【準硬式野球】大接戦も引き分けに終わる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇第41回総合関関戦本戦2日目◇対関学大◇6月16日◇KAISERS BASEBALLFIELD◇

関 大 000 500 300=8
関学大 400 003 010=8

(関大)平井、内川、草谷、沖崎―庄中
(関学)田中、中村―前田

新体制始動から1カ月。前田航平主将(環都3)率いる新チームの初戦は総合関関戦となった。昨年は惜敗を喫し、ホーム開催の今年こそ勝利をつかもうと意気込んだ関大準硬。同じく代替わりした関学大との一戦は、点を取られては取り返しのシーソーゲームに。終始読めない展開も、粘り切れず伝統の一戦は引き分けで終わった。

先発マウンドに立ったのは、新たにエースナンバーを任された平井巽(法3)。けがでしばらくピッチングから離れていた平井にとって、およそ2カ月ぶりとなる登板機会だ。「ボール先行でテンポが悪かった」。立ち上がりから制球が乱れ、四球と安打で次々にランナーを許す。悪い流れを断ち切れず、1死も奪えぬまま走者が続々とホームイン。仲間の守備に助けられながらこの回を終わらせたが、なんとも苦い出だしとなった。


△平井

「テンポよく行こうと思った」。初回に全くリズムをつかめず苦戦した平井だが、2回以降は見違えるような好投を披露する。2、3回を、打たせて取るスタイルで三者凡退に抑え、関学打線を封じ込んだ。

反撃を開始したい関大。2回に居内佑太(法2)の右前二塁打で好機が訪れるも、ものにできず、もどかしい時間が続く。そんな中、相手先発・田中を崩したのは4回表だった。この回先頭の3番山田力輝(安全2)が右翼方向への二塁打で出塁。そこから2者連続四球で無死満塁の大チャンスに。この絶好機で打席に立ったのは、2回に二塁打を放った居内。内野への打球はエラーを誘い、その間に山田が生還。その後も関大打線の勢いは止まらず、打者一巡の猛攻で5点を奪って逆転に成功した。


△居内


△山田


△長尾聡大(政策3)


△田中寿和(情1)

大きな援護をもらった平井は4回裏、ランナーを出しながらも無失点で関学打線を抑える。続く5回もこの試合3度目の三者凡退で斬り、完全に流れは関大のものに。しかし6回、再び関学打線の猛襲に遭う。1死一塁で7番前野が右翼線ぎりぎりの打球を放ち、一気にランナーが駆け抜け生還。さらに8番工藤に逆転打を浴びたところで平井はマウンドを後にする。2番手を任されたのはルーキーの内川大輔(文1)。9番前山に追加点を許すものの、その後はなんとか抑え切ってこの回を終わらせた。


△内川

再びリードを許した関大は、すぐに点を取り返す。7回表、4番前田が背中直撃の死球で一塁へ進むと、続く2人も四死球となり満塁に。このチャンスをつかんだのは7番薮田拓弥(商3)だった。左方向への当たりは適時二塁打となって同点に並ぶ。そして8番庄中亮太(政策2)も続き、内野をすり抜ける中前適時打で逆転に成功。2度目のリードで誰もが勝利を確信した。


△薮田


△庄中

7回裏からは草谷聡二(政策2)が登板。この回を三者凡退で抑えたものの、8回裏にヒットを浴びて降板。ルーキー投手・沖崎勇人(安全1)にマウンドが託された。大学初登板に、最初は四球でピッチングが安定しない沖崎。一塁手・居内のエラーでまさかの失点を許し、再び同点に追い付かれる。なんとか後続を断ち、勝敗の行方は最終回まで持ち越された。


△草谷


△沖崎

絶対に点を奪いたい最終回だが、思うようなプレーができず、外野フライと三振でまさかの三者凡退で終わる。敗戦は避けたい関大。緊張の中、沖崎がマウンドに立つ。1人目を外野フライで仕留めるが、2人目に安打を許す。しかし慌てることなく投球を続け、残る打者を内野ゴロと外野フライで切り取って、ゲームセット。なんとか引き分けで終え、黒星は免れたが、前田準硬初白星とはならなかった。

チーム初の対外試合は、勢いに溢れていたが、課題も多く見つかった。秋季リーグに向けてどこまで仕上げられるかが鍵となる。前田主将率いる新生・関大準硬はまだスタートを切ったばかりだ。【文/写真:松山奈央】

▼丸山監督
「メンバーもカラーも入れ替わって、初の対外試合。今のべストメンバーで手探り状態ではあった。メンバーは部内で紅白戦をして決めた。リーグまでには形にしたい。4回生の穴が空いた所を埋めるというより、一からチーム作りという感じ。まとまれば勝てる。秋は優勝を目指して課題を克服するために、チームに合った練習をしていく。野球をするだけの人が多いから、個々で意識を高めて関大らしくプレーしないと勝てない」

▼前田主将
「チームがまだ全然できていない中でどう戦っていくか。平井の調子が悪く、守備もバタバタで、特に遊撃手や外野手は今まで出ていなかった人だった。打線も
も勝ちきれなかったのは仕方がない。関学は良いピッチャーが多く、継投で来ても自分のスイングでやったから安打や打点があったと思う。昨シーズンは守備で苦戦していたから、打線を意識するよりもロースコアで、少ないエラーつでプレーするのが目標。ヒットが少なくても、打つべき人が打てば勝てる。平井や池川のけがななど、ピッチャーが万全でない中だが、1年生もは入ってきた。4回生が抜けた分、新戦力で補いたい。満足せず、これからにつなげていく」

▼居内
「スタメンは初めて。(4回表)ヒットで2点返そうと思っていたから、物足りなかったけど、1点でも取れてよかった。最後のショートゴロをエラーしたのは今までで一番悔しかった。代替わりして出番はあると思っていた。ライバルは同じポジションの人みんな。チームの力になれるよう頑張りたい」

▼庄中
「昨年も関関戦に出場して先輩に引っ張ってもらったから、今年は自分が引っ張ろうと思っていた。緊張はなかった。引退が懸かる試合などは緊張するが、それ以外は良い意味で適当に、いつも通りをにやっている。(7回逆転打について)最初にスクイズを失敗して、ランナーを一人だめにしてしまった。北條さんが悲しい顔をしていたから、悲しませたくなかったのもある。簡単なプレーで失敗して焦ってしまったのは反省。ピッチャーが苦しい時は自分が助ける気持ちでいきたい。次は秋リーグ。全ては優勝するために頑張りたい」