【ヨット】存在感示した!堀・小道組が全国5位に

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◇全日本学生個人選手権◇8月31日~9月2日◇若洲海浜公園ヨット訓練場◇

【国際470級】

5位   堀久太郎(法4)・小道大輔(情3)組

32位  稲毛竣哉(商4)・中島佑樹(社3)組

 

7月始めに行われた関西個人選手権大会。堀・小道組は全てのレースを終えトップに立った。しかし、抗議により優勝は幻に終わる。全国への切符は手にしたものの順位は4位にまで落ちた。それから2カ月間悔しさを胸に練習を積み、各大会で結果がついてきた。この夏は8月半ばから東京に遠征。江の島での470級大会、早稲田大との合宿など関東の海で鍛えてきた。そして迎えた全日本個人選手権大会。関西のライバル校、並み居る関東の強豪が出場し、実力者が出そろう中、実力を発揮し、関西大会での悔しさを晴らしたい。


△会場からはスカイツリーが見える

3日間にわたって行われた今大会。開催は東京の若洲。慣れた西宮の海とは違う強い潮への対応も必要となる。1日目、2日目はそれぞれ3レースが行われた。2日間とも風が強く、体重の軽い稲毛・中島組には不利なコンディションだった。「風が強く、ミスもあり、うまくスピードが出なかった」(稲毛)。

第6レースではスタート時に失格を取られるなど、2日間6レースを終えた時点で35位と上位に食い込むことはできなかった。一方堀・小道組は第1・第2レースを11位・9位で滑り出し適応力を見せた。2日目は少し順位を落とし、苦い表情を見せた2人だったが、6レース終了時点で14位につける。2日目までの暫定順位は、1位が3年連続出場の日経大、平野・野田組、2位は同大の矢野・三浦組、3位は早稲田大の田中(関大総監督の娘さん)・嶋田組となった。ここまで上位10組中7組が関東勢と強さを見せつけた。


△稲毛・中島組

流れが変わったのは3日目。この日は昨日までと打って変わって弱風だった。また、朝からの雨が川から流れ込み潮の流れは強く難しいコンディション。上位陣が大きく順位を落とすなど、波乱の展開の中、堀・小道組は第7レースを2位とすると、最終第8レースも2位に、総合順位を5位にまで上げ入賞を決めた。この快挙の裏には田中総監督の存在があった。


△田中総監督


△ミーティングの様子

「田中総監督のアドバイスを素直に聞いて、プラン通りのレース展開ができた」と堀。ミーティングでは風向、潮の強さを考えてレースを右に展開すること、周りをよく見て状況把握に努めることなどを伝えられていた。第7レースでは右展開の選択により、好スタートでトップに出たペアを見事抜き去り1上(1回目の風上に向かう先のマーク)をトップで通過する。その後のランニング(風下へ向かう帆走)で抜かれたものの全国の舞台でインパクトを与えた。第8レースも同じプランで右展開がはまり、難しいコンディションの中、上位に入った。


△堀・小道組

稲毛・中島組は健闘し、第7レースを18位とするも位1・2日目の強風で力を発揮できなかったこともあり最終結果は32位だった。なお、最終結果上位3組に順位の変動はなく、優勝は日経大、平野・野田組。

今回の大会で全国にその名を轟かせた堀・小道組。関西でもより注目を浴びることとなるだろう。9月半ばには4年生にとって最後の大会である関西選手権大会がある。こちらは今回と違い団体戦だ。実はこの大会中、他のメンバーは早稲田大との合同合宿を行っていた。合同合宿組が実力を上げ、全国出場の4名とともに一つのチームとなることで、関大ヨット部がどう変化するのか、夏を越えたチームの成長が楽しみだ。【文/写真:水上壮平】

▼堀主将
「監督からのアドバイスを受け入れて、素直にレースに入ったのが良かった。昨日の順位的にも入賞はかかってないと思っていたので相手を変に意識していなかったのが良かった。監督と話して右展開というのは決めていた。第7レースでは同大がいいスタートだったがその後の展開で相手は左、自分たちは右に行った結果1上はトップで通過できた。でも、フリーランニングで抜かれて結果は2位だった。川の流れも頭に入れて走ったが、やはり難しかった。全体的に抑える相手と、追う相手が叱り見えていたのが良かった。第8レースは前のレースを踏まえて風向も同じだったので、右展開で行こうと考えた。1上は左有利な感じだったのでミスかなと思ったが、自分たちの伸びるところで出て行った。実力者とのレースの中で自分たちはチャレンジャー。あまり相手を意識することなくレースに入った。だからこそ今日のコンディションに向き合うことができ、冷静に周りを見て判断することができた。今回の大会で1・2日目のようなコンディションだと勝つことは難しかったが、今日の結果は自信になった。次のインカレでは優勝を目指してもっとチームとして活性化していきたい。今回の結果は関西でも一目置かれるもの。他の船へのプレッシャーにもなるし、チームとして戦うときにいい影響を与えると思う。常に優勝を意識して頑張る」