【野球】絶対的エース・石田光、大学通算30勝!関関戦初戦勝利!

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◇平成27年度関西学生秋季リーグ第8節対関学大1回戦◇10月24日◇わかさスタジアム京都◇

関 大 100 100 030=5
関学大 000 000 000=0

(関)石田光―久米
(学)中内、長谷、重田―福田、仲川

前節で優勝の望みがついえた関大。残るは、永遠の宿敵・関学大との対戦のみとなった。6月に行われた総合関関戦では、ミスが絡み、痛い敗戦を喫したナイン。リベンジとプライドを賭けて、伝統の一戦に臨む。

「石田のために、この試合は勝とう」。試合前ミーティングで、チームから声があがった。石田光の大学通算30勝のために、部全体が支援。心強いチームメートの思いを背に、絶対的エースが先発のマウンドに立つ。

言葉通りに打線は初回から先制パンチを浴びせる。3番・西田尚が四球で出塁し、4番・小池は右前打で続く。2死一、二塁。この好機を逃さず5番・安井が変化球を仕留め、中前に適時打を放った。
安井

打線の援護もあり、石田光は立ち上がりから圧巻の投球を見せる。序盤は変化球を中心に打たせて確実にアウトを取っていく。早瀬監督が「総合的に良い投手」と評価するように、投球だけでなくバント処理も丁寧にこなし、相手に進塁をさせない。

石田

四回表にまた試合が動く。「前打席で変化球を打ったから、次は直球が来ると思った」と、先頭の安井が右中間に打球を持っていく。6番・湯浅が犠打で送り、7番・永岡が四球で出塁。1死一、三塁となる。ここで石田光の女房役である8番・久米がきれいに左前へ抜ける適時打を放ち、追加点を得る。

中盤は、投手戦が続く。「ランナー出てからの粘りが自分の持ち味」と石田光は安打で走者を出す場面が見られるも、要所でしっかり抑える。「慎重かつ大胆に配球できた」と捕手の久米。さらに磨きのかかった直球で相手打者を封じ込む。

八回表。相手投手の4連続四球で1点を追加。さらに、久米にだめ押しの2点適時打が飛び出し、5-0と試合を決定付けた。

久米

最後まで石田光は疲れを見せなかった。八、九回を三者凡退で締め、大学通算30勝を完封で飾った。スタンドからは「絶対的エース石田光宏祝30勝感動をありがとう」と書かれた横断幕が掲げられた。試合後、球場の外で胴上げされる石田光の顔には満面の笑みが浮かぶ。快挙達成への喜びを見せつつも、「勝った数の分、負けた数も多い」と現状に十分満足していない石田光。「一球一球、全力でこれからも投げていきたい」。絶対的エースは次を見据えた。

スタンド

大観衆の中、関関戦初戦を制した関大。最後の最後こそ、チーム全体が笑顔でフィナーレを飾りたい。【金本泰輝】

▼早瀬監督
「石田光の大学通算30勝のために、チーム一体となって勝ちにいった。しかし、一番勝ちたいという意思が強かったのは、石田本人。大したものだと思う。腰痛でリーグ前半はあまり調子が良くなかったが、練習に取り組む今までの姿勢は申し分ないと思う。それが今日の試合では強く出ていた。バント処理のフィールディング等も含めて、総合的に良い投手。打者とのタイミングもしっかり考えながら投球していた。まだこれからも伸びしろのある選手。他の選手も一球にかける思いが強いように見られた。それが結果に出ていた試合内容だと感じる」

▼石丸主将
「試合前のミーティングで30勝させてあげようという話はしていた。関関戦ということで、たくさんの人の力が後押しになった。試合後に石田にはおめでとうと声をかけた。明日もチームの目標である3点以上とって2点以内に抑える試合をして勝てるように全力で挑む」

▼石田光
「やっと30勝できた。道のりが長いように感じた。大きなケガもなく毎シーズン登板できたのが一番大きい。加えて、ランナー出てからの粘りという自分の持ち味だができたというのもある。試合が始まる前に、自分を勝たせてあげようという声があり、先制点もあったので、楽に投げることができた。本当に良い環境に自分はいると思う。勝った数の分、負けた数も多い。その面では、まだまだだなと思う。一球一球、全力でこれからも投げていきたい」

▼久米
「(石田光に対する)感謝の思いから、楽しくリードできた。先制点を相手に与えたくなかったので、慎重かつ大胆に配球した。この勝利は、チーム全員の思いだったので、勝てて率直にうれしい。追加点をつかむ一打も出て良かった」

▼安井
「とりあえず、最初の点を取れて良かった。変化球を反応で打てた。第二打席は、直球が来ると思ったので、迷わず振れた」