【剣道】上位進出ならずも、秋の団体戦へ収穫に

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◇第66回全日本学生選手権大会◇7月8日◇日本武道館◇

【結果】
川上晃司(文4)3回戦敗退
岡本健吾(法4)3回戦敗退
徳安直也(人4)2回戦敗退
平田陸人(文2)2回戦敗退

武道の聖地・日本武道館で日本一の選手を決める戦い。ここ数年は、出場選手が1、2人と落ち込んでいた関大だが、今年は例年よりも多い4選手で臨んだ。3年連続の出場となった川上を筆頭に4年生の岡本、徳安、そして唯一の2年生平田が全国舞台で躍動した。

1回戦から出場したのは川上主将。高身長を生かしたメンで1本を先取するも、すぐに返され延長戦に突入。お互いに決め手を欠き、刻一刻と時間は過ぎていく。時間無制限で行われる延長戦は、10分を超えた。それでも最後は川上が相手の隙をついたメンで計17分に及ぶ長い戦いに終止符を打った。しかし、まだ1回戦。体力の消耗が心配される中、2回戦へ向かった。

2回戦、川上は開始1分で相手に1本を献上。「1本取られてからスイッチが入って」(川上)と、大きく振りかぶるメンで取り返す。1回戦と同じく延長戦に持ち込まれたが、5分が経ったところで川上がメンを押し込み、次戦へ駒を進めた。2回戦が初戦となった3人。岡本は「初戦の相手が強敵で」と警戒していたが、きれいにメンを収めると続けてコテを決め相手を圧倒。一方で、徳安は「ずっと教育実習に行ってて、大学生と(稽古を)できていなかった」と、不安要素を拭えなかった。引きメンなどの技を繰り出すも、終盤にほぼ同時に放ったメンが相手の1本となり、追う立場に。再び相メンを放ち徳安の1本にも思えたが、旗は上がらない。その後は、ペースをつかめないまま時間が過ぎ、2回戦敗退が決まった。平田は果敢に攻めていくも、技が決まらず延長戦へ。引き技も加え好機を狙ったが、平田の動き出しに相手が反応しコテを奪われた。平田もここで敗退となり、3回戦へ進んだのは2選手となった。

川上の相手は、「仲もいい高校の後輩」の内橋(鹿体大)。「完全に読まれていた」(川上)と、引きメンを取られるとその後の技もかわされ逃げ切られた。岡本も、上段構えの相手に苦戦し、「引き際を狙っていた」がチャンスを生み出せず。延長戦に持ち込むも、1分も経たずコテを取られ敗北。関大を支える大黒柱2選手が無念の3回戦敗退となった。

上位進出とならなかったが、岡本と川上に後悔はなかった。「団体が一番の目標なので、そこで日本一になりたい」(岡本)。「個人個人では準決勝に上がってるような選手とは差があるかなと思うけど、チームになるとそんなにない」(川上)。秋にはチーム力で争う団体戦が残る。昨年は全日本ベスト8に輝いた関大。次なる目標は団体戦関西優勝と全国での表彰台入りだ。全国の舞台を経験した4選手を中心に秋に向けたチーム作りが始まる。
【文:西井奈帆/写真:勝部真穂】

▼川上主将
「(関西大会後から調子は)そんなに良くなかった。関西で勝ってちょっと安心していたのもある。徳安は教育実習だったので会えていなかったけど、岡本も平田もすごく調子が良かった。4人で出られることなんて滅多にないので、そこはチーム一丸となってという感じでした。(今日の意気込みは)緊張しちゃうとだめなんで、楽しもうと思って。最後の内橋は仲もいい高校の後輩で、中学の時に全国優勝している子。試合は楽しかったし、緊張もなかった。(1試合目は延長12分になってしまいましたが)めちゃめちゃしんどかった。1本先に取って、完全に安心したところを打たれてしまった。でも僕が1本を取ってからは、自分のペースだったので、あまり打たれる気はしなかった。(2回戦は先に1本取られてしまいましたが)1本取られてからスイッチ入って、なんとか勝てた。でも最初から負ける気はしなかった。(3回戦は)完全に狙われていた。強い大学でやってるだけあって、よけ方もうまかった。(後輩の試合について)平田は一番調子が良かった。やっぱり緊張したと思う。本当にこれからだと思うから期待しています。(個人戦はもう大学生活最後となりましたが)2年3年4年と、自分の中ではすごくいい経験になった。最後負けて後悔するかなと思っていたけど、楽しかったなと。個人個人では準決勝に上がってるような選手とは差があるかなと思うけど、チームになると、そんなにないと思うのでまずは関西優勝目指していきたい。それで全国の表彰台に上りたい」

▼岡本
「(関西大会後から調子は)落ちもせず、いい感じでこれた。初戦の相手が強敵で、それに勝って波に乗ろうと思ったけど、乗り切れなかった。(初戦について)別に狙ってもいなかったけど、体が勝手に動いた。(2本目のコテはすごく良かったと思いますが)めっちゃうまくいった。もうあれは打てないと思う。自分でもびっくりした。そこから時間が空いたのがあんまり。アップとかしていたけど、気持ちがちょっと切れたかなと。(3回戦の相手は)上段構えで正直やりにくかった。。離れ際の引きメンを狙っていたけど、その前に打たれてしまった。やっぱり悔しいけど、まだ団体がある。団体が一番の目標なので、そこで日本一になりたい」

▼徳安
「ずっと教育実習に行ってて、大学生と(稽古を)できていなかったのでそこは不安だった。でもアップの時にそれはあんまり感じなかったので、実力不足かなと。相手が同じ福岡出身で知っていたので、少しやりづらかった。1本取られてから、相手のペースで試合してしまった。そこをもっと自分のペースに持って行けばよかった。(よかったところは)1本惜しいメンがあったので、そこを決めきれなかったのがもったいなかった。(課題は)もっと自分から仕掛ける技を増やして、相手を崩せれたら相手の出てくる出鼻とかももっと生きてくると思う」