【バスケットボール】立命大下し、ベスト4に名を連ねる

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◇第68回西日本学生選手権大会準々決勝対立命大◇6月9日◇エディオンアリーナ大阪◇

【第1Q】関大18-14立命大
【第2Q】関大18-12立命大
【第3Q】関大15-16立命大
【第4Q】関大27-16立命大
【試合終了】関大78-58立命大

前日、強豪・大院大を目指してきた形のバスケットで下し、準々決勝へ進んだ関大男バス。この日はベスト4を懸け、立命大と相まみえた。今年に入ってからも四私大定期戦で勝利している相手だが、ゆっくりとしたペースのオフェンスに引き込もうとしてくる相手に、ゲームが重たくなる。我慢比べの様相となった中、大事な局面で「走るバスケット」を忘れなかった関大が準々決勝を制し、準決勝進出を決めた。

試合開始後すぐに、秋岡和典(人2)がドライブから先制に成功。梶原聖大(情4)、河野拓海(人3)がオフェンスリバウンドに飛び込み、セカンドチャンスを確実にものにするが、「相手のペースとうちのペースが全然似てなくて、最初向こうのペースでバスケしてた」(中谷颯吾=情3)。ゆっくりとしたペースの立命大のオフェンスに乱され、前日のように走れない。アウトサイドからのシュートもなかなか入らない中、交代で入った竹村崚(文1)がアシストにドライブにと、この日も積極的なプレーを見せる。


△秋岡


△梶原


△河野

第2Q、竹村がスティールから速攻するも、ターンオーバーから失点するなど点差を開けられない時間が続く。「細かいミスをしすぎてそれで自分たちの流れに持っていくことができなかった」(梶原)。ファール数で優位に立っていた関大はフリースローで得点を積み上げ、前半を終える。

相手を突き放したい後半、関大が走る。速攻が出始め、足立臣哉(人3)が切り込んでシュートするなど流れをつかみかける。しかし相手も粘り強く、なかなか点差が離れない。竹村のミドルシュート、秋岡のスリーポイントが立て続けに決まるが、離しきれないまま最終Qへ。


△足立


△竹村

竹村のアシストから菅原紳太郎(文2)が得点するも、相手にバスケットカウントを奪われると、ファールからフリースローも献上。じりじりと点差を詰められていく。関野日久(はるく=文3)の「我慢しろ!我慢しろ!」の声がコートに響く中、悪い流れを断ち切るように中谷のスリーポイントがリングに吸い込まれる。するとここから、河野がセカンドチャンスやショットクロックぎりぎりのミドルシュートを決め、点差が開き始めた。さらに「みんなチームメート、ベンチ入ってる子たちが『外してもいいから打てよ』って言ってくれたんで、ずっと打ち続けられた」。この2日間、ディフェンスでチームを支え続けた中谷のスリーポイントが立て続けに決まった。


△菅原


△関野


△中谷

立命大は最後の最後まで食らいついてきたが、20点差で勝利。目標だったベスト4に名を連ねたが、「きのうの大阪学院にいい試合ができて勝てたっていうので、みんな気持ちが緩んでたんじゃないかなっていうのを会場来た時とか、アップ前とかはちょっと思った。内容的にはあんまり満足できるものではない」(足立)と選手たちの言葉は厳しい。

次戦では、関西学生選手権大会を制した近大と激突。強敵には違いないが、「自分たちのやらないといけないこと、大切にしていることを40分間出し続けようと思います」(尾﨑勇太ヘッドコーチ=HC)とやることは変わらないと強調した。「全員バスケ!」(河野)。「自分たちがやってきたバスケットを4Q通してやれば全然やり合える相手やと思うんで、そこをしっかりやって勝ちにいきたい」(竹村)。大切なものは自分たちの中にある。己を信じて40分間を戦い抜く。【文:宮西美紅/写真:高木満里絵、北島大翔】

▼尾﨑HC
「相手が向こうのペースに引き込もうとするオフェンスをずっとしてたので、ゲームが重たく見えてしまったり、選手たちも重たく感じてしまったりしたと思う。しっかり最後乗り切れるところで走れて、アウトサイドも思い切って打てていたし、ディフェンスも我慢してファールもらえてたので、我慢比べの中で勝ったかなという印象ですかね。向こうが重たくしようとしてきていたので。それはある程度コントロールできないものだから。向こうがオフェンスをゆっくり攻めて、うちが早い展開で走ってくるっていうのはよく分かっていたと思うので。そこに対してゆっくり攻めて、こっちのペースを乱そうとしていたから。その中でもずっとリードを保ちながらいけたっていうのは、結果的に最後シュートが入ったのも、心理的にすごい楽だったかなという感じ。もちろんベスト4が目標だったけど、目標っていうのは最低で設定するのが1番いいと思っているし、どんなに悪くてもそこだけは達成したいっていうのが目標だと思うので、もちろん優勝したいとか、決勝に行きたいとかあるんだけど、きのうのゲームと重みは何も変わらないと思うので、あしたしっかり自分たちのバスケット、早い展開に持っていって、どこまでチャレンジできるかっていうのがすごい大事になってくる。まずチャレンジして、多分その先に結果が見えてくると思うし。例えばきょう立命がやったようなオフェンスをうちが怖がってやったりすると、リーグ戦に全く何もつながらないので、あくまでもこれは(全日本)インカレに出る(ための)大会じゃないから、結果的に勝とうとはするけれど何で勝つか、何で負けるかっていうのがすごい大事だと思うので、勝つことを信じて、自分たちのやらないといけないこと、大切にしていることを40分間出し続けようと思います。いろんな表現があると思うけど、うちのチームは自分たちの中にあると思うので、自分たちの中で何を大事にしているかっていうのをもう1回徹底して、40分間やり続ける気持ちで。相手の流れの時間とか多分あると思うけど、その時にきょうみたいに我慢できれば、勝ったとしてもきょうみたいに点数がぱぱぱっと開くゲームにはならないと思うので、どれだけ最後の1秒まで我慢をし続けられるかっていうことが大事かなと思います」

▼梶原
「結果、目標としていたベスト4に入れたのはとても嬉しかったし、正直一人一人の個の力では多分勝てない部分はあったけど、チームで声出してみんなで盛り上げたからベスト4入れてんじゃないかなと思いますね。今日は昨日に比べて余裕ってわけじゃないですけど、昨日の試合に比べるとレベルがちょっと下がる…と言っていいかわかんないですけど(笑)、相手今年2部だし自分たち1部っていう、ちょっと格下って思ってしまって。余裕を見せて、ちょっとしたボックスアウトのミスであったりパスミスだったりスクリーンの位置とか細かいミスをちょっとしすぎてそれで自分たちの流れに持っていくことができなかったんじゃないかなあと思うし、やっぱり目標のあと1回勝ったら、っていうのをちょっと気負いすぎたんじゃないかな。それでも全員で、毎回タイムアウトとかクォーター終わりとかにもう一度みんなで声出して頑張ろうって言って。だからチームで勝ってよかったと思いますね。去年はベスト8くらいで出れなくて悔しかったし、自分の同期の森田(雄次=人4)、石野(渉生=人4)もいなくて、いて出たかったなって。今年は教育実習でいなくて出れないのはそれはそれでしゃあないし、いないっていうのは最初からわかってたことだから。自分キャプテンじゃないから、足立とか(岸本)寛太郎(商3)とかに引っ張ってもらってそれに乗っかって積極的に声出して、頑張って。目標達成したからもういいんじゃなくて、明日明後日はやっぱり自分たちのしてきたことが正しかったってことを見てる人たちに見せつけれられたらいいかなって。まあよかったら優勝したいなと思ってます」

▼足立
「きのう窪田がけがをして、また人数減っちゃったんですけど、きょうも出たメンバーみんな活躍しようという気持ちで出たと思うので、誰が出てもやることはやろうとしていたんですけど、なかなか走るプレーとかがきのうに比べて少なかったかなって思います。体の疲労も連戦続いててみんなあると思うんですけど、相手の流れが来ている時に、自分たちがしゃべり切れなくてのまれてしまうっていう場面があったから、そこはしんどかったと思います。ブレイクも何本か出ていて、全く出てないわけじゃなくて、大事なところでちょっと走れたっていうのは、自分たちのやるべきことをやれば流れはくるかなっていうのは思ったし、そこはいい点だったかなって思います。相手立命館で試合もしたことあって、勝ってもいるし、やっぱりきのうの大阪学院にいい試合ができて勝てたっていうので、ちょっとみんな気持ちが緩んでたんじゃないかなっていうのを会場来た時とか、アップ前とかはちょっと思って、アップ前に集まった時に僕が言ったんですけど、そういう気持ちの緩みっていうのがきょうはちょっと見えたかなって思います。目標にしていたことをこのチームで達成できたっていうのはすごいうれしくて、でもさっきの試合は内容的にはあんまり満足できるものではなくて、まだそれだったらきのうの学院戦の方が良かったかなって終わってみて思います。あしたはメインコートで試合ができて、いろんな人に見られながらバスケットができるチャンスなので、関大のバスケはこういうやり方だっていうのを見ている人に伝えられるようなプレーを40分間やり続けたいなって思います。やることはもう本当に変わっていなくて、守って走るっていうバスケットなので、きょうの反省もあしたに生かしつつ、自分たちのやるべきプレーをやることによって結果は出てくると思うので、この大会はあと2試合できるのでやるべきことをやるだけかなと思います」

▼中谷
「相手のペースとうちのペースが全然似てなくて、向こうのペースで最初バスケしてて、こっちも必死に自分たちのペースでと思ってやってたんですけど、なかなか自分たちのペースに持ってこれなくて、それにずっと苦しめられた試合だったかなと思います。しんどかったですね。2、3Qでブレイクとか出だして、自分たちのペースでできていたんですけど、その時に点差が開くかと言ったらそんなに開かなかったので、その時にしんどいなあと思いました。(自分のプレーは)打ちすぎたけど、最後ちょっと入って良かったなと思います。でもみんなチームメート、ベンチ入ってる子たちが『外してもいいから打てよ』って言ってくれたんで、ずっと打ち続けられたので良かったです。声出したり、走ったりするのが最後までできたかなと思います。ずっと走ってたんですけど、リバウンドのところで苦しんでて、最初のパスが通らなかったので速攻が出なかったのが自分たちのペースで走れなかった要因かなと思います。(あしたは)相手強いし、個人技とかじゃ絶対負けてると思うんですけど、走ることとか、ディフェンス全員で守ることとか自分らのやることやって、自分らのプレーして走って勝ちたいなと思います。あしたは決めます」

▼河野
「(ベスト4決まって)あんまりまだ実感わいてないですね。まだ負けたわけでもないし勝ったら次があるんで。ベスト4かあ、くらいですね。でもベスト4っていう目標は達成できたんですけど、また次もう1個勝ったらそれよりさらに上いけるんで、1つでも多く勝って最終的には優勝できたらいいなと思ってます。昨日、100点取る試合したいって言ったんですけど、やっぱ相手の流れの時に自分たちが攻めきれなくて2Qの得点がちょっと少なかった。4Q最後27点くらいとったと思うんですけど、あの勢いをもっと前半から出せとったら100点ゲームもっと簡単に行けとったなあって思います。明日の準決勝はそれこそ本当未知の世界なんで。相手はどこにせよ強いし、まだ新チームなってから戦ったことないチームばっかりで、どうなるかわかんないんで今日のビデオしっかり見て一人一人対策したいと思います。(明日の目標を一言で)全員バスケ!」

▼竹村
「あんまり関大の外のシュートが入ってない時にオフェンスしっかり切り替えて中で点数稼いで、それをやり続けて相手のオフェンスをしっかり止めて、我慢し続けて最後外が入って離せたのが要因やと思います。尾﨑さんも指示とか出してくれてはったんですけど、コートの中で、梶原さんに中に入れて組み立てようとか、ガードだけじゃなくてフォワードの先輩もセンターの先輩も声を掛けてくださって、全員で作っていけたかなと思います。(あしたは)チャレンジする気持ちで、やるからには勝ちにいかないといけないので、自分たちがやってきたバスケットを4Q通してやれば全然やり合える相手やと思うんで、そこをしっかりやって勝ちにいきたいです」