【バスケットボール】強豪・大院大撃破!準々決勝へ進む

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◇第68回西日本学生選手権大会5回戦対大院大◇6月7日◇エディオンアリーナ大阪◇

【第1Q】関大28-11大院大
【第2Q】関大8-20大院大
【第3Q】関大20-15大院大
【第4Q】関大24-20大院大
【試合終了】関大80-66大院大

ベスト8を懸けて対戦したのは、U-22日本代表選手を擁する大院大。もちろん容易い相手ではなかったが、関大男バスがそれに屈することはなかった。1Qで「走るバスケット」を展開すると、後半でもペースを貫き勝利。準々決勝進出を決めた。

「1Qは自分らの走るペースでできて、試合が優位に運べた」(中谷颯吾=情3)。窪田充希(法3)があいさつ代わりのスリーポイントを決めると、速攻やバスケットカウントで順調に得点を重ねていく。順調な滑り出しだったが、きのう、きょうとゲームの流れを作ってきた窪田が10点差を付けた場面で負傷。菅原紳太郎(文2)、関野日久(はるく=文3)に抱えられ、コートを後にする。


△窪田


△関野

リバウンドに得点にとチームに欠かせないエースの退場も、流れを渡すわけにはいかない。梶原聖大(情4)がリバウンドを制すると、足立臣哉(人3)がそれを冷静にさばく。梶原、河野拓海(人3)らインサイド陣が確実に得点につなげ、17点差をつけ第1Qを終えた。


△梶原


△足立


△河野

「1Q良すぎたっていうのもあるけど、絶対追いつかれるっていうか、悪い流れは絶対来ると思っていた」(梶原)。開始直後に大院大をショットクロックバイオレーションに追い込み、秋岡和典(人2)のシュートで30点に乗せるも、ここでぴたりと得点が動かなくなる。走り続けた第1Qとは打って変わり、「ハーフで焦って攻めて守っていくっていう展開が続いてて、自分たちの点が伸びずに相手の点ばっかり入ってるっていう展開になった」(足立)。20点近くあった点差がみるみる縮まっていく。


△秋岡

ここで尾﨑勇太ヘッドコーチ(HC)から呼ばれたのは竹村崚(文1)。「ほんまに出るんかって、びっくりした」というルーキーが緊張の面持ちでコートに入った。「今はとりあえずうまくプレーするんじゃなくて、自分が求められていることを積極的にやっていこうと思っています」(竹村)。スティールやスリーポイントシュートなど思い切りのいいプレーを見せ、5点リードで後半へつなぐ。


△竹村

「先輩後輩とか学年関係なく、出てたメンバーも出てなかったメンバーもみんなが、もっとインサイドに集めた方がいいとか、もっと走れるとか、俺走ってるから出してくれとかそういう声がめちゃめちゃあった」(足立)。そんなハーフタイムが明け、始まった後半。バスケットカウントで2点差まで迫られるも、梶原がインサイドをこじ開けると、秋岡がバスケットカウント、速攻で関大に再び流れを呼ぶ。さらに、「2、3週間前くらいから止めてくれって頼まれてた」という中谷が前日に続き相手のエースを封じ込める。


△中谷

するとここからまた関大が走りだす。速攻が何本も出ると、バスケットカウントでもどんどん得点を積み重ねる。ベンチも大声でコート上の選手たちを鼓舞。リードを10点に広げ最終Qへ。

最後の10分も攻撃の手は緩めない。「1年間通して今日みたいに自分のできることをちゃんとやって得点を重ねることができるようになった」と語る菅原が気迫のリバウンドでファールをもぎ取ると、中谷も自ら切り込んでバスケットカウント。大院大は間違いなく強いチームだが、「そこに勝とう、っていう気持ちがみんな試合前からすごい見えてた」。竹村のスティールを菅原が沈め、河野がショットクロックぎりぎりでシュートを決める。最後の最後まで走り続けた。試合終了間際に下田竜至(情1)が得点し、80-66。大院大から白星を挙げ、ベスト8に名を連ねた。


△菅原


△下田

試合後には、目指してきたものを強豪相手に出し切り、充実の表情を浮かべた選手たち。「大事なものは多分自分たちの中にある。うちの方がチームで何を大事にしているかっていうのをコートの中で発揮できた」(尾﨑HC)。

次戦は立命大戦だ。「チームみんなで戦って100点以上とるバスケをしていきたい」(河野)。「リバウンド取って走るっていうのをやったら絶対勝てると思うので、そこをもう1回徹底してしっかり目標であるベスト4に入りたいと思います」(梶原)。自分たちのプレーを貫いた先に、大きな道が広がっている。【文:宮西美紅/写真:高木満里絵、勝部真穂】

▼尾﨑HC
「最高ですね。いや勝ったからどうとかじゃなくて、窪田がけがをしてしまったっていうのは、う~ん…残念だし、あいつも最後コートに立たせてあげたかったなあと思うんですけど。きのうと一緒でね、1Q最初窪田が流れを作ってゲームに入れたので、いいスリーポイント放っていたし、それを40分間出させてあげたかったっていう気持ちがやっぱり1番あるんですけど、ただ、やっぱりエース的な存在だけど、抜けてもチームとして目指しているところはきょうの形だった。それが出なかったのは2Qダメだし、それが出たから3Q良かったし。だからある意味きょうのゲームは誰が抜けても、チームっていうことを大事にしてチームバスケットをやればここまでの結果が出るっていうのをすごい分かったいい試合だった。誰がとかじゃないと思う、きょうは。(大院大には)U-22の子もいるし、長年関西選抜に入っている子もいるので、そういう意味でタレントなんでものすごいメンバーだと思うけど。だけど、個人の能力とかタレントでは絶対負けているけど、それ以上にうちの方がチームで何を大事にしているかっていうのをコートの中で発揮できたと思う。だから勝てたんだと思う。これで負けたら納得いく。(第2Qは少し重たかったが)それは今やろうとしていることが出なかった時間帯。(切り替えられた要因は)それはもう勝ちたいっていう思いだけだったと思うけどね。1Q2Qなんて特に相手大院大だけどすごい冷静に判断できなくてわーって舞い上がってしまった分、1Q開いた部分もあったと思うし。それが現実的に相手に決められて得点板を見だすと『ああ、追い詰められてる』『しんどい』『どうしよう』ってなるんやけど、3Qの時に多分冷静に考えたんだと思うし、ベンチで話聞いてる姿でもやっぱりそう思った。タフな1人の個人プレーではなかった。そういう問題じゃなかったから。そういうことじゃなくて、ただただチームでディフェンス頑張って走った。この繰り返しを永遠にやっていたら、もう向こうが最後それに付き合うのがしんどくなった。こんなに素晴らしいことはないと思う。大事なのは、森田と石野渉が帰ってきた時に同じことをやらないといけない。チームとしてスタイルを確立したいい大会だった。それはもちろん、森田が築いてきたものだけど。いなくなった時に何を大事にしてやるかっていうのをよく分かった。チームとして『関大』というものを確立したゲームだったし、リーグ戦に向けて、西日本ってすごいターニングポイントになる大会だから。これを目指してみんなでしんどい練習を2月からやってきた。もっと言えば去年から。それがすごい面白くて。それが出なかったのが2Q、それをやったらけが人がいても教育実習がいても勝てた。すごい分かりやすかったと思う。だからきょうの気持ちとかってすごい大事にしてほしい。決してうちの子たちは調子が良かった訳じゃないと思う。波がないことをやり切った。俺は信じてたから。これが途切れないようにしたいね。負けるとか勝つとかそういうのじゃなくて、これを続けるっていうのを大事にしたいね。(明日も)同じことをするだけ。大事なものは多分自分たちの中にある。それを出させてあげるのが仕事」

▼梶原
「勝てたのはうれしかったですし、自分たちの得意っていうかやってきたことをしっかり出せて勝てたのは良かったと思います。うれしかったです。1Q良すぎたっていうのもあるけど、絶対追いつかれるっていうか、悪い流れは絶対来ると思っていたので、そこはみんなで声出して、いい雰囲気っていうか、自分たちのペースに持っていくように声出していい形で終われたっていうのは、一応逆転されることはなかったから耐えたっていう感じかな、2Qは。我慢して3Qにつなげたんじゃないかなと思いました。2Q悪かったのは自分たちのディフェンス、リバウンド取ってからのブレイクが出てなかったし、逆に相手に走られてたっていうのもあるし、オフェンスだったら1人1人が孤立してたから、ハーフタイムにみんなでもう1回フォーメーション使って、外ばっか打つんじゃなくてインサイドに当てて確実に2点取って、2点取ることによってもう1回いい形でディフェンスしてリバウンド取って走るっていう1Qと同じ形をしようっていうのは心掛けていましたね。(大院大には)練習試合で負けていたし、自分的には上の相手って思ってたんで。でも目標はベスト4だから勝たないと意味ないし、昨日と同じで積極的に声出して勝てて良かったなと思いますね。あした勝ったら目標のベスト4だし、相手は立命大ってことで四私大定期戦を戦って、一応どんなことしてくるかっていうのはきょう然り1年生とかマネージャーとかビデオ撮ってくれてるんで、それ見て対策するのと、きょうの1Qとか3Qみたいにブレイク、リバウンド取って走るっていうのをやったら絶対勝てると思うので、そこをもう1回徹底してしっかり目標であるベスト4には入りたいと思います」

▼足立
「相手大阪学院ってことで、メンバーも素晴らしい選手揃ってて、チーム力もあって身体能力もあって誰が見ても強いチームっていうのが大阪学院で、でもそこに勝とう、っていう気持ちがみんな試合前からすごい見えてて、それがずっと40分間コートでみんな出てたかなと思います。2Qは内容的にディフェンス守ってブレイクっていうのがちょっと出てなくて、ハーフで焦って攻めて守っていくっていう展開が続いてて、そうなってしまうと向こうの方が1対1の力とか能力もあるんで、なかなか自分たちの点が伸びずに相手の点ばっかり入ってるっていう展開になってて。でもハーフタイムとかに、先輩後輩とか学年関係なく、出てたメンバーも出てなかったメンバーもみんなが、もっとインサイドに集めた方がいいとか、もっと走れるとか、俺走ってるから出してくれとかそういう声っていうのがめちゃめちゃあって、まあでもどれが正しいっていうのは全然わかんなくて。3Qになってみないとわかんないなってなって、インサイドに集めるようにして、すごい走って。それがうまくいって流れ戻って来たなって感じです。1Qに窪田が抜けたのは、やっぱり身長とかリバウンドとか仕事的にはチーム力っていうのは下がってしまったって思ったんですけど、後から出て来た秋岡とか、ガードとか、1年の竹村とかがすごい思い切ってやってくれて。リングにアタックしてすごい点も取りに行ってっていう、すごい自分にチャンスが来たみたいな感じでプレーしてくれてて本当にすごいそれが伝わって来てて、それはチームにとって、まあ人が減ったっていうのはマイナスなんですけどチーム力は結構良くなったと思います。そこまでいいゲームができたのはやっぱり40分間喋り続けたっていうのはありますね。自分が今ゲームリーダーやってて、それはずっと意識してて。喋り続けないとチームがダメになるっていうのは、周りに言われたわけではないんですけど、自分では意識してて、声出したらみんなもついて来てくれて、ちょっと流れ悪くなってもみんなで我慢しようって言い合って。コミュニケーションっていうのは40分間通してすごいよかったところかなと思います。あしたは、相手は立命館ってことで、何回か試合はしてるんですけど、今大会は会場もすごい広いですし、周りの雰囲気もいつもの体育館とは全然違うんでどうなるかっていうのはまだわかんないですけど、今日できたことと悪いことっていうのはすごい明確なってるんで、それを少しでも明日の試合までに話し合って修正して入ることができたらあしたは勝てると思います」

▼中谷
「うれしいです。1Qは自分らの走るペースでできて、試合が優位に運べたかなと思うんですけど、2Qで足止まって向こうのペースでバスケしちゃったんで、そこは反省することかなって思います。3、4Qは詰められているところを粘れて、最後引き離すことができたのでそれは良かった。(相手のエースを止め続けたが)みんなが後ろで守ってくれたから。そう思ってます。きのう、きょうは2、3週間前くらいから止めてくれって頼まれてたので、止めることが目標でやってきたので相手の点数が少なかったので良かったかなと思います。ビデオ見て、イメージしてたディフェンスをした。渉生さんが大体いつもエースに付いて、止めてこいみたいなことを言われてたんで、代わりとして言ってもらえたのはうれしかったですし、それで結果出せたのも良かったなって思います。得点につながるプレーは全然できてなかったと思うし、走ってる回数とかも少なかったと思うし、自分の持ち味は走ることやと思ってるんで、あしたもっと走りたいなと思います。(あしたは)1回やったことあるチームだと思うんですけど、自分らのペースでいけばいけるかなと思うし、2Qみたいな、相手にペース与えるようなプレーせずに全員で声掛けし合ったら勝てるかなと思います。」

▼河野
「今日は相手が大阪学院大学ってことで、全関とかこれまでの経歴を見てもすごい強いチームだし日本代表がいたりとかそういう格上のチームだったんですけど、その中でも、試合する前に僕が5人集めてもう色々話し合って心も最初に1つにしといて、それでみんな集中してアップも取り組めたんで、出だしから、すごい序盤からリードできて。2Qはちょっと崩れたけど、また3Qは持ち直してできたんで今日は100点満点です。1Qと2Qの間はコート内でしか修正できないってことでコートの中ですごい言い合ったりとか、普段何も言わない秋岡なんかでもすごい言って来てくれたりとか、足立も積極的に言って来てくれたりとかしたんでコートの中でもずっと喋ってました。得点が止まってたんで1Qの序盤を思い出して、もっかいリバウンド取ってから走ろうっていうのと、とにかく相手の吉井選手とかが持った時は常に3線ヘルプついとこうって言って、常にみんなで意識付けを確認しながらやってました。大阪学院大に対して特に対策とかはやってないんですけど、今まで練習試合とかで何回かやったことはあったんで、個人個人有名な選手が多いので一人一人ビデオはしっかり見て各個人では頭の中で対策しっかりできてたと思います。1ピリで窪田が抜けた時は、コートの中でのあいつの存在はとてつもなく大きいんで、同期でも僕は勝手に相方とか呼んでて、あいつがおるだけですごい心強いんですけど、それがおらんくなった瞬間ちょっとやっぱりだいぶ焦ってどうしよう、どうしようってなった時があってやられたっていうのはありましたね。それでも今日いいバスケットができたのはやっぱり出だしがうまくいったからですかね。出だしはいつも良くないんですよ。相手に先にブレイクされたりとか。それを今日は出だしのしょっぱなから行けたんで最初に波に乗れたらチームが100点満点に行けると思います。あしたは、去年はここでもう敗退してたんでちょっとまだ未知の経験なんですけど、とりあえず西日本ベスト4っていう目標はあるので。絶対明日勝つために、相手のビデオが上がったらすぐみんなで見て一人一人対策していきたいと思います。あしたはチームみんなで戦って100点以上とるバスケをしていきたいです」

▼菅原
「チーム的には苦しい時間帯もあったんですけど、でも自分たちがしっかりやるところをちゃんとやれて、相手の木下選手のところもちゃんと抑えたし、相手の吉井選手のところもファウルためてベンチに戻すこともできたし、自分的には自分たちのバスケができて、いい形で勝利できた試合だったと思います。いつも自分たちの流れ悪くなる時はリバウンド取られて相手に走られるので、それを今まで何回も経験して来たので、上がるときは自分たちでやることちゃんとやって、リバウンド取ってブレイク出せば自分たちに流れがくるっていうのはもう明確になっていたので今回はそれをすぐ切り替えてやれることができたので3Qで上がることができたと思います。今日は自分的には80点くらいです。この試合の2Qの悪い時をもっと時間を短くして、この今日みたいな試合を継続できたら、今日の試合はいいきっかけになると思うんで、それを継続できたら今日の試合は100点満点になると思います。去年は(河野)拓海さんもけがしてて、梶さん(梶原)も初日でけがして、センターが自分がスタメンで出るくらいすごく人がいなくて。それでも去年自分出た時は何もできなくて、自分のことしか考えてないプレーばっかしてて。得点も取れないし。チームでうまくいかなかったんですけど、でも1年間通して今日みたいに自分のできることをちゃんとやって得点を重ねることができるようになったんで。それを、ベスト4に、まずそこに行けるように、その力を発揮したいと思います」

▼竹村
「きょうは結構早い段階で出してもらって、緊張したんですけど自分の役割をいつもよりは果たせたかなって思います。(声が掛かった時は)『ほんまに出るんか』ってびっくりしました。入り良くて、結構流れ良かったんですけど、相手も力あって詰められてきた時にそのまま逆転されずに、もう1回自分たちのバスケットをやって競っていって、自分たちのバスケットをやり続けたからちょっと差が開いて勝ちゲームになったのでそこは良かったと思います。ガードなんで、出てミスしたら流れ持っていかれるんで。足立さんがずっと出ててしんどかったと思うんで、自分もちょっと2番ポジションで出ろって言われたんですけど、ボール運びとかキープの部分で足立さん休ませてあげられたかなって思うのでそこは良かったかなって思います。1年だからミス気にせずにどんどんやれっていつも言われるんで、今はとりあえずうまくプレーするんじゃなくて自分が求められていることを積極的にやっていこうと思っています。あしたの立命とは1回やったことがあるので、その時あんまりいいゲームじゃなかったので、自分たちは。だから自分たちのバスケットを入りからやって、できれば競らずにしっかり差開けて勝ちに行きたいと思います」