【総合関関戦】航空部総合関関戦2連覇ならず

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇第41回総合関関戦本戦最終日◇6月17日◇福井空港◇

[最終結果]

関大 1500-1800 関学大

[個人]

1位 筒井 1000点

3位 山内 300点

今回の関関戦は大会の規則制作、運営など全て学生が行った。ルールも今大会オリジナルだ。今回の種目は200mの早上がり。エンジンのない競技用の機体はエンジンの付いた機体に曳行(車などで、引っ張ること)され、600mまで上昇し離脱する。200m早上がりとはそこから800mまでの早上がりを目指す競技である。

最も早く達成した選手には1000点が与えられ、順位を落とすごとにマイナス100点となる。また滞空時間の長さによっても加点される。20分で200点、そこから1分ごとに10点加点される。なお上限は300点なので30分で満点に達する。大気の状態によって早上がりを目指すか、滞空得点を狙うかの判断も重要となる。

6月2日・3日の前哨戦では条件が良くなく、両大学得点者はいなかった。前日16日は飛行条件が良く、得点者が多数出た。関大はエース・筒井彩加(文4)が36分での早上がりを達成。また、主将・岸本祥太郎(安全3)が滞空得点で300点(審査後100点減点)獲得するなど、計1500点を獲得。一方関学大も、4年生の山田が41分での800m上昇を達成するなどし総合結果は1500-1500のタイに。

本戦2日目は勝負を決める1日となった。雲ひとつない晴天だったが天気が良ければ好条件というわけではない。上昇気流がないと機体は高度を維持できない。開始当初は上昇気流が弱く、フライトした秋山慶子(シス理2)、昨日滞空で300点獲得の山内麻帆(文2)ともに得点はならなかった。


△秋山


△山内

試合が動いたのは開始約1時間後。少し上昇気流が強くなり始めた中、関学大の3年生・西田が41分の滞空で300点を獲得する。条件の良くなった機会を逃すまいとここで関大はエース・筒井を投入。早い段階で上昇気流に乗り750mまで上がるが、これ以上の上昇ができず無得点に終わる。


△筒井

その後主将・岸本、田中美帆(法2)も上昇気流に乗れず、無得点。関学大300点リードで迎えた最終フライトは筒井に託された。滞空得点では最高300点のため、800mを目指す。「今日で勝負が決まるので燃えていた」と筒井。しかし、ここも気流をつかめず無得点となり、試合終了。1500-1800で関学大に敗れた。


△岸本


△田中

フライトは決して一人ではできない。離着陸のサポートや後ろに乗る教官など大学の垣根を超え多くに人間が協力し合って選手たちは空へ飛び立つ。それゆえに他大学との仲も非常に良くまるで一つのチームの様だ。ただ、馴れ合いではない。選手は信頼のおける仲間とともに自分の成績を追求する。


△松本正身監督

今回、敗れはしたが、大会の運営を経て得たものは選手たちにとって大きな糧となった。さらに上を目指し空を飛ぶ航空部に注目だ。【文・写真/水上壮平】

▼岸本祥太郎
「先々週の前哨戦は上昇気流がなく、両大学得点がなかった。昨日今日は比較的良くて、得点がに昨日はベストな条件で飛べて、両大学得点が出て引き分けだった。昨日は2回飛んだが、1回目はあと1分のところで粘りきれず悔しかった。2回目はすぐに上昇気流に乗って750mくらいまでは行ったがそれ以上は無理だった。別のコンバージェンスという分かりやすい上昇気流を見つけて、そこで40分くらい粘り300点を取った。でも30分で対空得点は満点に達するので、200mの獲得は諦めて着陸して他に回した方がチームとしてより多く得点できたのでそこが反省点。今回の大会は両大学共に競技だけでなく、大会の運営面も含めての成長が目的だった。ルールもまだ見直しが必要だし、もっと勉強して成長しないといけない。試合になると練習と違ってフライトに臨む意識が変わってくる。実戦を積んで様々な経験を積めたことが今回の大きな収穫だと思う」

▼筒井彩加
「昨日までで同点。今日は勝負の日ということで燃えていた。上昇気流も出てきてチャンスと思って臨んだが、得点できなかった。今日は飛行条件の悪い中、早い段階で上昇気流に乗ることができたが、あと50mのところ以上は上がることができず気流から外れてしまった。数少ない大会の中で自分1人で機体を上げることができたのはいい経験だと思う。ただ、昨日のような好条件の時だけでなく今日のような厳しい時でも上げていける技量がないと思ったので、夏の間にもっと練習を積んで秋には全国に行けるように頑張る」

▼秋山慶子
「気流が穏やかで上がることができなかった。でも、自分でできることも増えてレベルアップすることができたと思う。行きたいと思うところに機体を持って行けるようにはなり、上昇気流がどこにあるかとかも分かるようになったので操縦技術は向上していると思う。福井では飛び慣れていないけど先々週よりも良かった。ライセンスを取得して、1人で飛べるようになりたい」

▼山内麻帆
「上昇気流があったが旋回がうまくできず、滞空できなかった。技術があればもっと長く飛べたと思う。綺麗に旋回できるように技術を磨いていく。今回は福井特有の曳行でのフライトを経験できたのは良かったと思う」