【バスケットボール】接戦ものにできず…関関戦黒星

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◇第41回総合関関戦◇6月15日◇関西大学東体育館メインアリーナ◇

【第1Q】関大26-25関学大
【第2Q】関大21-18関学大
【第3Q】関大22-12関学大
【第4Q】関大7-21関学大
【延長】関大4-7関学大
【試合終了】関大80-83関学大

西日本学生選手権大会を4位で終えた関大男バスの関関戦。昨年の総合関関戦や四私大定期戦でも勝利している関学大を、ホーム・関西大学東体育館に迎え入れた。多くの観客が見守る中行われた一戦は、第3Qまでリードするも最終Qではターンオーバーが相次いだ。足も止まり、同点に追いつかれ延長戦にもつれ込む。延長開始直後は波に乗ったように思われたが、勝ち切ることはできず。総合関関戦2年連続勝利とはならなかった。

第1Qは河野拓海(人3)の先制点で幕を開ける。梶原聖大(情4)もセカンドチャンスを沈めるが、ターンオーバーからバスケットカウントを奪われると、じわりと離されていく。「会場の雰囲気もあって、ちょっとあがってしまっている部分はあった」(足立臣哉=人3)。相手のミドルシュートが決まり、8点差が付いたところで一度タイムアウトを取る。


△河野


△梶原

タイムアウトが明けると、竹村崚(文1)が中に切り込んで得点。中谷颯吾(情3)のスリーポイントシュートがリングに吸い込まれると、竹村もスリーポイント。さらに、「走るのとディフェンスはやろうって決めてた」という中谷が走る。第1Q終了直前に中谷の速攻で逆転し、1点リードで第1Qを終える。


△竹村


△中谷

続く第2Q、足立のアシストで河野がアリウープを決めるが、その後は両チームともにターンオーバーが目立ち、得点が動かない時間が続く。石野渉生(人4)のスリーポイントで関大が一歩抜け出すと、菅原紳太郎(文1)もオフェンスリバウンドを沈め、相手を突き離しにかかる。中谷のスリーポイントで10点差を付けるが、粘る関学大を離し切れない。


△足立


△石野渉


△菅原

後半、河野がショットクロックぎりぎりでバスケットカウントを奪うと、竹村がスティールから速攻。このQで一気に14点差までリードを広げる。しかし、「バスケってよく言われるけど、15点(差)から20点(差)にいけるか、また10点(差)、一桁(差)になって粘られるかっていうその15点のところで開け切れなかった」(森田雄次主将=人4)。


△森田

最終Qに入ると、得点がぴたりと動かなくなる。足が止まり、走れなくなるとターンオーバーが相次ぐ。「頭が整理できなかった」(足立)。フリースローやインサイドから着実に得点していく相手に対し、関大は5分以上無得点のまま。1点差まで詰め寄られた場面で竹村のスリーポイントが決まるが、相手にもスリーポイントを返され、残り3分でついに逆転を許す。

中谷のスリーポイントで逆転するも、再び相手にスリーポイントを決められ75-76。梶原のフリースローで76-76。刻一刻と時間が削られていく中、ここでターンオーバー。あとワンプレーで勝負が決する。そんな場面でボールを持ったのは関学だった。ゆっくりと時間をかけ、好機を見計らう相手。試合終了へのカウントダウンが体育館に響く中、ブザーぎりぎりでシュートが放たれる。会場中の視線が集まったボールは、リングに当たって落ちた。

延長開始直後は竹村が躍動した。ドライブから得点すると、スティールから速攻。しかし、溜まったファールから相手にフリースローを献上すると、シュートも決められ1点差とされる。ベンチからは下田竜至(情1)の「もう1回気持ち作って!」の声。しかし、ここで再びインサイドから失点し、フリースロー2本も入る。

残り12秒で3点ビハインド。最後の最後にボールを持ったのは足立だった。「延長戦入った時に尾﨑さん(=尾﨑勇太ヘッドコーチ)に『おまえの作ったいいバスケット、チームなんだから、最後はお前が打て』って言われていた」(足立)。スリーポイントラインから足立が放ったボールはリングに跳ね返り、関学大ボールに。相手が2回ボールをついたところで笛が鳴った。

西日本インカレ準決勝、3位決定戦に続き、またしても接戦を勝ち切ることができなかった。「時間がなくて僅差なときに、自分が絶対決めるっていう自信持ったプレイヤーがもっと出てこないと、やっぱ最後みんなパス回すだけで逃げてた」(河野)。「ここ最近、競った試合は全部負けているので、その原因は何なのかっていうのをしっかり全員が考えて、練習取り組んで、最後リーグ戦勝って(全日本)インカレ出ないといけない」(竹村)。成長の夏を過ごし、秋にはさらに輝きを増した姿を見せてくれるだろう。【文:宮西美紅/写真:高木満里絵、金田侑香璃、中西愛】

▼森田主将
「関学が強いっていうのは分かってたんですけど、どこかまあ勝てるやろうっていうのはあって、女子が30点くらい開いてて、もしかしたら30点開いて勝てるかなと思ってたんやけど、まあその気の緩みはなかったにしろ負けは考えてなかったですね、正直。(関学大は)我慢強いチームなので。バスケってよく言われるけど、15点(差)から20点(差)にいけるか、また10点(差)、一桁(差)になって粘られるかっていうその15点のところで開け切れなくて。1回14点差くらいまで開いて、そこでこっちが20点、30点(差)にいけたら良かったけど、相手が粘ってきて。それもあったけど、こっちの集中欠けたのと、そこでアグレッシブさに欠けてしまって、こっちのバスケットが思うようにできない時間が続いてしまったと後半は思います。僕あんまり練習参加してなくて、今週も関大の練習2回くらいしかなくて、選抜(関西選抜、関西選抜Futures)で抜けてるメンバーもいて、特にチーム練習は1回くらいしかやっていなくて、僕自身も体全く動かしてなかったので。やることが多すぎて、あまり部活にも参加していなくて。ずっと座ってパソコンカタカタしてました。体も鈍っていました。尾﨑さんにも『僕、体動かないですよ』って言いに行ったんですけど、ちょこちょこ試合に出してくださったので、出た時頑張ろうっていう気持ちで今日は挑んでいました。走るっていうことに関して、自分たちは今までそこまで走ってなかったので、走ったら点取れるっていうのも分かって、それで取れた時は気持ち良くなるというか、『自分たちのやってきたことできた』っていうフレッシュな、新鮮な気持ちですごいテンションも上げられてると思うんですけど、これからリーグとかになるにつれて走って点取るのが当たり前になってくると、フレッシュさがなくなってきて、相手も(関大が)走るっていうのを分かっているので警戒してくると思うので、きょうみたいにゾーン(ディフェンス)されて走れなくなった時にどう点を取るのか。西日本の九産の時もそうだったんですけど、ゾーンされたら足止まってしまって。関大は足止まると点が取れなくなっちゃうので、それは見ていてすごい思いますね。足が止まっても点が取れる形作りと、そういう選手が出てこないと厳しいかなって思います。それを梶原君は西日本の時すごいやってたと思う。まあでも、走るのはベースなんですけどね、もちろん。絶対できない時間ってあるので。何回も何回も速攻出せてたら(点差)ポンって開くじゃなくですか。でもそんなわけにもいかないし、(相手が)強いチームになると。走るのを止めようとしてくるので、そこでどう点を取っていくか。そこが課題じゃないかなと思います」

▼足立
「前半は全然問題なくいけたんですけど、後半で点差が開いた時に、チームに気の緩みっていうのが見えて、そこで指摘することもなく会場の雰囲気にのまれたっていうのは結構感じてます。後半、相手がゾーンしてきた時に落ち着いて攻めたら良かったんですけど、僕の判断っていうのが本当に悪くて、チームにどう攻めるっていうのを指示できていなくて。自分もちょっとパニックになったところがあって、そこは本当に修正すべき課題っていうのがさっきの試合は見つかったと思います。自分たちが勝っている時に、相手がゾーンしてきたりとか、前から当たってきたりとか、変化をしてきた時に自分たちがそう対応するのかっていうのを想定しながら練習すべきだと思います。(結果については)悔しいですけど、リーグ戦までもうちょっとしかないので今下を向いていてもダメなので。リーグ戦の初戦で関学と当たるってことで、相手の実力もちゃんと分かれたし、1部で戦うのはそんなに甘くないっていうのがこの試合で分かったと思うので、その意識を持ちながら毎日練習していくべきかなって思います。西日本みたいに早くボールプッシュして速攻出すっていうのは同じくできていたかなって自分では思うんですけど、やっぱ向こうも変化してきてその時に自分たちがやるべきことをやろうをしなかったのはすごい反省だったなと思います。この負けをそのままにしていたら悔しいままで終わるから、どう修正していくかっていうのを気持ち切り替えて全員でやります。会場の雰囲気もあって、ちょっと上がってしまっている部分はあったんですけど、それが出だしちょっと悪くて、そこからはみんなでまた声出しあって、コミュニケーション取ったら修正出来て、自分たちのリードにつながったので、そこは良かった点かなと思いました。最後のスリーポイントは自分でも打つつもりだったし、延長戦入った時に尾﨑さんに『おまえの作ったいいバスケット、チームなんだから、最後はお前が打て』って言われていて、もう最後は俺打つしかないなって思って。あれも決めとったらまだ勝負決まってなかったわけやし、自分の弱さでしかないなって思います」

▼中谷
「こういう結構観客がいる中での試合ってなかなかなくて、出だしとかはみんなそれにあがってスタートが悪かったと思うんでそこは次の試合までにしっかり直していかないといけないなと思ったのと、後は、西日本からずっとそうなんですけど、接戦が勝ち切れてないんで、大阪学生やリーグ戦に向けて接戦でも勝てるようなチームにしていきたいなと思いました。細かいことなんですけど、リバウンドとかを基本的に頼ってて、インサイド陣に頼ってアウトサイド全然入ってなかったんで。そんなんでも相手の得点は積み重なってるんで、そこをちゃんとリバウンド徹底しないとこれからも接戦勝てないかなと思います。(延長になった時は)この頃ずっと接戦で負けてたんで勝ちたいなって思ってたんですけど、最後に弱いとこをつかれたっていうか、全員が最後まで走り続けてなかったんで。それで負けたんかなって思います。今日はもともと走るのとディフェンスはやろうって決めてたんで、前半相手の戻りが速くなかったんでその分走って点取れたんは良かったなあっていうのと、向こうが3、4Qは走ってくるのを止めにかかってたんで、それでも走り勝てるようにしていかないとなと。(西日本終わって)(森田)雄次さんと(石野)渉生さんが帰ってきて、逆に西日本でやってきたことを変えずにその2人にも合わせてやっていくっていうのをチーム全体で言ってやってたんで、その分に関してはいけてたかなと思います。渉生さんとかよく走ってたし、雄次さんも走って点にしようとしてたので。(次の大阪学生は)今まででてなかった子とかも出ると思うんで出てなかった子からチーム底上げして、もっとプレー時間割って出ても試合がうまく運べるように勝てるようなチームになっていきたいなと思います」

▼河野
「今日の試合はなんか悔しいっていう気持ちよりもやっぱり楽しかったなという気持ちの方が大きかった。試合中もやっぱなんかリーグ戦とかみたいにかしこまった試合じゃなくてやっぱ定期戦で、1年に1回のイベントで、いろんな人が見てくれてた中でプレーできたっていうのがすごい光栄だし、3年目にして初めてのコートだったので自分自身すごい舞い上がってて、出だしですぐファールしたりだとか自分らしくないプレーとかも出てしまったんですけど、総じて言えば悔しいけどやっぱ楽しかったです。ホーム戦でこれだけの人数の観客が来てくれた中で試合したっていうのが初めてのことだったので1番緊張したんですけどその中でも、常に楽しんでいる自分がいました。僕と梶原さんは選抜とFuturesで練習できたんですけど今週はほんまに月曜日の1回だけでチーム練習は出来てなかったですけど、やっぱ西日本でずっとやってきてたんでそこのチームワークっていうのはすぐに発揮できたと思うので、(森田)雄次さんと(石野)涉生さんが戻ってきてチームはさらに強くなってるし、それでも負けたっていうのはやっぱり悔しいので次、リーグ戦開幕戦で関学と当たるので、しっかり次は倒せるようにゾーンも攻略していきたいと思います。西日本でも何回かプレスされたことはあったけど、関学のプレスは力というか勢いが強くて、やっぱ応援っていうのもあって1度波に乗らせたらとことん波に乗ってたので、そしてやることを関学は徹底してやってくるのですごい怖かった。(チームとして)直していかなきゃいけない部分は、時間がなくて僅差なときに、自分が絶対決めるっていう自信持ったプレイヤーがもっとでてこないと、やっぱ最後みんなパス回すだけで逃げてたし、そういう場面で決めきれるっていう自信がもっとみんなについたらいいと思うんですけど、結局今日も竹村が連続4得点であいつがおらんかったらもっとダメになってたし、1年生がそうやってやってるのに先輩が決められなかったらやっぱ話にならないのでやっぱ4年生、3年生の上級生でしっかり引っ張っていけるようにしていかないといけないなと思いました。今回関関戦は女子男子共に負けてしまったんですけど、リーグ戦では絶対に倒して、インカレの枠は関大が絶対取ります」

▼竹村
「悔しいです。リバウンドを相手がめっちゃ頑張って取りにいってる時に、こっちがボックスアウトの意識が低くなって、相手のオフェンスが長くなった時にスリーポイント決められたり、相手がやりたいことやられて流れを持っていかれたのがあかんかったと思います。ディフェンスでフィジカルなくて点決められたりしたので、そこが良くなかった。あと、最後競った時に自分がシュート決めきれなかったのが悔しいです。先輩にめっちゃカバーしてもらってできているので、全然です。ここ最近、競った試合は全部負けているので、その原因は何なのかっていうのをしっかり全員が考えて、練習取り組んで、最後リーグ戦勝って(全日本)インカレ出ないといけないので、その時に関学とか近大とか競り負けたところとまたやると思うので、その時に勝てるように何となく練習してやっていくんじゃなくて、どうやったら勝てるかっていうのをみんなでもっと追及していかないといけないなと思います」