【ボクシング】同大戦黒星で連勝途絶える

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◇第72回関西学生リーグ戦第4戦◇対同大◇6月10日◇関西大学ボクシング場◇

[LF級] - ●
[F級]  中尾天晴(政策2)○WP
[B1級] 小林亮太(情1) ○WP
[B2級] 竹下開斗(情2) ●WP
[L1級] 渡部夏志(社1) ○WP
[L2級] 篠原龍太郎(人1)●ABD
[LW級] 本島翼(法1)  ●RSC
[W級]  日野魁人(人4) ●WP
[M級]  宮本大樹(人3) ●WP

関大3-6同大

※WP:判定
RSC:レフリーが行う勝敗宣告。TKOの相当
ABD:試合途中にセコンドが試合続行できないと判断し、タオルを投入すること

前節、初勝利をあげた関大。第4戦の同大は前年王者の芦屋大から3勝をつかむなど強敵だ。Aクラス入りへ絶対に落とせない試合に挑んだ。

LF級は不戦敗となり、F級にエントリーしたのは中尾。バンダム級が主戦場だが、一つ階級を落としての出場となった。接戦を勝ちきれない試合展開が続いていた2年生は気持ちが違った。左フックを有効に使い、3R終了まで攻勢を続ける。判定までもつれ込むが、レフリー全員が中尾を支持。足を吊りながらの勝利に「気持ちが出せた」(中尾)と語った。

続くB1級小林は右が好調。確実にパンチを当てポイントを稼ぐ。2Rに鼻血を出し、試合が一時中断したが接戦を判定で勝利し、リードを奪った。竹下は少し大振りのパンチが目立った。3R戦い抜いたが判定負けとなった。

L1級・渡部はジャブを中心に組み立てる。フットワークも軽く優勢に試合を進めたが、手数が少なくリングサイドからは「手数!」と声が飛んだ。だが、判定は僅差で渡部に。昨年の同大戦に並ぶ3勝目をあげた。同階級の篠原は苦しい試合展開となる。相手のパンチを受け続け流血。無念のタオルが飛び敗れた。続くはここまで3戦2勝と好調の本島。だが、ファイトを前面に出し突っ込むプレースタイルが裏目に出る。パンチをクリーンにもらってしまい3度のダウンを奪われた。まさかの1RでのKO負けとなった。

勝利にはあと2勝が必要となる中、迎えた重量級の試合。今季は2人で6戦5勝とかなり好調だ。先陣に立ったのは主将の日野。「自分次第やな」と、後に控える後輩の勝利を信じ挑んだ。日本代表に選ばれたこともある選手でかつ苦手なカウンタータイプのボクサーと対峙(たいじ)した。「慣れてるかなと思ったけどダメだった」(日野主将)。自慢のフックもこの日は鳴りを潜めた。悔しい判定負けとなった。続いた宮本も判定までもつれたが敗戦。好調の重量級がまさかの連敗で、チームとしても敗れた。

この試合の敗戦で自力でのAクラス入りは消滅した。だが、「1年でこんなに良くなるかというくらいにはよくなってる」(日野主将)と手ごたえを感じる。「最終戦はいい形で終わりたい」(中尾)。最終戦をホームで勝利し、今季を締めくくる。【文:多田知生/写真:濵田将志】

▼日野主将
「勝てた試合。もったいない。でも、来年はもっとチームがよくなると感じた。去年とは段違いに良くなってる。1年でこんなに良くなるかというくらいにはよくなってる。(自身の結果について)相手が強かった。日本代表に選ばれていて自分としても苦手なタイプ。対策というか今までもこういうタイプとは試合してきて慣れてるかなと思ったけどダメだった。(3-4で出番を迎えたが)M級が勝つと思ってたので、自分次第やなと思ってた。(直前の本島が1Rで敗戦)予想外だった。3Rして本島が勝つと思ってた。でも(本島も)スロースターターなんで1Rでまとめられたのかな。でもスパーリングでも本島が前に出てたので勝つと思ってた。前の試合が早く終わって調整がっていうのは特になかった。(今日よかった選手は)中尾、小林、渡部。中尾はうまいのに自分から行くところがあまりなくて、いい勝負で負けるっていうのが多かった。でも今日は気持ちが出てたのですごくよかった。渡部とかも相手を見てしまうところがある。でも今日は相手のやりにくいようにできてた。(大商大戦に向けて意気込み)チームとして勝ちたい。最後になると思うので決めたい。悔いのないように終わりたい」

▼中尾
「接戦落としてっていう展開が続いていたので勝ててうれしい。うれしいけどまず監督、コーチとか友だちとかがすごく喜んでくれて、みんながいてくれてのことなので本当に感謝しかない。(今日の試合で良かったところは)技術とかより気持ちが出せた。(試合終了後も)やりきった、勝ったな、これで勝ってなかったらヤバイってところはあった。(階級を落としての1戦)減量がすごいしんどい。今日も足を吊ってた。(大商大戦に向けて意気込み)今日はみんなのおかげで個人では勝てたし、チームとしてもいい波に乗ってると思う。最終戦はいい形で終わりたい」