【バスケットボール】あと2点が届かず。3位決定戦へ

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◇第68回西日本学生選手権大会準決勝対近大◇6月9日◇エディオンアリーナ大阪◇

【第1Q】関大22-21近大
【第2Q】関大21-26近大
【第3Q】関大17-20近大
【第4Q】関大24-19近大
【試合終了】関大84-86近大

立命大との準々決勝を制し、準決勝のコートに立った関大男バス。顔を合わせたのは、関西学生選手権大会で優勝した近大だ。外国人留学生を擁し、サイズの面で優位に立たれるが、前半は大きく離されることなく終了。後半では一時2桁に開いた点差を最終Qで詰めるも、あと1歩及ばなかった。

第1Q開始直後、ゴール下から先制を許すと、近大はショットクロックぎりぎりのシュートも勝負強く決めてくる。しかし足立臣哉(人3)がファールをもぎ取ると、ミドルシュート、スリーポイントが立て続けに決まり、簡単には主導権を握らせない。また、この日スターティングメンバーに名を連ねた関野日久(はるく=文3)が、インサイドで奮闘。「僕はとりあえずフィジカルとリバウンドだけいつも仕事でやっているので、最初ディフェンスしんどい時もそれを結構頑張れた」(関野)。


△足立


△関野

外国人留学生とマッチアップした梶原聖大(情4)も、積極的に攻めていき、相手のファールを誘う。第1Qだけで2ファールとし、一度ベンチに下げさせた。その後、足立のスリーポイント、河野拓海(人3)のミドルシュート、秋岡和典(人2)のスリーポイントが次々と決まり、1点リードでこのQを終える。


△梶原


△河野


△秋岡

リードを広げたい第2Q、梶原のアシストで菅原紳太郎(文2)が得点すると、梶原が速攻し点差は5に。相手も早めのタイムアウトで切り替えを図るが、秋岡のスリーポイントが再び決まると、梶原のスティールを足立が沈め流れを渡さない。


△菅原

コート内での言葉も多く、しばらくはペースは関大だったが、タフショットやスリーポイントを落ち着いて決められじりじりと詰め寄られると、インサイドを崩されついに逆転を許す。精度の高いアウトサイドシュートで得点を重ねる相手に対し、秋岡や竹村崚(文1)がドライブで攻めていき、3点ビハインドで後半へと折り返す。


△竹村

第3Qは相手の高さを生かしたオフェンスに苦しむが、負けじと梶原のシュートで応戦。スローインからのチャンスも河野、関野がきっちりとものにする。しかしサイズ面で優位な相手にセカンドチャンスを確実にものにされ、徐々に点差を離されていく。

最終Q、梶原がゴール下で勝負強く得点を重ねていくも、なかなか点差は埋まらない。試合時間残り5分でその差は13点。河野がセカンドチャンスを沈め、足立のアシストで梶原がミドルシュートを決めるも、インサイドから安定して点を取る相手に詰め寄ることができない。

しかし残り2分、竹村のバスケットカウントシュートで流れが変わる。河野のアシストで梶原が得点。さらにスローインを河野が直接ゴールに押し込んで5点差。タイマーが刻一刻と残り時間を減らしていく中、ボールを持ったのは中谷颯吾(情3)だった。「決めたいとしか思っていなかった」(中谷)。スリーポイントラインにつま先を合わせた中谷の手から、ふわりと放たれたシュート。ボールはきれいな孤を描き、ゴールに吸い込まれていった。


△中谷

「自分たちのやるべきことを継続してやってたら、気づいたら点差が縮まってた」(足立)。残り30秒、決死のディフェンスでスティールすると、最後の望みをかけスリーポイントを打つ。だがリングを通過することはなかった。再び相手の手に収まったボールは誰もいないバックコートへ。その瞬間、ブザーが鳴った。84-86。あと2点が届かなかった。

「誰も物怖じせずにしっかり走り続けられていた。惜しかったということで満足いかないチームになった」。ゲーム中ずっと声を張り上げ続けた尾﨑勇太ヘッドコーチ(HC)は試合後、枯れた声でそう語った。チームがやらなければいけないことを確立したゲームには違いない。それはベンチも同じだと尾﨑HCは言う。「今、何をすべきかとか、関大はどうあるべきかっていうのを声に出して言うので。『走ろう』とか『ここ我慢しよう』とか。すごいシンプルなことだけど、それを出し続けてくれる。チームとして大事にしないといけないことをみんなで分かってくれているなあという感じです」。

次戦は3位決定戦で九州産業大と対戦。1カ月前の関西学生選手権では準決勝、3位決定戦ともに敗れている。「最後絶対消化試合にするんじゃなくて、勝って3位っていう、関大に歴史を刻めるように終わりたい」(河野)。「あした勝てば成長につながると思うんで、これからのためにもあした絶対勝ちたい」(足立)。最後の最後までチーム全員で走り続ける。この大会で培ってきたものを信じて。【文:宮西美紅/写真:高木満里絵】

▼尾﨑HC
「完全にプラン通りにいっていたし、誰も物怖じせずにしっかり走り続けられていたし、完全にチームのやらなければいけないことを確立できたゲームだったなあと思いました。負けたのは残念だし、最後のシュートが外れたっていうよりかはその前に決められたらダメなところがもしかしたらあったかもしれないし、決めなあかんシュートがあったかもしれないし。バスケットは最後外したことをフューチャーするんじゃなくて、それまでの過程の中に最後の点差があるので。僕のベンチワークを何か1つ工夫すればあの2点は縮まっていたかもしれないし、全て負けてしまったらたらればなので。だけどそのたらればを、彼らにはこれから大事にしてほしいなと思います。窪田の穴をどう埋めるかっていうのを考え続けた学院戦の後半と、昨日の立命戦ときょうだったから、窪田の穴をどう埋めようとした時に、もちろん前日の秋岡もすごい良かったけど、近大は(サイズが)大きいので、リバウンドの部分でだいぶ向こうの方がアドバンテージがあるし、外国人以外の選手も能力の高い選手でリバウンドがものすごく強いので、そういう意味では3年生にしようっていうのは決めていて。スタメンを梶原以外は3年生で並べようと思って。そこで結束させて結果を出そうと決めていたので、窪田の代わりは3年生にやってほしかったので。そこに関野を持ってきて、期待に応えるプレーをしてくれてああいう緊張する場面で、しっかり関大の流れを持ってきてくれたのは関野だったと思う。2点差で負けても、10点差で負けても負けは負けだし、惜しかったということで満足いかないチームになったと思うので、惜しかったっていう言葉だけで慰められるような奴らじゃないので。それよりも、1カ月前の全関西は準決勝で負けて3位決定戦負けてるので、1カ月前と違う姿を見せるためにあした3決っていうのは結果を出していかないとなと思っています。ベスト4はうち以外全部外国人がいるので、戦い方は多分、すごく似てくるんかなあと思うんだけど。きょうはどちらかというと、やられたらダメなところをちゃんとやってくれたので、そのプランをあしたまでにちゃんと提示してあげて、どこを止めないといけないかしっかり冷静に指示してあげて、メンタル面とか感情論とかだけを彼らに押し付けるんじゃなくて、明日の1ゲームっていうのをしっかり相手を分析してプランを立ててやりたいなあと。その中で彼らは多分、遂行してくれるので、結果が出るように頑張ろうかなって思います。すごい前向き、ベンチメンバーも。チームの何が良くなってるかって言ったら、ベンチにいる人も今、何をすべきかとか、関大はどうあるべきかっていうのを声に出して言うので。『走ろう』とか『ここ我慢しよう』とか。すごいシンプルなことだけど、それを出し続けてくれるし。チームとして大事にしないといけないことをみんなで分かってくれているなあという感じです。またあした、そういう人たちのことも期待して頑張りたいなあと思います」

▼梶原
「2点差っていうこともあってめっちゃ悔しかったし、悔しかったっていうのもあるけどここまで自分たちのプレーが通じたっていうのが自分的にはうれしかったし。ブレイクから走るっていうのを全関西が終わってからここまでやってきて、練習してきて、それをこのコート1面で出せて、通じたっていうのは自分的には負けたんですけどうれしかった。でも負けたのはやっぱり悔しかったです。結果、悔しいですね。(マッチアップは)外国人っていうこともあって、身長でかくて。でもそこはみんなで、チーム5人で守るって決めてたので、結構やられたのもあったけど、みんなで声出して守れて、こうやって何とか食らいついていけたんじゃないかなと思います。オフェンスは身長でかくて、でも僕が攻めてこうやって相手にファールさせることによって、パトリックが下がって交代して、そこからまた関大の流れが来るようにと思って積極的に攻めて、相手5ファールはしてないけど3回か4回することによって出なくなってもう1回関大の流れがきて。それは自分が理想とした形じゃないかなと思います。正直、どの人が見ても多分、近大が勝つだろうなと思っていたから、僕らは挑戦者っていう気持ちで、ちょっとは楽にできたし、ここまで通用するとは思っていなかったので。でもやるからには勝ちたかったので、あと1歩及ばなかったので次はリーグ戦で戦うと思うし、まだ3位決定戦があるのでそこはもう1回集中して、全員で声掛けあって頑張りたいですね。(九州産業大は)多分また外国人がいると思うので、またそれは尾﨑さんに対策があると思うので、また指示に従って全員で声出して守って、自分たちの得意なプレーをして、絶対3位になって終わりたいなと思います」

▼足立
「結果負けたんですけど、内容的にはこのチームで今までやってきて一番良かった試合でした。ほんと最後の最後まで全員で粘ったんですけど、最後決め切れなくて。正直決めたら勝てたっていうので責任感じてるんですけど、外したのは僕で変わりないんで。それはもう1回責任感じながらも、まだあしたあるんで。一人でやってるわけじゃないんで、あしたみんなの分も自分キャプテンとして気持ち切り替えて引っ張っていこうかなと思っています。4Qで追い上げた時は、点差は見てたんですけどそこまで意識はしてなくて。自分たちのやるべきことを継続してやってたら、気づいたら点差縮まっててという感じで、やってる時は得点とか関係なくすごいやることができてる状態だなっていうのは感じてました。ベスト4に上がってきてここで2敗したらここまで上がってきた意味ないって言っても過言ではないと思うので、今日の負けはちゃんと自分で見つめ直して考え直して。あした勝てば成長につながると思うんで、これからのためにもあした絶対勝ちたいなと思ってます」

▼中谷
「全体的に自分たちのやりたいことができたのは良かったと思うんですけど、相手の止めないといけないところ、乗ってきた時に誰も止められなかったのが痛かったかなと思います。普通に技術不足っていうのがあって、その他にもチームで守り切ろうとしてたところで3戦とかカバーとか寄れなかったのが、寄りが遅かったのが止められなかった原因かなと思います。(近大には)負けて元々やと思ってたので、チャレンジャーの気持ちでやったのが逆に良かったかなと思います。みんな振り切って、自分たちの走ることだったり、思い切りシュートを打ったことがいいシュートにつながったりして良かったんじゃないかなと思います。(最後にスリーポイントが決まったが)ほんとに…遅かったなと思うんですよ。もっと最初から決めとけば良かったんですけど、ああいうタイミングで打たせてもらったのが良かったなっていうか、タイミングがたまたまそこやっただけで、もうちょい決めたかったなっていうのがあります。その時は無心やったし、決めたいとしか思っていなかったので入って良かったと素直に思いました。正直ここまで善戦すると思ってなかったし、最後とか一瞬開いた点差が詰まったのは底力としてあったものじゃないかなと思うので、最後の勢いがずっと出せるチームにならないといけないかなって思います。(近大は)普通に強かったです。個人個人が向こうはやらないといけないことがちゃんとできていたと思うので、その分向こうは強かった。あしたも走ります」

▼河野
「勝てた試合だったなって、終わってからすごい感じてます。2点差っていうのは僕がダンク失敗したのもそうだし、途中のフリースロー外したのもそうだし。その2点っていうのがあと1本っていう悔しさはみんな抱いてると思うんですけど、ましてや失敗した本人とかはすごい思ってるし、だからこそ勝てた試合っていう、その1点差1本のシュートっていうのがすごい悔しいです。相手外国人おるし、でかいし。こっちは窪田もおらんし、(森田)雄次さん(=人4)もおらんし、(石野)渉生(=人4)もおらんし。会場におるほとんどの人が絶対大差で関大が負けると思ってたと思うんですけど、僕らはやり始めた瞬間からついていけるって確信できたんで。相手の外国人のところも梶原さんが止めてくれたし、でもその分僕がついてた24番今村にたくさん点取られて。前半だけ21点やられて。もう1個止めれてたらほんとに楽に勝ってたなって。でも、僕たちが得意としてるブレイクが通用したってことと、ディフェンスで外国人選手をマークして止めれたってことで、その外国人さえいなければほとんど脅威はないと思ってたんで、そこ止めれた瞬間は俺たちならやれるってみんな思ったと思います。最後4Qで追い上げた時は、中谷は昨日15分の4で、本数打ってるけど入ってなかっただけやったんで、試合前とかでも今日は決めろよっていじってたていうか、ずっと言ってたので、あの瞬間は外しても入ってもいいから打て!ってとにかく叫んで。それが入った瞬間は流れ完全にこっちやなって。このままいけるってなってました。今日多分みんなすごい疲労も溜まってるやろうし、今までの2倍3倍くらいみんな声出したり走ったりしてたんですごいしんどいコンディションだと思うんですけど、僕たちも先輩たちも、3位決定戦っていうのはここ4年間とかで初めてだと思うんで、最後絶対消化試合にするんじゃなくて、勝って3位っていう、関大に歴史を刻めるように終わりたいと思います」

▼関野
「最初からずっと相手の外国人留学生のところを気にしようっていう意識はあったんですけど、想像よりも相手の子がやってきたんで、それに対して対処しきれんかったんがきつかったかなと思います。(きょうはスタートからの出場だったが)近大は結構フィジカルなチームで、リバウンドも大変なので僕はとりあえずフィジカルとリバウンドだけいつも仕事でやっているので、最初ディフェンスしんどい時もそれを結構頑張れたので、役割は果たせたかなと思います。きょうはスタンドの人が後ろに降りてきてくれていたので、声ってそんな確実にどうっていうものはないけど、やっぱり出てたらチームの流れって良くなったりするし、それがまだ6月でリーグ戦まで時間あるのにできているっていうのは、ずごいいいチームになれるんじゃないかなあと思いました。(スタート起用は)きのうの試合終わった後に言われて、出るんやったら頑張ろうと思ってきのうスラムダンクを読みました。その効果はありました。桜木が基礎とか頑張るところを読んだので、俺も腰下げたりとか、リバウンドとか細かいとこちゃんとやろうって思いました。ここまで来たら少しでも多く勝って、勝って終わりたいから、みんなでしっかり声掛け合って明日のモチベーション作って頑張りたいと思います」

▼秋岡
「今日は惜しかった。全関1位のチームに2点差で、結果的には負けましたけど自信に繋がるかなって思います。次につながるいいゲームだったんじゃないかなと。悔しい思いも少しはあるけど、やり切れたところもあるんで。全関の準決で負けてるんで、今回はしっかり勝ってちょっとでも成長したところを見せれるように頑張りたいです」

▼竹村
「出て、あんまり何もできなかったのが悔しいのと、やっぱ最後勝ち切れなかったのが悔しいです。でも、悔しい思いは大きいですけど、森田さんと石野さんと窪田さんがいない中で強い相手にやり合えたんでそこは良かったかなと思います。最後の追い上げの時は、先輩たちがすごくてめっちゃ引っ張ってくれはって心強かったです。もしかしたらいけるんちゃうかなって。近大はノーマークとかシュート決めたりとか、すごいしっかりしたバスケをしはるから、それプラスパトリックのリバウンドのところでやられた。チーム的には強いんですけど、でも、こっちも負けてなかったかなと思います。(あしたは)全関西は3位決定戦で負けてしまったので、最後気抜かずにしっかり戦って、今大会は自分たちのバスケットを4Qやり通すっていうのをやり続けてきてるんで、3位決定戦しっかりそれをやって最後終わりたいと思います」