【サッカー】[なでしこ]PK戦でGK佐々木が止めた!全員でつかみとった1部昇格!

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◇平成30年度関西学生女子春季リーグ2部順位決定戦トーナメント◇対関学大◇6月17日◇関西大学高槻グラウンド◇

【前半】関大0-0関学大
【後半】関大0-0関学大
【PK戦】関大4―3関学大
【試合終了】関大0(4―3)0関学大

1部自動昇格を懸けた戦いが、ホームで行われた。守備から関学大を追い込みゴールに迫ったが、90分で決着はつかず、PK戦に持ち込まれる。そして、GK佐々木恵梨(法2)が6人目のシュートを止め、関大の1部自動昇格が決定した。

立ち上がりは守備の時間が続いた。9分、MF濱直海(人3)から左サイドのFW笹部麻衣(人1)へとつながり、FW橋本七海(社4)が頭で合わせようとしたが得点には至らず。さらにサイドから攻撃を試みるもシュートで終われない。32分には、MF笠原黎里花(社1)のミドルシュートがゴールを襲うが決めきれない。その後に、CK(コーナーキック)やFK(フリーキック)のチャンスが訪れるも、決定機がないまま無得点で前半を終える。


△濱

△笹部

△笠原

後半に入ってからも、センターバックのDF大田萌(文2)とDF吉田絢香(経3)を中心に、相手の攻撃の芽を摘む。11分には、前線のFW笹部がボールを奪取しそのままシュート。惜しくもこれはゴール右にそれた。関大の攻撃の流れが来ない中、粘り強いプレーを続ける。31分、DF大田のFKに合わせ、DF吉田がゴール前でつめるも相手GKがキャッチ。途中、体を張ったMF笠原が相手DFと衝突して運ばれ、ピッチを離れ時間が止まるもチーム全体で声を掛け合い、気持ちを統一する。試合終了時間が迫る中、FW笹部からパスを受けたDF岸本玲奈(人4)が、左サイドを崩しチャンスを演出しようとする。だが、90分で勝敗が決まらず、試合の行方はPK戦に委ねられた。


△岸本

先攻は関大。まず1人目のMF加藤友梨(政策4)が落ち着いて決める。しかし2人目、3人目のシュートが決まらず1-2に。「最後まで諦めなければ何か起こるかなというのは感じていた」(加藤女子主将)。

△大田

4人目のDF吉田、さらにFW笹部が決め3-3。6人目のFW橋本も決め、関大の応援席からは「大丈夫!大丈夫!」とゴール前で構えるGK佐々木に声が飛ぶ。そして、相手の6人目のシュートを見事にはじき出し、関大の勝利が決定した。


△吉田

△笹部

△橋本七

△佐々木

「関学にだけは勝ちたい」。この気持ちが勝利を呼び寄せた。先週と同じPK戦で、見事1部昇格をつかみとった関大なでしこ。昨年も秋季リーグから1部で戦ったが、1勝も挙げることができず、悔しい思いをした。「今スタートラインに立ったという気持ちで」(FW橋本七)。チームで掲げる「インカレ出場」を果たすべく、新たに1部の舞台での戦いが始まる。【文:野村沙永/写真:西井奈帆】

▼足高女子監督
「昇格はまだ実感がない。点が入らないことが課題になったが、関学大は強いという意識を持ってやってできていた。(PK戦について)関学大は当たり前のように得点してきたから、PKの練習をあまりしていないのではないかと思っていた。うちのキーパーは高校からやっていたし、相手は大学から始めたから力の差はあると思う。あとはお互い気持ちだけ。関学とはライバルだから、「関学にだけは勝ちたい」という意識。PKは運だから、運がなかったら負けていた。PKの場数を踏んでいたのがよかった。(これから1部で戦うことについて)目標であるインカレ出場のためにも、1部に何年か居続けられるチームにならなくてはいけない。1年生もたくさん入ったから競争も激しくなる。みんなで切磋琢磨していってほしい」

▼加藤女子主将
「昇格は本当によかった。ただ、ここからだなという気持ち。自動昇格は一つの目標にしていたとこだったので良かった。PK戦までもつれ込んで勝てたのは運だと思うし、勝負強かったのかなと思うけど、90分間の中で勝ち切れるほどの力をつけていかないと1部では厳しいと思う。夏の間に攻撃を中心に形を作っていきたい。シュートまでいけるような形でやっていきたい。(守備では)相手のキーマンを分析して、強めにいくようにしていたのでディフェンスライン高く保つ、前線からのプレスを早めにかけるなど、守備は思った通りにいった。その中で自分たちのやりたい攻撃がどれだけできるかっていうのをつめていけば、楽に試合できたと思う。(PK戦について)2番、3番と外したときはやばいかなと思ったけど、前回も勝ったし、最後まで諦めなければ何か起こるかなというのは感じていた。PKは苦手なのでそこまでいかないことがベストだったので勝てたのは本当に運。(佐々木は)PKになったら雰囲気も変わるし、やってくれるなと思っていた。(佐々木)恵梨なら大丈夫、自分信じてやろう、と円陣のときも話した。(これから1部で戦うことについて)相手は格段に強くなっていくので、1対1などの守備や、失点数を減らしたい。去年は失点が多かったので、失点数を減らして攻撃ができるようにしたい。夏合宿もあるのでそこで形作れるようにしたい」

▼橋本七
「(昇格が決まって)ほっとしている。(試合内容について)自分のところでもう少し収めれたら攻撃の起点になれたのでそこは反省点。(守備では)前からいこうとチームとしてやっていたので、自分が前から自分で行くことで追い込めて、マイボールにできたことがあったのでそこは良かった。ディフェンスラインがとても集中していて、8番も抑えてくれていて、攻撃の起点をつぶしてくれていた。(PK戦について)前勝っていたので、自分たちでいけるいけると気持ちを作っていけた。今日のPKは今年初めてで緊張した。去年はPKになったら勝てていなかったから、先週のPK戦で勝てたのが自信になったと思う。(これから1部で戦うことについて)自分たちの目標がインカレ出場なので、今スタートラインに立ったという気持ちで新たに頑張りたい」
▼吉田
「相手が関学大ということで絶対負けられへんと思っていた。今回は厳しい戦いになると思っていたけど、自分たちのやろうと言ってたことを統一できて、勝てたことはよかった。(守備について)いつも自分はサイドバックだけど、今日は初めてセンターバックで、強いと言っていた相手の8番にはやらせへんという気持ちでいた。一緒にセンターバックを組んでいた(大田)萌と声を掛け合って、強い気持ちで守備することは徹底して、守備の自信にもなった。(攻撃について)橋本七海さんが前から追うタイプの選手なので、ガンガン前から行ってくれたことでセカンドも拾いやすかったと思うし、全体的に距離感がよかったから、普段は拾えていなかったセカンドボールを拾えていたところが良かった。90分で決めきれなかったのは課題だけど、今まで女子はPKで勝つことができていなかったチームなので、そういう点で強さが出ているのかもしれないし、自分たちの自信につながったと思う。(これから1部で戦うことについて)去年の秋リーグで、1度も勝てなかったので自分たちの足りないことに気づけたリーグだったので、今からスタートできると思うので、必ずインカレ出場という目標を果たしたい」
▼佐々木
「正直、練習のときは1部に上がれるのかなという気持ちだったけど、最終的にみんなが信じてくれたし、自分も信じることができたし、今までやってきたことが出せたから1部に上がることができたと思う。(試合を通して)関学大は予選リーグで大差で勝つ試合が多かったので、今まで通り簡単にはいかない相手だと思った。自分が思うには守備が一番頑張ってくれた。萌と(吉田)絢香さんがセンターバックをやってくださって、自分の指示もちゃんと聞いてくれて守備をやってくれたから、相手もやりにくかったと思う。公式戦で2連続PKというのも初めてだった。緊張していたが「自分を信じろ」というたくさんの声援のおかげでリラックスして挑むことができた。緊張するほどうまくいかないから、いつも以上に笑顔でいるようにしていた。最後まで笑っていようと思った。(これから1部で戦うことについて)1部は桁違いに強いと思うし、去年はそれで悔しい思いをした。今この試合が終わった時点で一番時間があるから、すぐにでも戦う準備をしていきたい」