【バスケットボール】準々決勝敗退も「チームの方針、向かう方向がみんな分かった」

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◇第36回大阪学生選手権大会3日目準々決勝対大院大◇7月14日◇近畿大学記念会館Bコート◇

[第1Q]関大A 8-17大院大
[第2Q]関大A 12-22大院大
[第3Q]関大A 17-25大院大
[第4Q]関大A 11-18大院大
[試合終了]関大A 48-82大院大

2時間前に大府大との戦いを制した関大男バスが、準々決勝で大院大と対戦。フィジカルで勝る相手にリバウンドで苦しみ、なかなか速攻が出せず序盤から苦しい展開に。終始相手にリードされ、大差で敗れた。

大院大スローインから先制されるも、西小路泰成(人4)のジャンプシュートですぐさま追い付く。しかし、その後は速攻やバスケットカウントなどで次々と得点を許す。石井克樹(人1)のアシストで岸本寛太郎(商3)がシュートを決めるが、フィジカルで勝る大院大を相手にリバウンドを取り切れず、速攻が出せない。得点を一桁に抑えられ第1Qを終える。


△西小路


△石井


△岸本


△石野巧真(経3)

第2Q、新将広(文4)がリバウンドに飛び込むと、関野日久(はるく=文3)のミドルシュート、木田健二朗(経4)のスリーポイントシュートが決まる。只信晶十史(安全4)も走ってリズムを生み出すが、ゴール下でパスを回され失点。シュートチャンスは何度も訪れるが、相手のディフェンスが激しく決め切ることができない。


△新


△関野


△木田


△只信

後半、西小路のスリーポイント、木田のリバウンドシュートなどで粘るが、インサイドから着実に点を稼ぐ相手に追い付くことができず。最終Qでもショットクロックバイオレーションに追い込まれると、アウトサイドシュートも決めてくる相手に点差を広げられる。48-82と大差で敗北となった。

3、4年生中心に構成された関大A。4年生が大きな背中を示した大会でもあった。刑部幸優多(人4)は「4年生中心にまとまって、下の(学年の)子たちも付いてきてくれた」と振り返る。それは試合に出ていたメンバーだけではない。この大会中、ベンチでチームを見守った森田雄次主将(人4)が声を出し続け、この日はスタンドにいた石野渉生(人4)、梶原聖大(情4)も、たった2人でチームを鼓舞し続けた。ゲームキャプテンを務めた岸本も「普段みんなから声出してもらってる側の雄次さんがこういう時にみんなに向かって声出せるっていうのは、すごいチームとしていいことやと思う。4年生がちゃんとみんな声出してくれて、走ってやってくれたので、すごい楽しかった」とほほをほころばせた。


△刑部


△スタンドから声援を送る石野渉(左)と梶原

チームが目指す全日本インカレベスト8。たどり着くために勝っていかなければならないリーグ戦まで、最後の公式戦だった大阪学生選手権が終わった。「チームの方針とか向かう方向がみんな分かったと思う」と岸本。「一人一人何かつかんだものがあったと思うし、今後チームが(全日本)インカレを目指すために必要な大会だと思ってみんな取り組んでたと思う」(新)、「僕らは全員で行く」(木田)と目標へ一歩近付いた手応えをにじませる。

リーグ戦まであと1カ月と少し。「誰がいつ出てもいい準備を全員がするっていうその意識を全員が持って練習する。A、Bとか関係なく」(只信)。意識を新たに、全員で成長の夏を過ごし、最高の準備を進める。その一本が、その一声が、自分たちの未来を切り開くと信じて。【文/写真:宮西美紅】

▼岸本ゲームキャプテン
「最後までみんなで声を出して、ずっと言われてた走ってやるとか、ディフェンスプレッシャーかけるとか意識してできたので、普段試合に出ていないメンバーがチームのやることを徹底していったらトップのメンバーもできると思うんで、こういう普段あんまり出ないチームがやりたいことができるチームはやっぱり強いチームだと思うんで、そういう意味では負けてしまったけどチームでやることを言い合ってできたので良かったと思います。大院大は相手強くて、体も強かったんですけど、でもそんなめっちゃ差ある感じでもなかったので、いけるかなと思ったんですけど、リバウンドのところで強くて、高さとか。日久(=関野)が頑張ってたけど、そこと新さんの2枚だけになってしまって、リバウンドも苦しかったからみんなで走ってても速攻が上手く出なかったパターンが多かったので、そういう時にみんなが声掛けて、リバウンドの枚数増やそうとかそういうのを言い合ってできたので、内容的には不満を持って終わった選手は多分あんまりいないと思うので、それは良かったかなと思います。1試合目もやることずっと一緒で、ディフェンス頑張って走ってって感じで、全員が出てやれたんで。ベンチの声も雄次さん(=森田)がベンチでずっと声出しててくれて、普段みんなから声出してもらってる側の雄次さんがこういう時にみんなに向かって声出せるっていうのは、すごいチームとしていいことやと思うんで、前回も言ったんですけど、4年生がちゃんとみんな声出してくれて、走ってやってくれたので、すごい楽しかったです。この大会で出てる選手はいつもスタートで出てずっと長い時間コートにいる選手っていうよりも、出るとしても5分とか10分とか短い時間出て、チームの悪い流れを変える役割を担う選手だと思うので、そういう意味ではもうちょっと覇気じゃないですけど自分から発信できるような選手がこのカテゴリーでは必要かなと思いました。僕らの目標は(全日本)インカレ8に入ることってずっと言ってるので、いつもいる尾﨑さん(=尾﨑勇太ヘッドコーチ)がいない時でも、チームのやりたいバスケをやって、浸透してるってことはすごい強みやと思うんで、やりたいバスケットが全員分かってたら、応援の声とかも変わってくるので、ベンチのプレーヤーの声も変わってくると思うので、普段Bチームの選手とかにも、チームの方針とか向かう方向がみんな分かったと思うので、しっかりチームで1つになって目指していけるんじゃないかなと思います」

▼刑部
「4年生がまとまって1つのチームとしてできたので良かったと思います。(第1試合は)僕は主力で出てた選手じゃなかったんですけど、全員で戦えたので良かったと思います。第2試合は最後点差離れて、厳しい局面もあったんですけど、持ちこたえて持ちこたえて結果として点差開いたんですけど、粘り強さとかが出せたので良かったです。大会通じては(全日本)インカレにつながる大会ってずっと言われたので、それを意識してまとまることができたので、ここからリーグ戦につながっていくんじゃないかなと大会終わって思いました。4年生中心にまとまって、下の(学年の)子たちも付いてきてくれたので、リーグ戦になった時に全員で応援したり、全員で戦ったりすることにつながるので、インカレベスト8っていう目標につながっていくかなって思います」

▼只信
「もうちょっとやれてたなっていうのが正直な感想で、チーム自体の試合は終わってないんで、(全日本)インカレベスト8っていう目標があるんで、そこに向けてやっていくっていうだけなので。1つの大会が終わったっていう感じですね、僕の中では。第1試合は、自分たちのバスケットをしていたら普通に勝てる相手で、それが入りはちょっとできなかったですけど、ディフェンスから走るっていうことが途中から出てきて、点差広げられたのでそれは良かったと思います。第2試合は大院大ってことで構えてたんですけど、やってみて分かったんですけど全然やれる相手で、自分たちが思っているほどの強さっていうのは全然なかったですし、ただそこで自分らのバスケットっていうか、自分たちがいらないミスであったり、決めるべきシュートっていうのを外してたっていうのがあって、ああいう結果になったかなと思ってます。それは関大としてチームなので、これからのリーグ戦でももちろんああいう展開になる可能性もあるんで、それはチームとしての課題として持っておきたい。それを改善、あと1カ月、2カ月くらいで改善できるようにしていきたいなと思います。自分自身、就活とかあって練習にあまり参加できない時もあって、最後も両足つってたんですけど、でも正直もっとやれてたなっていうのはありますね。もっとやれてたし、個人としてもチームとしてもですけど、もうちょっとあのチームでバスケやりたかったなっていうのはあります。さっき言った課題とか、今のチーム状態ではもちろんリーグ、(全日本)インカレに出るっていうのも危機感を持たないといけないですし、もちろんチームのレベルもそうですけど、個のレベルも上げていかないといけないですし、けが人も結構多いので、誰がいつ出てもいい準備を全員がするっていうその意識を全員が持って練習する。A、Bとか関係なく。当たり前ですけど、全員が持っておかなければならない意識するべきことかなと思います」

▼木田
「悔いの残る選手もいたと思うんですけど、僕は残らなかったんで、あとは応援して(全日本)インカレに行くだけです。(悔いが残らなかったのは)最後にシュートとアシストができたからです。第1試合は自分的には地獄やったですけど、チームがめちゃめちゃ調子良くて、あれが僕らのいい姿。あれをAが出せるようにと思います。(第2試合は)シンプルに相手の方が上やったと思います。フィジカル面とか、走れてるのも2試合目っていうのもあったけど走れてた。あとフリースローとか僕ら落としてたから、そこをAのやつらが気付くところがあったと思うから、そこを見といてほしかったですね。(大会通じて)やっぱり4年生が頑張ったら1、2、3年生も付いてくる感じがして、僕らは全員で行く感じで行きます」

▼新
「就活とかで4年生は出れない部分もあったんですけど、その中で、限られた時間の中でチームを作ってやれたのは良かったと思います。1試合目は出だしがかなり悪くて8-2から始まって、ちょっと危ないかなと思ったんですけど、そこからみんな1つずつ丁寧にやって巻き返せたところが自分たちのやってきたことで良かったかなと思います。第2試合は1試合目の疲労とか相手が格上っていうこともあって、かなり点差が開いたゲームになってしまったんですけど、それでも折れることなく最後までやり続けられたのが良かったと思います。4年生、普段出られない選手が出られる大会だったと思うので、一人一人何かつかんだものがあったと思うし、今後チームが(全日本)インカレを目指すために必要な大会だと思ってみんな取り組んでたと思うので、チームの今後にとってもいい大会だったかなと思いました。個人としては最後脱水症状みたいになってしまって、ふがいないところを見せてしまったんですけど、チーム全体で、チームが支えてくれて自分もその1つになれたかなと思いました」