【水上競技】30年ぶりに3年連続1部残留達成!

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◇第92回関西学生選手権大会最終日◇7月29日◇大阪プール◇

関カレ最終日。この日も予選、決勝と前日通り行われる予定だったが、台風の影響により競技が午後からの開始となり、全ての種目がタイムレース決勝に変更に。イレギュラーの試合形式であったものの、動じることなくレースに挑み、30年ぶりに3年連続の1部残留を果たした。

この日最初の入賞者は100㍍自由形に出場した眞野美佳(人4)。前半は少し出遅れるも、後半に追い上げを見せ、9位を0秒02差で振り切って8位に。自己ベスト更新とはならずも、「今年は初めて2種目(で点数を)稼ぐことができて良かったなと思う」と、満足の表情を見せた。


△眞野

100㍍背泳ぎに出場した堀あずみ(法1)。200㍍背泳ぎで3位に立った実力派ルーキーにこの日もメダルの期待が懸かったが、3位にあと一歩届かず4位。「表彰台には上がりたかった」と悔しさを見せるも、「タイム的にはそんなに悪くない」と自己ベストに近い記録には笑顔を浮かべた。


△堀

続く男子には松井綜汰(安全2)が登場。昨日のリレーで自己ベストを更新した勢いそのまま、後半に追い上げを見せ、7組1位でフィニッシュした。最終組が終わり、総合順位は5位。惜しくもメダルには届かなかったが、この日もベストに近い好タイムを叩き出し、確実な成長を見せた。


△松井綜

200㍍平泳ぎに出場した平田真依子(社2)も前半から積極的なレースを展開し、見事7位入賞となった。


△平田

そして迎えた800㍍フリーリレー。今大会最終種目であるだけに会場の熱気も最高潮に。盛り上がる中登場した女子のメンバーは眞野、脇山遼(文4)、堀、中川麻子(文3)。前半から勢いよくスタートすると、その流れを止めることなくアンカーの中川までつなぐ。5位にはあと1秒差で届かず6位となったが、「今までのリレーよりも今回の試合のリレーが1番楽しかった」(眞野)と、笑顔溢れるレースだった。


△左から、眞野、脇山、堀、中川麻


△中川麻

男子は澁谷鉄人(商2)、山口凌慧(人1)、篠野司(法1)、大迫知永(経2)が登場。1泳者・澁谷が昨日の借りを返す驚異のスピードで、1位でバトンパス。その後、少し順位を落とすも懸命に先頭集団に食らいつき、目標の5位でフィニッシュした。


△左から、澁谷、山口、篠野、大迫


△澁谷

怒涛(どとう)の3日間が終わり、総合順位は男女ともに6位。女子は目標を達成、男子は目標の5位には惜しくも届かなかったが、「誰一人として途中で諦めることなく泳いでくれた」(井田育城主将=法4)と、大健闘した結果をかみしめた。さらにこの日は小林幸央(化学4)、梶谷直幹(シス理3)、有田千恵(人3)、宮本麟太郎(人4)、森本悠太(環都1)の5人が自己ベストを更新。中でも小林、宮本は約4秒を更新する大ベストを叩き出した。


△小林


△宮本

「みんなが支えてくれて、ありがとうという気持ち」(井田主将)。「チームのみんながいることにすごくありがたさを感じた」(眞野)。1年生を含め、最高学年として関大水上競技部をまとめてきた4年生はチームメイトの存在や周りの支えの大切さを何度も口にした。だが、まだ9月には集大成であるインカレが控えている。最後に笑顔で終われるように。この夏、彼らはきっと史上最高のレースを見せてくれるだろう。【文:高木満里絵/写真:三木勇人】

▼井田主将
「悔しいところもあったんですけど、女子が(目標の1部6位を)達成できたところは本当に嬉しい限りで、チームの女子が先輩、後輩いてくれてる中で頑張ってきたからいいタイムが出てるので本当に良かったなと思います。男子に関しては、初日にミスをしてしまったんですけどそれでも焦ることなく着実に得点することができて。1日目の終わりに、『全員でカバーしよう』って言った中で、実力やったのかもしれないですけど、焦ることなく得点取ってきてくれてリレーも勝ってくれてそれがあってこその6番で。後輩にいい舞台を、と思ってたんでいい結果だなと思います。(この結果に関しては)納得ですね。誰一人として試合で途中で諦めることなく泳いでくれましたし、女子も7位、6位でもギリギリでも食い込んできてくれるような勝負強さがありましたし、男子に関しては、後輩が本当に育ってきてるのでそういう中でこの順位取れたっていうのは、1年後、2年後、さらにより良いチームにしてくれるんじゃないかなって。その期待でいっぱいです。(全日本インカレに向けて)リレー含め、個人種目含め、両方いい成績で終わりたいと思ってますし、全体ミーティングで個人個人の目標を定めてもらって、その目標を達成してなおかつ来年に向けていって欲しいという思いですね。1部残留3年連続っていうのを達成できたのも僕だけの力じゃ絶対無理でしたし、今年からより深く関わってくださってる石坂先生(=石坂喜一ヘッドコーチ)であったり、ほぼ毎日練習に来てくださっている橘さん(=橘隆裕コーチ)、藤島総監督(=藤島和明総監督)、山下監督(=山下一監督)、他いろんな方と密にコミュニケーションを取れてるからこそ達成できたと持ってますし、学生だけじゃ絶対無理だったのでそこは本当に感謝の気持ちでいっぱいです。キャプテンの自分がそこまで速くない中でみんながついてきてくれて、4年生も足りないところは人それぞれありますけど、みんなが支えてくれて、ありがとうっていう気持ちです」

▼眞野
「私自身、チームのために1点でも多く稼ぎたいっていう気持ちがすごく強くて、実際タイムはベストではなかったんですけど200㍍自由形でも2点稼げて100(㍍自由形)でも1点稼げて。3年間はどっちか1種目しか稼げなかったんですけど今年は初めて2種目稼ぐことができて自分でも良かったなと思ってます。今回、本当にハイタッチが良くて。チームみんなの応援がすごくありがたいなと思いました。そのおかげで良い結果残せたなと思います。応援は本当に聞こえますし、200の決勝の時にはみんなの手が見えたんでそこで頑張ろうって思ってラストしっかり自分の力出すことができました。(リレーは1年生もメンバーに入っていましたが)リレーのメンバーには本当に助けられました。1年生は実力持った上でフレッシュさとかもすごくあって楽しくみんなで緊張感高めてしっかり挑めたなっていうのが。今までインカレ目指してリレーとかもやってきたんですけど、今までのリレーよりも今回の試合のリレーが私自身1番楽しかったなっていうのが率直な感想です。(ちなみに入場のポーズは)直前に1年生が生み出してくれたんですかね。予行練習もしっかりしてから前でやりました(笑)。(女子6位目標達成に関しては)目標が達成できたことに関しては本当に良かったなと思ってます。一応一つ上を目指そうってことで5位も視野に入れてたんですけど少し(5位の)天理大学には届かなかったんでまだまだインカレに向けて見直すべきところがたくさんあるなっていうのも感じれた大会だったなと思います。(インカレに向けて意気込みは)今まで15年間くらい水泳やってきてラストの試合になるので。この大学生活では辛いことの方が多かったんですけどその分、チームのあたたかさであったり、チームのみんながいることにすごくありがたさを感じてて。そういう普段から支えてくれてる人たちへの感謝も気持ちも込めて自分なりに精一杯やりきった姿を、笑顔で終われるように。そういったいい姿を見せられるように集大成として頑張りたいと思ってます。タイムは大学では自己ベストを出せてないんですけど、しっかり最後ベスト出して終われるように頑張りたいです」

▼堀
「今日の4位は悔しいです。でもタイムはベストより遅いんですけど、でも0秒08落ちくらいでタイム的にはそんなに悪くないかなと思います。高3の時はベストからだんだん遠のいって行ったんでそこを考えたら調子は上がってきてるなって感じです。でも表彰台には上がりたかったですね。タッチした瞬間に『ああ〜』って。『表彰台上がりたかった』って、悔しかったです。でも、出場した2種目とも入賞したことはちょっとだけ自信になりました。(関カレ通して感じたことは)高校の時はもっと人数が少なくて応援とかが全然なかったので、今回は応援がすごく力になりました。みんなとハイタッチできて、先輩にも『楽しんできて』って言ってもらえて泳ぐ前には本当に力になりました。(インカレの目標は)B決勝には残りたいです。でもそのためには朝から速いタイムで泳がないといけないんで、しっかり朝から体動かせるように練習していきたいなと思います」