【コラム】即興結成のトリオに迫る! インカレ直前座談会①

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ソフトボールの全日本インカレまであと4日!カンスポでは、日本一を目指す関大ソフト部の4年生にお話を伺いました。第1弾は勝矢裕貴(文4)、大久保博貴(情4)、川村拓人(人4)の3人です。

ーこのメンバーを今召集した理由は?
勝矢(以下、勝) 一つの確立された志を持った集団。
大久保(以下、大) 一人一人違った意思を持っている。
勝 つまり…仲がいい。
川 そんなんでいいんか!?

ー第一印象は?
大 忘れたなあ〜。
勝 大久保は、(高校の時に全国で)準優勝になったピッチャーやってん。だからそいつは絶対バケモンやと思ってて。フィジカルもデカかったし、顔も人相悪いし、自分は大学からソフトしたから球も怖かった。
大 俺の勝矢に対する印象は…筋肉だるま。
勝 昔はそんなや。

ー川村選手の印象は?
勝 川村は初めて会った時は、訛りがすごかった。

ーご出身はどこですか?
川 宮崎です。え、俺どんな感じ?
大 〜やけん。
勝 それ髙桒(=髙桒公岐・シス理4)や。川村はイントネーションがおかしいねん。あと、宮崎にから揚げがなかったんやと思うねんけど…、関大前のうまから屋さんが好きすぎて、1年の時は「うまから行かん?」っていうのが定番やった。あとは、リュック背負うことをからうって言ったり。
大 あおたんのことあおじんたんって言ったりな。
川 宮崎にもから揚げはある。

ーどうして大阪に?
川 指定校でいけるって言われて。
大 僕は兵庫出身なんですけど、隣に大阪があったからかな。
勝 お前スポーツ推薦やろ。

ーみなさんがソフトボール部にはいったのはどうしてですか?
勝 野球部に入りたかったけど、野球部は1年生の間アルバイトできんくて。準硬(=準硬式野球部)は当時は週2で練習して、それは少ないなって。で、ソフトボール。
大 いやあ懐かしいなあ。
川 どういうキャラやねん。
大 僕はやっぱりセンスがあったからじゃないですかね…。
勝 腹立つわあ。

ー大久保さんはいつから?
大 高校から始めました。
勝 今となってはこんな感じやけどな。
大 懐かしいなあ。
川 懐かしいやろな、センスあった時代は。

ー川村さんはどうですか?
川 話したら2時間くらいかかります。
勝 まとめろ。
川 野球してて、球ちっさいなあって。大きくしたらいけるかなって。
勝 ちっちゃいのは投げれんから、おっきくしたらいけるやろ、と(笑)。
川 大きいと引っかかるから(笑)。
勝 大きくしたら投げれた?
川 投げれた。成功したわ。

ーソフトボールの好きなところはありますか?
勝 ボールが大きいところかな。
大 色が好きですね。あの黄色。
勝 ファーストベースが、ドクターマリオが投げるカプセルみたいな形してる。あれも好き。
大 僕は黄色に惹かれましたね。イエローボール。
川 野球よりホームランが入りがちなところ。
勝 そこ全然やったな。
川 野球の時あんま打ってなかったからな。

ーやってみて思っていたのと違うなというところは?
大 それはやっぱり…思ってたより(球が)黄色かった。
勝 俺はやってみて、思ったより球が重かった。ソフトボール…ソフトちゃうやんって。ガッチガチ。ほんまに異質物飛んできてるやんみたいな。
川 周りのレベルが高かった。関大含め、周りのみんなのレベルが。
勝 それは確かにあった。ソフトボールってマイナースポーツやん。そんなちゃうかなと思ってたらものすごいレベル高かった。
川 聞いてた話とちゃうぞってな(笑)。

ー関大に入ってきて挫折したことは?
勝 俺は挫折しかしてないから。2回春くらいに謎に右肘を壊し。
川・大 あったなあ(笑)
勝 ノック受けてて右肘壊して。ぐわああああってなって。

ーその瞬間に怪我したなと分かったんですか?
勝 そう。コナンみたいな感じ。ピシイイイイッって。で、病院行ったら、ひどいなって。投げられへんかもしれへんって言われて。すごいもう落ち込んでて。でも先輩にセカンドオピニオン大事やぞって言われて。で、セカンドオピニオン受けたら「うん、すぐ時間が解決してくれる」って(爆笑)。
大 僕の挫折は…、ピッチャーは下から腕めっちゃ回すじゃないですか。で、僕も2回生の時なんですけど投げてたたらポーンって腕飛んで行って、おおおお、やばいやばいって。
勝 お前レゴなん??
川 まともな話してないやん。
勝 で、どうしたん?
大 でも指とか、すぐつけたらすぐ治るから。くっつくみたいな。だからとりあえず病院行かずに置いといてテーピングで巻いて縛ってたらいけた。
勝 すごいなあ、トカゲみたいやん。

ーその能力にはいつ気付いたんですか(笑)?
大 うーん、でもその時が初めてで。
勝 大学で知ったん??
大 でも、飛んで行った腕がそのままストライク入ったからよかったけど。
勝 つまり挫折は経験したことはないと。
大 そうですね。

ー川村さんは?
川 ずっと田舎育ちで、人数も少なくて、それなりにやってればレギュラー取れたんですけど、ここではなかなか激しい競争の中で、レギュラー取れなくて。

ーそれをどうやって乗り越えましたか?
川 乗り越えてないですねえ。まだ壁登ってますね。

ーちょっと光見えたなとかは?
川 一回見えかけたんですけど、また新しい壁が。
大 でも挑戦しないとな、終わっちゃうな。
勝 かっこいいな、お前。

ー大久保さんはどうしてピッチャーを?
大 人よりも下投げ投げたら飛距離が伸びて。
勝 一回投げてみたらものごっつ速かった、と。
大 中学野球やって、で引退して、ソフトボール部一緒に入る仲良い3人組と近くの公園で遊んでたんですよ。
川 ソフトやってたん?
大 小学校の時1年だけソフトやってた。
川 そん時のポジションは?
大 センター。で、そん時にポーンて下投げやったら、「え?」って。僕は普通やったんですよ。でもみんなが、「え?」っていうからやばいんかなって。で、ピッチャーしよーって。

ーそんないきなりできるものなんですか?
勝 こいつセンスの塊やからなあ。
大 困ったなあ…。センスありすぎるのも困ったなあ…。
勝 能力値が高いもんなお前。
大 あれが一番困ったことやったかも知れん。どれくらい困ったやろ。
川 なんか例えてや。
大 ああ、あれかな。海に入った瞬間に目の前にサメがおるくらい困った。
川 困るん、それ。
勝 それ、恐怖や。
大 いやまあ、そんくらい困った。

ー他のポジションに行きたいと思ったことは?
大 ありますよ。ピッチャーやり始めは楽しいんですけど、試合になると自分の投げてる球が失点につながるんで。だからやっぱり…キャッチャーやりたいっすね。
川 キャッチャー(笑)?
勝 初耳学やな。

ーキャッチャーのどういうところに憧れてるんですか?
大 取るだけのところ。
勝 めちゃくちゃバカにしてるやん。なんやこいつ。キャッチャーもものごっつ頭使うぞ。

ーお二人はどうですか?
勝 いやあ間違いなくショート。
川 ショートですね。

ーどうしてですか?
川 花形じゃないですか。
勝 守備の方が好きやって。だから、ショートの、ぺぺぺぺっみたいなところが。あの早い動き。残像残りそうなあの動きが好きやった。
大 今でいう根尾昂(現・大阪桐蔭高野球部)みたいな。
勝 ああいう感じが良かった。でも俺は、ガン、グワンみたいな感じしかできんくて、だから外野手(笑)。
川 僕も、入った時はショートに上手い人がいて、無理やって。で、セカンドに回って。
勝 でもセカンドにもいたんだな(笑)。
川 セカンドも空いてなかった(笑)。

ー関大ソフト部のどんなところが好きですか?
川 やっぱりみんながみんなのために考えて動いてるところですね。
大 オールフォアワン、ワンフォアオールやな。
勝 ユーモアを許してくれる点。高校の時はちょっとちょけようものならポール間走ってこいと。ちょっとふざけようものならもういい出ろと。ソフト部の練習に初めて行った時、先輩がめちゃめちゃちょけてるのを見て、求めてた環境キターって。

ー実は人見知り、という方はいないですか?
勝 でもね、意外に、ワイワイできる人が心開いってたみたいな感じ。だからこういう人(大久保)がここら辺にぽんって置いたら意外に静かって感じやな。で、川村は本当に…。
大 人見知りですね。
勝 バイト先ではすごく静からしい。大久保さんもそうらしい。
大 バイト先では本来の自分が出せてるというか。
勝 本来の自分は静かなんやな。ソフト部では無理してると。
川 偽りで塗り固められてるんか(笑)。
大 しんどいなー。今日も。
勝 最低か(笑)!

ー川村さんも人見知り?
川 そうですね。仲良くなったらいけるんですけど。
大 みんなやっぱ心の扉があるじゃないですか。そこに鍵がかかってるんですよ。それを無理やりこじ開けていくのが僕らの仕事ですね。
川 お前こじ開けられる側やろ。
勝 まあ俺が全員の鍵を持っててん。で、大久保はすぐに開けれた。
大 でもどういう鍵かわからんくない?
勝 いや、これは鍵っていうか。開かへんなおもてたら、引き戸やったみたいな。ドアの種類が違うかった。で、川村は意外に…。
川 ダイヤルロックやった(笑)
大 エレベーターみたいに、待たな来うへんみたいな。
勝 結構時間かかった。でも誰よりも時間かかったんは髙桒くん。あれは本当に心開かないで有名。
川 スーパーキザボーイ。
大 とりあえず面白くない。

ーどうやって開いたんですか?
勝 とりあえず話しかけました。俺はもう人見知りとかないから。

ーお互いの尊敬するところはありますか?
川 勝矢はしっかり人前で喋れるところですね。僕はあんまりできないんで。
勝 俺は、自分のこと、ずば抜けてコミュニケーション能力高いなって思うな。
大 (勝矢は)カッコよくないのにカッコよく見せるところ。
勝 俺は話術でなんとかなってるなと思う。
大 そう、だからカッコよくないのにカッコよく見せるところがすご…
勝 うるさいねん(笑)!!
大 尊敬してるよ。
川 大久保は、空元気がもうすごい(笑)。
勝 とにかくあほ。これは褒めるわ。
川 関西弁のアホやんな。
大 わかるで。俺も自分自身でそういうところ尊敬してる。
川 その状況でその元気やるん!?みたいな。
勝 それ。

ー頑張って、テンションを上げてるんですか?
大 いや、違いますよ。
勝 無理してるやん(笑)。普段静かなんやろ?
大 低い谷に沈んだ奴ほど、高い山に登れるんすよ。ただ、高い山に登り続けたら隣人さんがいないんですよ。だからたまに沈んで上に行くことで、やっぱまださらに高い山に登れると。
勝 意図的に!?
大 将来のことを考えてこんな苦しんでんねん。
川 隣人さんおった?
大 まだ谷が深すぎておらん。
川 降りてる途中やったんか(笑)。
大 そろそろ登ろかなって。

ー登れる日は来そうですか?
大 来ますよそりゃ。
勝 どの口が言うとんねん。

ー川村さんのすごいところは?
大 安定。
勝 何も考えずに生きていける。
大 とりあえず平均的なことはクリアしてる。良くも悪くもなし。
川 平均以下はない代わりに、ずば抜けて良いこともない。
勝 本当に直感だけで生きてる。

ー例えば?
勝 何も考えてないのがわかるし本人も言うねん。「俺何も考えてない」って。やのに平均値をこなす。
大 自慢したりもせず。こいつ=偏差値50。

ー自覚はあるんですか?

川 はい。
勝 ある程度直感でいきはる。バッティングとかな。
大 急に代打行くぞって。ぽって出て、ぽって打って、代走送られて帰ってくる。「ああ〜、準備してなかった〜」。
川 爆笑

ーでは、苦手なことは?
川 サッカー。
勝 でもゆうて、まあまあできる。

ーお二人は何かできないことはありますか?
大 ボブスレーかな。
川 できるわけないやん(爆笑)。
勝 いつやったん(笑)。
大 俺、小学1年生まで青森で。雪国育ちで。
勝 でもボブスレーはできんかったんやな。
川 挑戦したん?
大 してない。
川 イメージで俺苦手やなって(笑)?
勝 俺はなんやろ…。あ、数学。箸にも棒にもかからない。でもできなくても困らないですね。特にできないことないです。

ーすごいですね(笑)。
勝 これ対談で、(笑)って書かれるんやろうな。すごいですね(笑)って。

ーしんどいことはありますか?
川 就活との両立は大変ですね。授業休んだりしないといけないんで。
勝 教員目指してるから教育実習中がめちゃめちゃ忙しかったのと、教員採用試験の勉強が、練習が夜遅くに終わるから、できひんくて。疲れてるから。学校の昼間とか限られた時間でしかやってないのに教採今んとこ二次まで通ってるから、天才やな俺って。
川 案外いけるよな。
勝 ただ勉強する時間はほんまになくて。焦りに焦った。海入っていきなり目の前にサメおるみたいな感じ。そんくらい焦った。
川 僕も公務員目指してて。で、学校で講座があるんですよ。でも部活の大会前とかで部活優先してていけなくて。で勉強してなくてやばいなーってずっと思いながら、でも何もせずにテスト迎えて。やばいなって。でも受けてみたら意外といけた(笑)。

ー4回生になって苦労したことは?
大 思ったより自由にできない。
勝 自分が一番上になれば自分の天下やって思ってたのが、思いの外やりたいことができない。

ーそれは忙しくて?
勝 も、あるし能力的にも。
川 自分もプレーで引っ張るタイプではないんで。どんどんうまい後輩とか入ってきたんで、立ち位置とか。

ーもうすぐインカレがありますが、今までとは意識も違いますか?
勝 全く違うね。やっぱり自分は自分のことが一番好きで。だから他の人のこととかどうでもいいと思ってたところもあって、今までは正直負けてもいいや、っていう気持ちもあった。でも自分の代になると勝ちたい。負けても良くないと思うようにはなりました。
大 やっぱり最後なんで、おもんない終わり方したら悔いが残る。去年まではまだ来年があるって思えてたけど。最後なんで気持ちよく終わりたいですね。
勝 急に真面目なコメントやん。絶対使われるところやからって。
川 そこしか使われへんかもな。

ー川村さんは?
川 他の4年生は、総合(=全日本総合男子選手権大会)が残ってたりするんですけど、自分はインカレで最後の予定なんで。部活動としてプレーするのも大学で最後だと思うんで、最後の部活の大会として、気持ち的には日本一目指したいなって思います。

ーでは最後にインカレへの目標を一言でお願いします。
大 インカレの目標?
川 他何聞くねん(笑)。
勝 まあ大まかに言うと日本一。簡単に言うと日本一。細かく言うと…、誰よりもワイワイ騒ぐかな。騒ぐじゃないな、いかに試合中に笑いを取れるか。いかに質の良い笑いを取れるか。その笑いがいかに選手をリラックスさせられるか。勝矢の笑いが点につながるみたいな。石川の地でどれだけ笑いを取れるか。笑いを取る=点を取る!
川 石川に関大旋風を巻き起こす、と。
勝 関大すごいなって。関西大学強いし、面白いなって思われたい。
大 僕は、ピッチャーなんで。打たれてもいいんで、悔いのない球を一球も投げないことかな。
川 もう悔いしか残ってないでそれ。
勝 悔いのある球を一球も投げへん、やな?
大 そうそう。あと、バッターも結構任されてるんで。
川 …ん?
大 どれだけホームランを…。
勝 打つイメージをするかやな。
大 やっぱヒットの延長戦がホームランなんで。どれだけヒットをイメージして遠くまで飛ばせるか。
勝 …っていうイメージをすることやな。
大 悔いのない一打席がないように。…悔いのある一打席がないように。
勝 結局打席には立たない、と。ピッチングに専念する、と。
大 はい。
川 僕もやっぱり代打とかの機会が多くなると思うので打てるように。
勝 僕も、言うたら大久保も代打で出るみたいやん(笑)。
川 …なのでまあ、悔いのないように一打席一打席集中してやって行きたいです。

ーありがとうございました!

◇ 勝矢裕貴(かつや・ひろき)=写真左
1996年(平8)9月17日生まれ、関大一高出身。165㌢、70㌔。ポジションはセンター。趣味は平家物語を読むこと。

◇ 大久保博貴(おおくぼ・ひろき)=写真中央
1996年(平8)5月29日生まれ、滝川高出身。187㌢、80㌔。ポジションは投手。趣味はクラッシュロワイヤル。

◇ 川村拓人(かわむら・ひろと)=写真右
1996年(平8)9月22日生まれ、県立日向高出身。176㌢、73㌔。ポジションはセカンド。特技はガックンチェック。

【取材/構成:高木満里絵】