【ソフトボール】意地の逆転サヨナラV!3連覇達成!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇平成27年度関西学生秋季リーグ最終節対立命大◇10月24日◇万博記念公園◇

立命大 100 000 =1
関 大 000 002x=2

(立)岸―西川
(関)松田―黒田裕

いよいよ迎えた頂上決戦。共に4戦全勝の関大と立命大が優勝を懸けて激突する。関大にとってはリーグ3連覇が懸かる戦いだ。

関大はエース右腕・松田が先発のマウンドに上がる。しかし、初回の先頭打者にきわどい判定の内野安打で出塁されると、1死二塁となった後、3番打者の詰まった当たりが中前に落ち、二塁走者が生還。今季初めて相手に先制点を許す。さらに、1死一塁で続く4番打者にも左前打を浴びるが、左翼手・川添の好判断で二塁を狙った打者走者を刺殺。その間に本塁へ突っ込んだ一塁走者も二塁手・安部の素早い送球で刺し、追加点は許さなかった。

反撃したい関大だったが、「予想していたのと違う投手が出てきたし、緩急をうまく使っていた」(太田主将)と打線が相手投手の攻略に苦戦。安打性の当たりが野手の好守備に阻まれる場面もあり、五回までわずか1安打に封じられる。

松田は二回以降、本来の輝きを取り戻す。自慢の速球で丁寧にコースを突き、三振を奪う。四回には先頭打者に二塁打を浴びるも、後続を落ち着いて断ち、ピンチを切り抜けた。最後まで我慢の投球を続け、味方の援護を待った。
_MG_0220
_MG_0227
_MG_0298
最終回、食らいつきたい関大だが、先頭の3番・那須が見逃し三振に倒れ、1死。ここでチームを救ったのは主将の4番・太田だった。「これまで他のメンバーに支えられて勝ってきたので、今日くらい打たないとという意地があった」と、インコースの球にうまく反応し、ライナーで左翼フェンスを越える起死回生の同点アーチ。回を追うごとに盛り上がりを増していたベンチが一層沸き上がり、土壇場で流れを引き戻した。2死となった後、6番・安部がしぶとく右前に運び、捕逸で二塁へ進む。一打サヨナラの場面が整い、打席には7番・野原。打球は遊撃手正面に転がるも、「セーフにならないとまずいと思って全力で走った」と全力疾走が相手にプレッシャーを与え、遊撃手が一塁へ悪送球。その間に安部がホームインし、サヨナラ勝ちをもぎ取った。
_MG_0476
_MG_0523
_MG_0533
土俵際での粘りを見せ、3季連続のリーグ全勝優勝を決めた関大。関西の絶対王者という名にふさわしい結果を残したが「今季は課題が多く見つかったし、まだまだ個々のレベルアップも必要」(太田)と決して現状に満足してはいない。「来年こそは夏のインカレで勝たないといけない」(安部)。目指すは初の大学日本一。来春以降の戦いにも大いに期待がかかる。【吉見元太】
_MG_0549
▼太田主将
「この日にかける思いは1週間ずっと持ち続けてやってきた。1試合目に勝たないと次はないという意識で臨んだし、2試合目もアップから気持ちを切らさないようにやっていた。攻撃でもたついたところもあったが、みんな集中力は切れていなかった。だからこそこういう結果につながった。(立命大戦について)今季初めて先に点を取られて、チームとして何としてでも1点を取りにいくという気持ちをもっと出さないといけないと思ったし、後半はそういう雰囲気を作ることができた。松田がしっかり試合を作ってくれて、改めてエースの力を感じた。打線は予想していたのと違う投手が出てきたし、緩急をうまく使っていたので、そこでもたついてしまった。予想外のことが起きても、試合中に情報共有して少しでも早く対応できるようにすることが今後の課題。(2本塁打について)今季はあまり四番の仕事ができていなかった。これまで他のメンバーに支えられて勝ってきたので、今日くらい打たないとという意地があった。今季は課題が多く見つかったし、まだまだ個々のレベルアップも必要。この冬を有意義に過ごして、来春のリーグでも全勝優勝して西日本、全日本でも勝てるようにしたい」

▼松田
「優勝が決まる一戦だったので、自分が投げるしかないという思いで試合に入った。1年間やってきたことの全てをぶつけようと思った。嫌な形で走者を出したし、打ち取った当たりがポテンヒットになって先制されて、打たれたという感じはなかったので、その後は気持ちを切り替えた。自分の軸である『流れを呼び込む投球』がこの舞台でできたことは、1年間の成果だと思う。冬の練習で自分を追い込んで、来年は全てのタイトルをとれるようにやっていきたい」

▼安部
「4連勝で最終戦を迎えて、この試合も勝てるだろうという思いがあって、最終回までリードされていて焦りも出てきたが、最後は自分を含めチームを信じるしかなかった。どんな形であれ勝ててうれしい。(最終回の打席は)思い切っていってポテンヒットになった。ラッキーボーイになれて良かった。最後までベンチの雰囲気が良くて、みんなに感謝しなきゃいけないし、ベンチメンバーの分も思いを背負ってやっているので中途半端なプレーはできない。とにかく全力で走った。チームの雰囲気が最後に勝ちを呼び込んだと思う。来年こそは夏のインカレで勝たないといけない。冬の一日一日を大事に過ごしたい」

▼野原
「結果は気にせず、楽しもうと思って打席に入った。インコースが多かったので、意識はしていたが来た球をしっかり打とうと思っていた。打ったのはインコース低めの直球。もっとうまく打てたかなと思う。セーフにならないとまずいと思って全力で走った。チームとして、夜遅くまで練習してきた成果が一番いい結果で出たので本当に良かった。春に向けて頑張っていきたい」