【アメリカンフットボール】早大に逆転負け…次戦で秋につながる勝利を目指す

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◇‪第73回定期戦◇対早大◇6月2日◇於・関大中央グラウンド‬

【第1Q】関大10-14早大
【第2Q】関大7-0早大
【第3Q】関大0-7早大
【第4Q】関大0-7早大

【試合終了】関大17-28早大

「どうしても白星が欲しかった」。試合を終えたOL山田周平主将(人4)は唇をかみしめた。先週の総合関関戦と同様に、前半をリードしながらも後半で得点を奪えず敗戦。いまだフルメンバーが出場した試合では白星がない。

前半が始まると、QB入佐一輝(情4)がWR藤原裕貴(シス理4)へのパスが成功。ゴール前10yd付近まで迫る。しかし、そこからうまく攻撃をつなげられず、三輪達也(法4)のFG(フィールドゴール)での3点のみとなった。「詰めが甘かった」(山田主将)。その後は、相手に攻められTD(タッチダウン)を2つ奪われる苦しい展開に。だが、関大も意地を見せる。第1Q終了間際に、WR桑田理介(経2)が自陣深くから94ydのロングランを見せる。最後は、入佐からWR名生裕貴(経4)へのパスが通りTDを奪う。三輪もしっかりトライフォーポイントを決め、点差を縮める。

第2Qも流れは関大。RB田中拓樹(人3)、藤原にボールを集め、徐々に敵陣に侵入していく。「勝負所で決めたいと思っていた」(名生)。最後は名生がこの日2度目のTDを奪い、逆転に成功。関大は、この第2Qほとんどを攻撃に費やし、相手に主導権を渡さなかった。前半をリードを保ち、折り返す。

しかし、後半から流れは一変して、早大に。第3Qの序盤に、TDを許しあっさり逆転を許す。さらに、負の連鎖は止まらない。フリーの状態でパスを弾いてしまうなど、前半では見られなかったミスが目立つようになる。また、関大の攻撃を冷静に阻止する相手のDFラインを前に、うまく攻撃を組み立てられない。第4QでもTDでリードを広げられ万事休す。またしても、白星を挙げることはかなわなかった。

「今日見つかった課題をしっかりと修正したい」(山田主将)。今春の試合も残すところ1試合。次戦の法大戦でも勝ちにこだわり秋につながる白星を挙げたい。【文:永津星斗/写真:長尾洋祐・遠藤菜美香・水上壮平・勝部真穂・竹中杏有果】

▼松浦監督
「早稲田大学はランプレーでしっかりゲームを作ってくるし、ディフェンスも出足が早いチームなので、それにしっかり対応しようと話した。この前の関関戦から、残りの試合を全部勝とうというテーマでやってきた。自分たちでわざと週1で試合をするというスケジュールにして、その中で勝ち切るってことを大事に、この試合を全力で取ろうとした。前半は、オフェンスがしっかり機能していたので、点が取れたのが良かった。名生は、怪我明けからしっかり対応してTDを奪ってくれたので、一皮剥けてくれたのかなと思う。前半は点が取れたけど、後半が点が取れなかったというのは、完全に力不足だったという証拠。この結果を謙虚に受け止めて、次の試合も頑張るしかないと思う」

▼山田主将
「早稲田大学は関東でも強豪で、最近の試合も強いところに結構勝っていたので、とにかく勝ちにこだわってやろうと思った。まだAチームでは勝てていないので、どうしても白星が欲しかった。前半は、オフェンスのドライブが繋がって、TDを奪えたけど、最初の攻撃で取りきれず、フィールドゴールに終わってしまったところは詰めが甘かったと思う。畑中は、去年ずっと入佐が出てて出場機会がなかったんですけど、今年の関関戦から出て、自分で持っていく力に自信があると思うし、パスも入佐に追いつけ追い越せって感じで頑張っているので、今後注目して欲しい選手です。次の法政大も関東の強豪なので、残り1週間でチーム全員が今日見つかった課題を修正して、勝ちにこだわっていきたい」

▼名生
「入佐がいいところに投げてくれたので、後は自分が捕るだけだった。いいところに持っていけた。入佐とは今まで4年間ずっと一緒にやってきたので、勝負所で決めたいと思っていた。ずっと練習していたことが出たので、良かったと思う。前半はすごく流れが良くて、後半もこのまま持っていけたらいいなと思っていたけど、やはり後半の詰めの甘さや精度の高さが早大と比べて劣っていたからこういう結果になったと思う。次戦の法大戦はもっと精度を高めていきたい。浮足立たず、勝ったままの状態を作るということが大事。オフェンス自体も悪くはなかったと思うので、そこで勝ち切ることが今後の課題。関大はビッグプレーをあまり起こせていないと思う。そのビッグプレーを起こして流れを起こしていきたい」

▼藤原
「(敢闘賞については)今年の関大は、去年と比べて一発でTDに持っていける人がいなくて、それにならなければいけないと思いながらプレーしていたので、結果が出て嬉しい。今まで試合をやってきて一回も勝てていないという現状で、次の試合で最後だけど、その試合は結果だけを貪欲に求めていきたい。早大には知り合いも多くいるので、そこで活躍できたらお互い刺激になるかなと思っていた。ボールを持たせてもらって、ロングゲインやTDにつなげられなかったことが一番の課題。練習中でのリーダーシップもそうだし、試合は練習中にやったことがそのまま出るので、練習で貪欲に一発を狙いに行くという意識をするしかないと思う。(来週に向けて)時間がない。アメフトを練習するだけでは上手くならない。チームとして一つにならないとダメだなと思う」

▼入佐
「(TDのシーンを振り返って)あれは桑田(WR桑田理介=経2)キックリターンで持って行ってくれたチャンスだったので、確実に取らなければいけないし、取るべきシチュエーションだなと思いながら入ったので、特に難しいことはなかった。取って当たり前だと思っていた。名生とは同期なので、1回生の時からWR、QBとしてずっとやってきているので、連携のことも意識していた。(チームの結果については)シーズンを通して成長しているとは思うけど、結果が出ていない。どれだけ成長しても勝てなかったら意味がない。『なぜ勝てなかったのか』というところを、4回生だけでなく、下級生も深く考えて、勝つためにはどうすればいいのかというところを突き詰めなければいけないと思う。全員が当事者意識を持って、次の法大戦の勝利やチームの日本一に向けて、どれだけチームを透視できるかということ。前半は良かったけど、後半は相手に流れを持っていかれてしまった。オフェンスは点を取れず、ディフェンスはズルズルといかれてしまったので、そういうところが今回の課題。QBはやはり司令塔なので、QBがチームの勝敗のカギを握るポジションだといっても過言ではない。たとえディフェンスに入っていなくても、オフェンスで自分が引っ張ることでディフェンスもプレーしやすくなると思うし、司令塔として全体の指揮を執って、周りの総合力を上げていかなければならない。(来週に向けて)自分たちのやるべきことをしっかりと出して、今日負けた原因をしっかりと明らかにしたうえでもっとハードにプレーして勝ちたい」