【ヨット】全国大会前、最後の試合で稲毛・中島組2位に

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◇関西学生ヨット夏季選手権大会◇8月19日◇新西宮ヨットハーバー◇

【国際470級】

2位   稲毛竣哉(商4)・中島佑樹(社3)組

10位 野田空(人2) ・小道大輔(情3) 組

13位 堀久太郎(法4)・渡邉智世(安全1)組

28位  井堰威瑠(いせきたける=人1)・吉田圭佑(OB)組

 

7月の関西学生個人選手権で稲毛・中島組、堀・小道組がそれぞれ全国出場を決めたヨット部。今回の夏季選手権はチームでの全国出場を狙う全国関西学生選手権前に西宮で出場する最後の大会だ。1・2年生の育成も考えての組み合わせで臨んだ。

前日と合わせ2日間で行われた今大会。1日目は第1~第4レースまでが行われた。唯一全国大会と同じ組み合わせで臨んだ稲毛・中島組は関大でトップの全体4位につけるも、「スタートが良くなかった」と口をそろえ、納得のいく走りはできなかった。

△中島と稲毛

主将とペアを組んだのは1年生女子部員の渡邊。これまでは関大としての記録が残らないOBと組んでの出場だったため、今までとは違う緊張感の中試合に臨み、1日目は14位。レース中には上位争いも経験し、今後の糧となった。

△渡邊と堀

唯一の2年生部員、野田は艇長として小道とペアを組んだ。1レース目は2位と好調な滑り出し。その後順位を落とし、全体で10位となった。1年生井堰は、OBの吉田さんと出場し21位。

△井堰(右)

迎えた2日目、この日は風が弱く、体重の軽い稲毛・中島組には有利なコンディション。「潮、風の読みが当たり、プラン通りに走れた」と稲毛。第5レースを1位、第6レースも2位と実力を発揮し、最終成績を2位とした。

堀・渡邊組は第5レースを4位とするが、ここで渡邊が棄権。初めての公式記録が残る試合でプレッシャーが大きかったのだろうか。それでも試合後渡邊は「自分の欠点が見つかったと同時にヨットの楽しさを知ることができた」と明るい笑顔を見せた。なお第6レースでは急きょ井堰が堀とペアを組み11位に。

△野田(手前)と小道

野田・小道組は「実力不足を感じた」(小道)と最終結果は20位。悔しい表情を見せた。

全体としての結果は振るわなかったものの、1・2年生は実戦の中で貴重な経験を積んだ。4年生が引退した後の中心を担う選手となるために一歩前進したといえる。また、チーム全体としても「ここのところ勝ちが続いていた中で、気が引き締まった」(小道)。8月は全日本選手権、全日本学生選手権と東京での試合が続く。強豪ぞろいの関東での試合に向け、選手たちは気持ちを高めた。

▼堀主将

「今回は1年生の渡邊と乗ったが、渡邊はまだ始めて4ヶ月。他にも未熟な選手が多い中結果が数字としては残らなかったが、様々な経験を積めたというのは価値あることだと思う。2レース目で組んだ井堰は、元々スキッパーだったが、クルーの経験を経ることで、チームとしての幅が広がったと思う。普段コースを引くのはクルーだが、相手が一年ということで今回はスキッパーの自分がコース取りをした。周りをみつつボートスピードを維持するのは難しかった。正直結果はほしかったが、貴重な経験になったと思う。今の課題は会場でのコミュニケーション不足。9月の大会は全日本がかかるので、3艇1つになって全国を目指す」

▼稲毛
「前の試合でも堀が1位、自分が2位で、ここのところ勝ち続けだったが、1日目の関学大とのレースで、上には上がいると感じた。関学大は日本一の早稲田大との練習もしていたみたいで、レベルアップしていた。スタートとその後の3分間が重要だが、そこが良くなかった。なんとか4位につけたが、ホントにボコボコにされたという印象。今日の1レース目は、右に進むのが有利という読みが当たった。ランニングのときも得意の軽風で、スピードもでて自信がついた。2本目はスタートで、風下が有利と読んだのが当たった。今日は全体的に潮、風の読みが当たり、コースプラン通りにいった。ただ最後のランニングで、コース取りを間違えて後ろに抜かれてしまったのは残念だった。東京の若州は、潮の流れが強く、西宮とは違うが、自分も中島も関東の高校出身なので、それには慣れている。今年が優勝できる最後のチャンス。経験をいかして何としても勝ちたい」

▼小道

「1日目の第1レースは、それで自信がついたが、その後順風満帆の風の中で力を発揮できず悔しかった。2日目の第1レースは最初こそよかったが、後半抜かれて9位だった2本目もうまくいかず実力不足を感じた。ペアを組んだ野田はまだ始めて間もない。結果はついてこなかったが、レース中トップを走ることも経験できた。これからの遠征に向けて課題も見つかったと思うし、もっと成長してくれると思う。関学大も遠征で強くなっていた。他の大学もレベルアップしている。最近は勝ちが続いていた中で、今回の結果はチームとして気の引き締めになった」

▼中島

「昨日はスタートが良くなくて、今日はスタートを修正しようと臨んだ。今日の1レース目は、スタートが良くなくて、最初のクローズで抜かれてしまった。やはり1艇だけで上位を争うのは難しかった。自分と稲毛さんはずっとこのペアでやっていくと思う。今日のレースのなかで、スタートラインとの距離の取り方、潮の流れを読むことなど詰めの甘さが出た。 今回は一年生の育成という面では良かったと思う。9月の大会への明るい材料になった」

▼渡邊

「(いままでは、OBの方との出場だったが)今回は初めて現役選手と組んで試合に出場した。緊張や不安があった中でのレースだったが、前の方を走る経験もさせてもらった。また、メンタル面、技術面も含めて自分の欠点が見つかった。チームの一員として戦った中でヨットの楽しさを知ることができた。今後につながるいい経験になったと思う」