【テニス】男子は完封勝利、女子は王手をかけ、中断。雌雄は14日に決す。

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◇第41回総合関関戦前哨戦◇6月10日◇関西大学空中テニスコート◇

【男子ダブルス】
○D1平川・山中2(7―6(4)、3―6、10―7)1本間・田中
○D2林・柴野2(6―1、6―0)0吉田・栗山
○D3高村・島田2(6―4、6―3)0山口・中澤
【男子シングルス】
S1山尾2―1打ち切り 本間
○S2林2(6―1、2―1RET)0吉田
S3高村1(6―1、1―2打ち切り)0田中伸
○S4大野翼2(6―3、6―1)0山本
○S5島田2(2―6、6―1、6-0)1高田
○S6柴野2(6―1、6―4)0田中洋
○関大 7-0打ち切り 関学大
【女子ダブルス】
○D1越野・大野菜2(6―3、7―5)0栗本・前田
●D2鎌田・中塚0(6(6)―7、4―6)2藤原・明河
【女子シングルス】
S1 越野 1(6-2、3-2)0中断 前田
S2 沈 1(6-3、2-1)0中断 栗本
○S3 橘 2(6-1、7-6(4))0吉田
関大2-1関学大
※関関戦の結果は男子と女子両方の結果で決定する。女子は雨天の為、14日(木)の15時30分からに延期となった。

昨年総合関関戦で初めて勝利を飾った関大。10年ぶり総合関関戦総合優勝のため、2年連続で勝利を収め、1勝に貢献したいところだ。

まず、最初にコートに入ったのは林大貴(社4)・柴野晃輔(文4)組、高村烈司(商3)・島田達也(人3)組の両ペア。春関のときと違い、再結成された両コンビは躍動する。関大のダブルスの強さを見せつけ、どちらともストレートで相手を下す。

春関で準優勝の好成績を収め、D1を任されたのは山中瑠樹亜(経1)・平川暉人(人1)組。春関3回戦でもスーパータイブレークにもつれ込んだ好敵手との戦いはこの日もスーパータイブレークの接戦となる。相手に先行されるが、1年生らしからぬ落ち着いた試合運びで逆転し勝利をもぎ取った。

S1の山尾玲貴(商2)は2-1とした時点で雨のため打ち切り。

S2の林は「初めてS2というポジションを任せられて不安というよりは楽しみの方が大きかった」との言葉通り生き生きとしたプレーで試合を優位に進める。第1セットを先取し、第2セットを2-1としたところでRETにより勝利をつかんだ。

S3の高村烈司(商3)は「出だしが良かった」と言葉通り第1ゲームをデュースの末ブレークに成功。その後も隙があればネット前へ仕掛ける積極的なテニスを披露する。ワイドへのスライスサーブもはまり、第4ゲームからは一挙に4連続ゲームで第1セットをものに。第2セット途中で打ち切りとなったが、実力を発揮した試合だった。

S4の大野翼(経2)はウィナーを量産し、相手を圧倒。4ゲーム連取に成功し4-0に。ネットにかかるミスやバックアウトが増え4-3となるも、そこからは粘りを見せ第1セットを先取。この勢いのまま第2セットもものにし勝利を収めた。

S5の島田はファーストセットこそ落としたものの、その後は完璧な試合運びを見せた。第2、第3セットはわずか1ゲームしか与えず完勝。ダブルスに続いて本日2勝目を飾った。

S6に出場した柴野晃輔(文4)は、序盤から相手を圧倒。強烈なフォアを軸にゲームを組み立てる。時折強い風が吹きつける悪条件の中でも、安定したショットで流れを渡さない。第1セットを6-1で先取すると、勢いそのままに第2セットも連取し快勝。林とのダブルスと合わせて2勝を挙げ、チームの勝利に貢献した。

D1に登場した越野菜摘(文3)、大野菜々子(社2)組。先月の春関でも準優勝の好成績を収めた2人は、新進大会を制した栗本・前田組に対し、序盤から強さを見せた。越野が力強いストロークでリズムを作れば、大野菜も要所でボレーがさえ、見事にストレート勝ち。試合が終了すると、2人は大きな笑顔で喜びを分かち合った。

D2の鎌田琴衣(社3)・中塚桃子(人2)組は苦戦を強いられる。タイブレークまでもつれ込んだ第1セットを落とすと、第2セットでも相手の攻めに上手く対応できない。途中でミスショットでアウトを取られる場面も目立ち、白星とはならなかった。

S1には越野が出場。ストロークをネットにかけ、ややいらだちを見せる場面もあったが、コースを突き優位に試合を運ぶ。第2ゲームに早々とブレークを決めると、その後も深めのスピンなどを使い相手をコートの外へ追い出した。第1セットをダウンザラインで締めると第2セットも3ー2とリード。しかし、ここで雨により中断に。勝負は14日へ延期となった。

S2の沈清河(法3)は一進一退の展開となる。しかし、ここ一番でのナイスショットが決まり、渾身の「カモン」がコートに響き渡った。しかし、雨が強くなり、無念の中断。勝負は木曜日に持ち越された。

S3の橘彩音女子主将(経4)は、第1セットを6-1で難なく先取する。しかし、途中で雨による中断を挟んだことも影響してか、第2セットは大苦戦。それでも、苦しい場面で粘りを見せる。最後は相手のショットがアウトとなりストレート勝ち。女子主将の意地を見せた。

雨天のため、男子は7-0と完封勝利を収めた時点で打ち切り。女子は2-1と王手をかけた状態で14日へ持ち越しとなった。一本を落とさず勝利した点について林男子主将は「良かった」としながらも、中断時の雰囲気については「もうちょっと締まった雰囲気が欲しかった」。日本一を目指す関大にとって一瞬の隙も命取りになることもある。だからこそ、「そこはさすが関大やなと言われるものを見せて欲しかった」と語った。

あと1勝で2年連続の勝利となる関大。林主将は「しっかり全員で笑って終われるようにしたい」と意気込む。今年も宿敵を倒し、その勢いのまま全国の舞台で戦いたい。【文/写真:長尾洋祐・松浦智・三木勇人】

▼林男子主将
「僕たち4年生が初めてのホームでの試合で結構気合い入っていて1本も落とさず勝てたという点では良かったと思います。チームの雰囲気はところどころもつれて少し微妙な展開もあったんですけど、最終的には勝ち切れた。その点に関してはこのチームで準備してきたことが出せたのかなと思います。柴野との久々のペアリングだったんですけどその点は問題なくて、お互いやるべきことが分かっていたので一番早くに試合を終わらす事ができた。去年は僕たちだけ負けてしまって『今年は絶対に勝とう』と言っていたので。(定期戦では負けていた)就活生がいなくて若い子がに任せていて全員がそろった団体戦は始めてなのでちょっとは4回生の存在感を示せたかなと。初めてS2というポジションを任せられて不安というよりは楽しみの方が大きかった。(チーム状況は)少しずつは良い方向に行っているので悲観せず悪いところだけ直して良いところはどんどん伸ばしていきたい。(雰囲気で具体的に気になった点は)一番自分が気になったのは雨の中断のときの雰囲気。もうちょっと締まった雰囲気が欲しかったかなと。試合がある選手は黙々と1人の時間を作っているように見えたんですけどそれ以外の選手はちょっと抜けている部分が見えた。そこはさすが関大やなと言われるものを見せて欲しかった。コートの中で笑いながら喋っている子もいてその部分に関しては隙かなと思います。(インカレでは関東の選手と実力を試す機会。楽しみか)これまでやってきたことが全然通じなかったらどうしようという不安もありますけどやってることは間違っていないと思うし山尾がフューチャーズでポイントを取ったり一般の大会でも良い成績を残している選手もいてそういった部分を試せるっていう部分では良い機会だと思います。去年初めて(関関戦に)勝ったときは自分たちもすごいうれしくて先輩たちと勝って喜んだ姿が印象に残っているので今年も最終学年としてホームでしっかり全員で笑って終われるようにしたいと思います。関関戦でテニス部として1勝、○をつけられるようにしたい」

▼橘女子主将
「(シングルスは)中断するまではいい流れだったけど、中断してから相手が考えてくるようになった。それに合わせてしまったというか、はまってしまった。やらなければならないことはできなかった。その中でも、越野にプレッシャーをかけないようにと思っていた。第2セットは競って、横で沈がやっていて、それでも自分が取らないといけないと思っていた。(第2セットでは)とりあえず相手より長くラリーをしようと思っていた。打っても中途半端になるところにしか飛んでいかなかった。逆に相手に打たせようと思っていた。3年前にコートを作ってもらって以来初めてのホームでの総合関関戦で、絶対に勝ちたい気持ちがあった。あとは、今日の朝の時点で7勝7敗で、テニス部で勝てば勝ち越せるか引き分けに持ち込めるということが分かっていたので、勝って前哨戦を終わらせようということは話していた。課題としては、今日第2セットで手こずった相手のロブやスピン系のボールに対して前に出て打っていかないといけない。あとは、全体的にもっと自分から打つということ。強い相手だったら完全にやられている流れだった。もっと自分から攻めていきたい。そういうパターンを想定した練習をあまりできていなかったので、これからしっかりと積んでいきたい」

▼柴野
「ダブルスでは最上回生2人組んで引っ張る気持ちでいってスコア的にも内容的にもとてもいい終わり方ができた。久しぶりに林と組んだんですけど噛み合っていた。シングルスは調子的にも良くは無かったんですけどスコアが離れてしまって中断があって、自分のテニスをしたかったが今まで抑えていたところもあってそれを出したらうまく合っていなくて最後4ゲームを取られてしまった。リーグではこのようなことがないようにダブルスのようにアグレッシブにいきたい。S6という部分では絶対に落としてはいけないと思っている。後輩に負荷を掛けずロースコアでプレーしたいと思っていた。(リーグではもっと上の番手という気持ちは)夏関では優勝してリーグではS1で出たい。リーグは最後に自分が一番上に出るチャンスがある。そこでエース対決をしたい。まだまだ技術的に足りていないところもあると思うので、技術的にも体力的にも向上したい。単複出場しても動じない体作りをしていきたい。(チーム状態は)強い1回生が入ってきてくれて、今日の関関戦も踏まえて誰が出そうというのが頭にあって下の押し上げがあり、チーム的には良い状態にはあると思っている。ただ、まだまだ足りていない部分もあると思っているのでここから厚みという部分を出していきたい。(足りない部分は)全体的に優秀な選手が多いと思っているんですけど極められている選手がいなくて、それに体力的にも不十分な選手が多いのでこれからもっとハードワークをしていって体も心もどちらも強くしていきたい。(全日本インカレに向けて)インカレでは悔しい思いしかしたことがないので今年こそ優勝できるように、ペアは違いますけどそれは関係無いのでシングルスがない分、力を注げるので優勝目指して頑張りたいです」

▼高村
「島田とはペアが久しぶりだった。夏関もこのペアになると思う。4カ月ぶりでブレークされるところから始まってしまった。3ー3までブレーク合戦だったことが改善しないといけないこと。サーブ力をつけていきたい。逆に言えば、今日はリターンが良かったけど、6ー1くらいに抑えないとならない相手だったと思う。(リーグ戦で体力面に不安は?)体力面はそんなに気にしていない。この前はS6とかで、今年は3なので勝たないという責任がある。今日の試合では悪くなかったし、シングルスは出だしが良かった。シングルス、ダブルスの両方とも出だしが大事だと思うし、気持ちの部分があると思う。(次の大会は?)JOP(ジャパンオープン)の東海オープン(第87回東海中日選手権大会)に出場する。今日のようなプレーでは上の方に行くのは難しい。自分たちのプレーをしていきたい」