【柔道】関学大圧倒で貴重な白星つかむ!

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◇第41回総合関関戦前哨戦◇6月9日◇関西大学養心館柔道場◇

[7人制]関大6―1関学大
先鋒 野原 一本勝ち
次鋒 千葉 一本勝ち
五将 稲植 一本勝ち
中堅 鈴木 一本勝ち
三将 吉川 優勢負け
副将 東阪 一本勝ち
大将 荒木 一本勝ち

最優秀選手 荒木佳祐
優秀選手賞 鈴木隆聖

 

柔道部が貴重な白星を手に入れた。昨年は接戦の末、内容勝ちでなんとか勝利を収めたが今年は先鋒から中堅まで4人連続1本勝ちで早々と勝負をつけ、6-1で圧倒。総合関関戦成績を6勝7敗1分と負け越していたがこれで五分に戻した。10年ぶりに総合関関戦制覇を目指す関大にとって大きな1勝となった。

2週間前の関西学生大会とは少しメンバーを変えて臨んだ関大。先鋒には野原悠司(情2)が入る。「先鋒なので自分が一本を取って流れを作るのが大事だと考えていた」と野原。相手に指導が2つ出るなど積極的に攻めにいき、最後は強烈な投げ技で一本を決めた。応援も沸き、いい流れで次鋒に託した。


△野原
野原からコートの去り際にお尻をポンと叩かれて送り出せれたのは次鋒の千葉信介(人3)。開始1分過ぎにあわや投げられそうになるがここは持ちこたえる。終始、攻めの姿勢を貫き、最後は大外刈りが決まり勝利を収めた。


△千葉
この勢いで一気に王手をかけたい関大。五将の稲植晃(法2)は開始30秒で技ありを奪うなど立ちあがりからいいスタートを切る。その後は膠着(こうちゃく)状態が続くも、ラスト6秒のところで内股を決め、見事勝利まであと一つとした。


△稲植
中堅の鈴木隆聖(情3)も稲植と同じく開始30秒で技ありを奪う。しかし、これに満足することはなかった。「最初の技ありじゃ優秀賞は取れないなと思った」(鈴木)。一本を狙いにいき、豪快な背負い投げを相手におみまいした。これにより関大の勝利が決定。また試合後、鈴木は狙い通り優秀選手賞を受賞することになった。


△鈴木
4人連続一本勝ちを果たし波に乗る関大。この勢いを持続させたかったが、三将の吉川律句(文3)は技ありを相手に決められるなど後手に回る。その後も反撃しようと相手に食らいつくもかなわず優勢負け。試合後吉川は「柔道人生で一番悔しい試合だった」と振り返った。今後の奮起に期待したい。


△吉川
副将で登場した東阪泰輔(法3)は階級差のある相手との対戦。序盤は中々試合が動くことなく進んだ。「自分の組手が下手くそだった」と東阪。それでも、相手が大外刈りを仕掛けてくると返し技で豪快に「オーラッ」の声ともに投げ飛ばした。


△東阪
最後を任されたのは主将の荒木佳祐(人4)。「もう皆に自分が内股で来るとばれているのでいつもと違うような技の出し方であったり、柔道スタイルで臨んだ」と荒木。フェイントを入れるなど相手の動揺を誘い最後は切れのある内股を繰り出した。きれいな一本に敵、味方問わず観客席から「おー」の感嘆の声が漏れる。エースの貫録を見せつけ、最優秀選手賞にも輝いた。


△荒木
10年ぶりの総合関関戦勝利に貢献した柔道部。荒木主将は「貢献できたことはありがたい」としつつも、「課題を克服できるかというのを試していた」と話す。2週間後には全日団体が控える。「全員が2週間でコンディション整えてやっていけたらと思う」と荒木主将。控える大舞台をベストな状態で臨みたい。【文:三木勇人/写真:金田侑香璃】

▼荒木主将
「関西大会から一週間、二週間あったんですけどそこで課題が見つかって、今日は6-1で勝てたと思うんですけどその課題にみんなが取り組んでいた。まだ克服はできていないんですけどその段階に入ってきたと思います。毎日の日々の取り組みがあったのでそれが結果に結びついたと思います。全日に向けてこの試合も含めて全員が技を出して勝っていけるように全員が2週間でコンディション整えてやっていけたらと思う。(自身が意識したこと)もう皆に自分が内股で来るとばれているので一回そこでフェイントを入れて見たり今日はいつもと違うような技の出し方であったり、柔道スタイルで臨んでみました。(点数をつけるなら)何十点もないですね。(関関戦の勝利に貢献)貢献できたことはありがたいんですけど、勝ち負けとかじゃなくて、課題が克服できるかというのを試しでやっていた。(課題は)動かして掛けるというか力づくでいってしまう部分があるので技とかで崩していくこと。そこがみんなの課題になっていると思う」
▼鈴木
「相手も油断できない相手だったのでとりあえず負けないように組手をしっかりしてそれぞれが一本を取る柔道を目指した。結果的に一本を取れたのでそこは良かった。みんな勝っていて優秀賞も狙っていたので僕もみんなに負けないように一本勝ちをしなくてはと思っていたので狙いにいきました。春休みにけがをしてしまって、そのけがが徐々に治ってきているので1年生のころから筋トレを続けてきて大分相手のコントロールができるようになってきた。(応援団の応援は)いつもと違ったアットホームな環境だったのでとても後押しになり、背中を押されました。(開始30秒で技あり)最初の技ありじゃ優秀賞は取れないなと思っていたので一本を狙いにいきました。去年も優秀賞を狙っていて一本を取りにいったのを返されて優秀賞どころか引き分けになってしまった。今年は本当に欲しかったので狙いにいった。まずは負けないように早く引き手をとることと、一本を取るために派手目な背負い投げを中心に取り組んだ。(全日に向けて)全国大会は一戦一戦レベルの高い相手になるのでまずは負けないようにしてそこからワンチャンスを生かして勝ちにいきたい」
▼野原
「先鋒なので自分が一本を取って流れを作るのが大事だと考えていた。テーマは一本にこだわること。立ち技で投げて勝ちたいと思っていた。次にまた団体があったら団体の流れを作れるように向かっていきたい。(今日の試合の出来としては)60点」
▼東阪
「あんまり勝ち方は奇麗ではなかった。(階級差がかなり違う相手だがやりにくさは)ただ自分の組手が下手くそだった。相手が大外をかけてきたのでそれをうまく返せた。(改善していきたいところは)とりあえず組手の下手くそさを直したい」
▼千葉
「一回投げられそうなとこがあったんですけど、それ以外は自分のペースで試合ができたので、そこは良かったと思います。(今日は)関大で試合をするので、伝統的な試合の中でやっぱり自分ができる仕事をしたいなと思ってやってました。勝ったのは大外刈りですね。今日はいけるかなって気持ちはありました。これからも頑張ってやっていきたいと思います」
▼稲植
「勝てて良かったです。そうですね、組み負けないように、相手の方が背が高かったのでちょっと慎重に最初は様子をみてやりました。最初袖釣で投げて、技ありをとって最後に内股で一本をとりました。去年は出ていないのでどういう感じかあまりわからなかったので、(意識したことは)特に何もありませんでした。次は全日本学生なので、先輩たちの力になれるようにしっかり頑張りたいと思います」
▼吉川
「今日は僕の前が全員一本勝ちで、僕の後も一本勝ちだったんですけど、僕だけ負けてしまって申し訳ないし、自分としても力が出せなかったので今までの、柔道人生の中で一番悔しい試合になりました。敗因は甘い技をかけて、試合をちょっと見返したんですけど、崩しの少ない技で、いつも普段から言われてることなんですけど、それができてなかった。それを今後の課題にしていこうと思います。今日みたいな試合をもう2度としないように練習に取り組んで、勝ちにこだわって頑張っていきたいです」