗に入って1本勝ち。4回戦では得意な組み技を狙いにいくも、うまく逃げられてしまう。それでも中盤から蹴り技と組み技で2本を先取。ベスト4入りはならなかったものの、健闘した。

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田中は序盤から組んで倒す戦い方で次々と勝ち上がる。4回戦では植田と対戦。組み技で1本を奪い、残り30秒に胴膝で2本目。「普段から教えてもらっている技を出せてよかった」と収穫を口にした。

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赤堀は2回戦、押さえ込み面膝で1本を奪うと、残り30秒で相手の面蹴りをかわして組み技で勝利。3回戦も「狙っていた通りの左カウンターが打てた」と相手を圧倒した。しかし、準々決勝で1―1と取り合った試合の判定で敗北し、3位入賞とはならなかった。

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上垣内は立ち技で勝ち上がり、3回戦で稲村と対戦。股蹴りで1本を先取するものの、直後に胴蹴りで同点に戻されてしまう。そのまま互角の戦いぶりを見せると、判定で勝利を勝ち取った。続いて強豪・立命大の赤井と対戦。1分で面蹴りを決めたが、相手の勢いに押され、場外警告を受けてしまう。それでも、気迫のこもった面突きでベスト8入りを決めた。準々決勝は開始早々に組み技で1本先取されてしまう。残り1分を切ったところで蹴り技を決めたものの、「勝てるものだった」と体力が切れてしまい、胴蹴りで敗れた。

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男子の下級生が躍動し、4人が入賞。女子は髙丸が変わらぬ強さを見せた。今年最後の大舞台は11月の全日団体だ。目標である男女アベック優勝に向けて突き進む。【笠井奈緒】

▼髙丸
「総合で優勝できて、一ヶ月の大会。今日は学生だけになるので、優勝しないといけないと思っていた。2回戦から岡崎さん(立命大)と当たって、組み合わせ的にいろんな人と当たった。しょっぱなから詰めていかないとと思っていた。最初も体が動かなくて、岡崎さんに1本取られたのも自分から崩れていって取られたので、落ち着いてやろうと思った。駒井さん(同大)とやったときは全体的に前に出る意識はあったが、うまく場外警告をもらえたのが良かった。今回はコートが狭かったのもあるが、場外をうまく使えなかった。前に出るばかりじゃなくて、どうやって攻めるか。慣れてる子も多いので、詰めていかないといけない。(団体戦に向けて)去年まで女子は連覇できてる。今年は男子も頑 張ってて、西日本も優勝しているので、みんなで5連覇に向けて頑張っていきたい」

▼山口
「ベスト8で高村さんと当たる可能性があったので、そこまで頑張って勝とうと思っていた。でも、高村さんが負けてしまって、もう一回勝ちたかった。(意識していた試合は)小枝さん(早大)とやった試合。自分とタイプが似ている。(意識したのは)魅せる拳法。後輩も増えてきて、後輩に手を抜いてたら弱くなるので、後輩にも真剣に、自分の練習を意識した。泥試合になったときに、しんどい練習をしてきたから気持ちで負けずに、最後勝てるようになった。自分は組みが得意で、前拳のジャブで距離を離されたら詰められない。そこの対処が課題。ベスト4に入った選手は決め技がある。絶対取れる技を作る。(全日団体に向けて)団体戦のメンバーのうち6人はいつも4年生で、残り1枠を争 っているのが今日ベスト8に入ったメンバー。いつも出ていないようなメンバーも使ってもらえる。絶対優勝したい。来年は個人も優勝したい」

▼田中
「今年はこの大会が初めてだった。レベルが高い選手が集まっているし、勉強の意味も込めて臨んだ。(意識していたのは)植田さん。力が強いし、いつも稽古をつけてもらっている。普段から教えてもらっている技を出せてよかった。全試合で前に出る姿勢を出せた。大市大の高谷さんは組みを逃げるのがうまくて負けてしまったので、立ち技の人と戦うことに意識してやりたい。ベスト8に入れたのは収穫。団体戦は先輩と出来る最後なので、優勝したい」

▼赤堀
「関学大の谷さんが出ないことが前から分かっていたので、ベスト8を目標にしていた。最後にやった原田さん(明大)を倒したかった。とにかく速くて、左の本拳のスピードとカウンターの面突きがすごい。自分は前拳のジャブを当てて警戒しているつもりだったが、出してるだけで消極的に見えたのかもしれない。3回戦は狙っていた通りの左カウンターが打てた。2本目の組みも練習通りの投げができた。原田さんとやったときは監督と練習したガードしながらの戦いができていなかった。監督にも指摘された。前拳をどう使っていくか考えるのと、決め技がないので絶対に取れる技を作る。(収穫は)今まで取れなかった技で1本を取れるようになったこと。面蹴りや、横のフックは自信になった。 団体戦が次の大きな試合だが、レギュラーとして出れるように頑張りたい。西日本の時みたいにしっかり1本取って、レベルの高い選手なら引き分けを狙うなど、頭を使った拳法をしたい」

▼上垣内
「先月の総合選手権で自衛隊に1回戦で負けた。このことをバネにして、自分はどこが足りていないか見つめ直すことが出来た。(立命大・赤井との対戦について)上のレベルとあたることで、チャレンジャーの気持ちで勝っていくことを意識した。3回戦で先輩とあたって勝つと、来月の団体戦へのアピールポイントになる。だからベスト8に入りたいと思っていた。負けてしまったベスト4の試合は、勝てるものだった。体力が切れてしまったのが課題。来月の全日に向けて、前に出るという自分の拳法スタイルで1本取れるようにしていきたい。1回生は追われるよりも追う立場。試合に出るからには学年関係なく自分の出る試合は1勝もぎ取って貢献したい」