【漕艇】西日本選手権 女子ダブルスカルが優勝!

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◇第3回西日本選手権競漕大会◇6月9・10日◇大阪府立漕艇センター◇

[午前の部]
【男子舵手なしクォドルプル】
1着 6:19.17
【男子舵手付きフォアA】
2着 6:53.5
【男子舵手付きフォアB】
3着 6:55.1
【男子舵手なしペア 松﨑・今井】
1着 7:05.6
【男子ダブルスカルA 成田・平見】
3着 8:04.3
【男子ダブルスカルB 保田・植野】
2着 7:23.3
【女子ダブルスカル 森・山本千】
1着 7:24.3
【女子シングルスカルA 山本昌】
4着 6:55.1
【女子シングルスカルB 林】
4着 9:36.6
【女子シングルスカルC 三木】
5着 9:11.3
【女子シングルスカルD 山本実】
2着 9:03.6
[午後の部]
【男子舵手なしクォドルプル】
1着 6:31.40
【男子舵手付きフォアA】
4着 7:06.63
【男子舵手付きフォアB】
2着 7:02.14
【男子舵手なしペア 松﨑・今井】
2着 7:05.84
【男子ダブルスカルA 成田・平見】
3着 7:46.42
【男子ダブルスカルB 保田・植野】
2着 7:32.79
【女子ダブルスカル 森・山本千】
3着 7:46.42
【女子シングルスカルA 山本昌】
1着 8:25.95
【女子シングルスカルB 林】
5着 9:48.25
【女子シングルスカルC 三木】
3着 9:12.10
【女子シングルスカルD 山本実】
4着 9:11.56

[順位決定]
【男子舵手付きフォアA】
2着 7:05.51→総合7位
【男子ダブルスカルA 成田・平見】
3着 7:50.74→総合10位
【女子シングルスカルB 林】
棄権
【女子シングルスカルC 三木】
1着 9:04.77→総合11位
【女子シングルスカルD 山本実】
2着 9:08.31→総合12位

[決勝]
【男子舵手なしクォドルプル】
1着 6:26.86→優勝
【男子舵手付きフォアB】
5着 7:04.55→総合5位
【男子舵手なしペア 松﨑・今井】
2着 7:05.68→総合2位
【男子ダブルスカルB 保田・植野】
4着 7:23.29→総合4位
【女子ダブルスカル 森・山本千】
1着 7:35.78→優勝
【女子シングルスカルA 山本昌】
3着 8:30.62→総合3位

シーズンが始まり、早くも1ヶ月。西日本選手権を迎えた。先月の朝日レガッタでは男女ともに確実なレベルアップを証明したが、総合関関戦では男子エイトが関学大に破れまさかの2連敗。今大会は、関大からはエイトでのエントリーはなかったが、男子舵手なしペアや舵手なしクォドルプルといった普段は出漕することのない種目に挑んだ。

西日本選手権の特徴としては、着順ではなくタイムで順位を競うこと。1日目は午前の部・午後の部の2本のレースをこなし、そのタイムを計算・平均化し2日目の決勝(A決勝)もしくは順位決定(B決勝)に振り分けられる。


1日目は5クルーが決勝進出を決めた。初めに、松田恭亮(人4)率いる男子舵手なしクォドルプルが午前・午後ともに堂々の1着でフィニッシュ。また、森千聖(外4)と山本千咲(文3)の女子ダブルスカルも両レースを、他艇を大きく引き離し余裕のトップで決勝へと駒を進めた。
男子舵手付きフォアは山田悠光(文2)がリーダーを務めるAクルーと、副将の大森晃司(経4)がまとめるBクルーの2艇が出漕した。Aは1本目で2着だったものの、2本目ではタイムが大幅に落ちてしまい2着以下の艇と僅差で4着。順位決定戦に回ることとなった。

対して、Bは午前の部では1着の岡大 立花と大市大 勇と10数秒差をつけられ3着となったが、午後の部では1着の大市大 勇に約8秒差まで迫り息を吹き返し、決勝進出を決めた。

男子ダブルスカルも同じく2クルーがレースに臨んだ。成田知貴(商2)・平見岳(法2)のAと保田篤希(人4)と植野修爾(経4)のBだ。

前者は両レースともに、最後まで漕ぎ切ったが、他チームにリードを取られ順位決定戦に回った。

後者のBは2本通して3艇中2着で決勝へ進んだ。

 

女子シングルスカルには、Aに女子リーダーは山本昌奈(文4)、Bに林あかね(文2)、Cに三木まりの(法2)、Dに山本実央(法2)がエントリーした。

2年生選手は、今大会がシングルスカルでの初出場となった。1人で艇を漕ぎ進める、孤独の戦いとなり、試合前は不安げな表情が浮かんだ。だが、3人ともに大きく崩すことなく最後まで戦い抜いた。特に、山本実は午前の部において後半まで関学大・山口と先頭争いを繰り広げた。結果は2着で健闘を見せた。そして、Aの山本昌は午前は4着で思うような結果は残せなかったものの、午後の部では力強い漕ぎで1着に返り咲き、予選を突破することに成功した。

 

大会2日目は、天候はあいにくの雨だったものの、コンディションが大きく荒れることはなかった。初めに女子シングルスカルの順位決定戦が行われた。三木が1着で山本実が2着で意地を見せた。男子ダブルスカルBは3着でフィニッシュ。総合10位で大会を終えた。男子舵手付きフォアAも最後まで粘り続け2着で7位となった。

 


男子舵手なしペアの決勝レース。瀬田漕艇クラブを追いかける形でスタートしたレース。「大工大があんなに速いとは知らなくて少しヒヤッとした」(松﨑)。大工大 Aileの艇が少しづつ2人の艇に近づいてくるが、目標は『打倒・瀬田漕艇クラブ』だった。最後まで大きく艇速を落とさず食らいつこうとしたが、結果は総合2位。「自分たちが弱いというわけではないけど、それを効率よく艇速に変えることができなかったり、無駄な動きがあったりしたから疲れやすかったりするからそういうところで負けてしまったのかな」と松﨑は振り返った。

 


そして、期待の女子ダブルスカル。試合後、「前半からもう少し差を開けれたんじゃないかなと思う。だから不完全燃焼」と森が自分たちのレースを評価するが、コンスタントの時点では他艇との差は大きく開いていた。多少艇のバランスが崩れるも、レートも上げることなく、一定のリズム感で漕いでいきフィニッシュ。2人は「不完全燃焼」と振り返るが、総合優勝を成し遂げ、その実力の高さを見せつけた。


女子シングルスカルの山本昌もメダルを獲得した。後半までは前日の午前の部で敗れた大府大 甲斐、そして瀬田漕艇クラブ・嶋と先頭集団を走り、山本昌は艇速をキープしながら食らいつこうとしていた。終盤で離されるものの、最後までガッツが光るレースを展開した。


「攻めるということで回転数をいつもより2枚上げて、結構内容は良い方だと思う」(保田)。男子ダブルスカルBは前日よりも内容が改善した。保田と植野は、現在新人指導を担当しており、今回が自分たちの最後のレースのなった。それゆえ、気持ちがあらわれた試合となった。目標のメダルには一歩届かなかったが、4位とまずまずの結果を残した。

男子舵手なしクォドルプルは今大会全体のエントリー数は2艇のため、関大にとってはあくまでインカレに向け、目標のタイムを切ることがテーマであった。設定されたタイムは620.00。前日の午前の部で切ることができ、さらに優勝を成し遂げた。全日本インカレまではあと3ヵ月。この期間でさらにタイムを縮めたいところだ。

最後は男子舵手付きフォアB。「なかなか(決勝に)行き慣れてないのもあり、力んでしまうこともあって、初日と比べて硬い漕ぎになってしまったかなと思う」と大森の言葉通り、思うように艇を漕げず、5位に終わる。だが、ヤマ場である8月の関西選手権への収穫もあった。「整調が出してみんながついていくんじゃなくて4人全員で出していかないといけないということが改めてわかった」。対校クルーではなく、『修行期間』としての試合を通して今後のためにつながるものは大きかった。

結果は、優勝が男子舵手なしクォドルプルと女子ダブルスカルの2艇。また、複数のクルーが入賞そた。今大会の位置づけは、あくまで『関西選手権、インカレに向けて』のステップであった。だが、多くのクルーがメダルないしは表彰状を手にすることが出き、今後の活躍がさらに膨らむ。関西選手権は8月9、10日。わずかな残り時間で、さらにローイングに磨きをかける。【文:写真柴村直宏】

▼男子舵手なしペア・松﨑
「瀬田漕艇クラブがめちゃくちゃ早いのはわかってたからどんだけ食らいつけるかどうか試すために出場した大会だから、大工大があんなに速いとは知らなくて少しヒヤッとしたけれど、瀬田漕艇クラブの差がでかかったからまあまあ。今の時点ではこんなもんかという感じ。(瀬田漕艇クラブのクルーは)めちゃくちゃ歴が長いからというのもあるけれど、単純に自分たちが下手くそだから技術の面で負けてしまったんだと思う。体力面では、エルゴのタイムを見ている限り、自分たちが弱いというわけではないけど、それを効率よく艇速に変えることができなかったり、無駄な動きがあったりしたから疲れやすかったりするからそういうところで負けてしまったのかな。(逆に良かったところは?)流れがあったけど昨日の1レースの時は蛇行した。でも、流れに任せていいタイムも出せたけれど、今日のタイムも同じぐらいだったのである程度真っすぐいけたし、今日の方がよかった。昨日は1500㍍ぐらいから艇速が落ちてしまったので、今日はレートを上げたけれど、すんなり上げることができた。(関西選手権の意気込み、課題は?)絶対に優勝を狙いたい。結構激戦になると思う」
▼女子ダブルスカル
「個人的には不完全燃焼がすごい。1本目2本目の方が漕げた感じがした。もっと本当は艇速が出たのに、バランスが崩れてしまった。予選の2本がいい感じで漕げてたのに、決勝になって全部出しきれなかった。前半からもう少し差を開けれたんじゃないかなと思う。だから不完全燃焼。(勝てるっていう自信は?)まあ、勝つだろうなと思っていた。(関西選手権の目標は?)(引退まで)残り少ないし全日本インカレまで日数もあまりないので1つ1つ、1日1日を大切にしていきたい」
▼女子ダブルスカル・山本千
「いいレースとは言えなかった。昨日の方がよかった。もう少早く差をつけることができたと思う。(関西選手権までの目標は?)ファイナルをもうちょっと丁寧にしたい。そして、メダルをもう一回取りたい」
▼男子舵手付きフォア・大森
「決勝に出れたのはすごくよかったのだけれども、なかなか(決勝に)行き慣れてないのもあり、力んでしまうこともあって、初日と比べて硬い漕ぎになってしまったかなと思う。上半身力が入ってしまったりとか、リズム感があってなかったりとか、普段できていることができていなかったのが決勝の結果の要因だとお思う。(クルーの状態は?)本当に良くて、1本1本のパドル力だったりだとか声掛けとか、状態は良かった。でも、それを艇を進める力には還元できなくて、そこはちょっと惜しかった。(クルーの選考基準は?)正直自分もわからない。対校クルーといえるようなものではないけれど、意味合い的には修業期間。そういうクルーでも関西選手権の1つ前の大会として練習期間として結果は出さないといけなかった大会だったのかなと思う。(関西選手権につながったことは?)初めてフォアで出たけれど、今までエイトに乗ってきたし、しかも初めての整調だったけれどリズムは全員で出さないといけないし、整調が出してみんながついていくんじゃなくて4人全員で出していかないといけないということが改めてわかった。(次の目標は優勝?)優勝。そこはぶらさないようにしたい」
▼男子ダブルスカルB・保田
「(昨日と変わったことは?)攻めるということで回転数をいつもより2枚上げて、結構内容は良い方だと思う。今の体力や技術からすると、自分的には最大限のパフォーマンスは出せたかなと思う。自分たちの弱いところは1000㍍から1500㍍のコンスタントのところで極端にタイムが落ちてしまうこと、今回は艇速が落ちてもしっかり戻して、キープしようとした。メダルを取るって決めてた面では昨日とは違った。コンスタントの粘りが良かったと思う」
▼男子ダブルスカルB・植野
「一番は気持ちの面だと僕は思っていて、初日は落ち着いて漕ぐということを意識していたが、2日目は自分たちが最後のレースということもあり、気持ちの面ではメダルを取りたかったけれど、ドライブがうまいこといったと思う。スタートは全体通してよかったと思うし、コンスタントも今日の方が良かった」