【重量挙】尾添記録なし…。多月、西川は自己ベスト更新!

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◇第57回西日本学生選手権大会兼第17回西日本学生女子選手権大会◇7月6~8日◇はびきのコロセアム◇

【女子53Kg級】
3位 黒川天音(社1) 計143㌔
【69Kg級】
7位 番場公耀(人4) 計230㌔
【77Kg級】
19位 石井優也(政策2) 計193㌔
【85Kg級】
27位 滝川市朗(政策2) 計185㌔
【94Kg級】
3位 植暁人(人3) 計280㌔
【105Kg級】
10位 多月大修(人3) 計248㌔
記録なし 尾添勇平(社4) 計0㌔
【+105Kg級】
11位 西川弘祐(人1) 計238㌔
【団体】
1部6位 関大

まさかのミスだった。最終日も大詰め。105Kg級の終盤に主将・尾添勇平(社4)が壇上に上がる。「練習でいけそうな感じはしていなかった」と不安要素はあった。その予感は不運にも的中する。スナッチの1、2回目をミス。「フラッシュバックした」と全日本インカレでの3回ミスが脳裏にちらつく。「さあいくぞ!強く!」とメンバーから声が飛ぶ中の3回目。そっと息を吐き壇上へ。一息で持ち上げようとするが落下。無情にも失敗となった。C&ジャークでは、足をつりながらも意地の168㌔を決めるが総合では記録はなし。「満足いかない」と肩を落とした。

77Kg級の石井は「関関戦に比べて大幅に調子が悪かった」と満足の試技とはいかなかった。スナッチ1回目を落とし、C&ジャーク1回目も成功とならず。最初につまずき、19位にとどまった。

85Kg級には滝川が出場した。スナッチを85㌔にまとめ、C&ジャーク3回目には106㌔を選択。よろめくも白旗2つで成功を決めるが、判定がくつがえり失格に。計185㌔で28位となる。

大会2日目。関大からは3名の選手がエントリーしていた。まず初めに女子53Kg級に黒川が出場した。今大会の同階級では唯一の1年生選手となったが、強豪・大産大付高時代には全国インターハイで5位の実力を持つ。スナッチの1本目は60㌔を選択し、難なくバーベルが挙げ切った。63㌔に挑戦した2本目では失敗するものの、最終の試技で危なげなく成功。実力が光り、総合3位でスナッチを終えた。続くC&ジャークでは最初に77㌔をチョイスし、すんなりと決まる。次は3㌔増量した、80㌔に挑戦するが、さすが実力者。2本目の試技は、多少足がふらつくも体に弾みをつけ、一気にバーベルが頭上へと持ち上げた。その後、数秒間静止し成功を示すランプが点灯し、80㌔もクリア。3本目の83㌔では失敗となったが、総合3位で力を見せつけた。

続いて出場したのは69Kg級の番場。スナッチでは、最終試技以外を成功させ結果はマックスで104㌔を記録する。また、C&ジャークでは初めに120㌔を選択。この重量を難なくこなし、2本目の126㌔もゆっくりと慎重に持ち上げ切った。順調に試技を成功させていき、最後に挑んだのは130㌔。多くの選手がなかなか成功せず、ここで成功させ一気に成績を上げたいところだったが、番場も惜しくも失敗で総合7位で終えた。

最後に94Kg級の植が競技に挑んだ。九国大、金沢学院大、名産大など強豪校の選手が記録を残す中で上位に食い込むためには、より重い重量を成功させなければならない。いよいよ順番が回ってきた植はスナッチの1本目に130㌔を選択した。体がふらつくこともなく、バーベルはそのまま頭上に持ち上げられ、試技が決まる。幸先のいいスタートを切ったと思われたが、135㌔に挑んだ2本目以降は連続での失敗となり、記録は最重130㌔。スナッチの総合は3位だった。そして、C&ジャーク。こちらも1本目の150㌔を危なげなく挙げることができたが、2本目以降は惜しくも失敗が続いた。しかし、スナッチとC&ジャークを合わせても、順位は変わらず21人中3位と好成績となった。

多月はスナッチを108㌔で終え、C&ジャークへ。「いけると思っていた」とここから完璧な試技を見せる。130、135と5㌔ペースで決め自己ベストの140㌔に挑んだ。「いけるぞ!」と声を受け、ゆっくり立ち上がる。一気に頭上に差し上げると、ふらつきながらも何とかこらえ成功。白のランプが点灯した。

+105Kg級唯一関大から出場の西川は、スナッチ3回目に108㌔を選択。試技前に大きく声を挙げ、一気に持ち上げる。一瞬ふらつきはしたが何とか耐え成功。自己ベストを2㌔更新した。C&ジャークでも130㌔にまとめた西川。「C&ジャークは良くなかった」と今後さらに上を目指す。

団体は前回より1つ順位を上げ1部6位。強豪に対し、数的不利の中でも個人個人がベストを尽くした。更に練習を積み実力を上げていきたい。【文:松浦智・柴村直宏/写真:竹中杏有果・柴村直宏・北島大翔】

▼石井
「前回の関関戦に比べて大幅に調子が悪かった。事前の準備があまりできていなかった。目標としては3本ずつ取って、100㌔、113㌔あたりを狙っていた。成功したのが唯一の救いだった。(次の大会は?)9月の最初の方に関西学生新人大会がある。大学から競技を始めて、甘えていたと思う。さらに実力を上げていきたい」

▼多月
「ベストはいけるとは思っていた。調子も良かったと思う。練習の段階では100㌔、130㌔を挙げられていた、今回はいけそうだと思った。(出来は?)10点中8点。スナッチの3本目のミスを減らしていきたい。重量挙は高校の1年から始めたがそこから全然伸びていない。肩のけがとかで、大きな大会の時は痛み止めを打って出ている。まだけがは治っていない。出る大会もまだ決まっていない状態。12月の大会には出る予定なので、120、150㌔を挙げられるように。けがを直すことを第1にしてやっていきたい」

▼尾添
「(スナッチについて)アップ中はミスなくできていた。練習では142㌔を触っていた。調子としては、いけそうな感じはしていなかった。2回ミスをして、全日本インカレの3本ミスがちらついた。フラッシュバックしてしまったと思う。(C&ジャークについて)C&ジャークを本番前、練習している時に足をつってしまった。点数を取るためにも出た。試合中に足をつったのはなかったと思う。試技については満足は行かない。(今後の試合は?)滋賀での国体予選は終わって、近畿ブロックの戦いになる。8月の3週目。10月末には国体の本番がある。夏に向けてしっかり頑張っていきたい」

▼西川
「スナッチは自己新記録を出すことができた。これまでの自己ベストは106㌔だった。C&ジャークのあがり(本番前最後の練習)で130㌔がひじに入らず本番となった。試合でも、140㌔を挙げることができず、そこに関して調子は良くなかった。スナッチの流れは良かったと思う。自分は順位を気にせず、重い重量を上げることを意識した。国体の近畿ブロックでも自分の力を発揮できればと思う」