【アイスホッケー】「1P2得点以上無失点」達成で伝統の一戦下す

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◇第10回関西CUP準決勝対関学大◇5月31日◇関西大学たかつきアイスアリーナ◇
【第1P】関大4-0関学大
【第2P】関大2-0関学大
【第3P】関大2-0関学大
【試合終了】関大8-0関学大

宿敵との対決になった関西CUP準決勝。第1ピリオド(P)は10分までは関大はあと一歩のところでスコアリングチャンスをものにできていなかったが、12分のDF高井優希(社2)の得点をきっかけに第1P4得点。これで勝負を決めると、それ以降のPも得点を積み重ね、関西上位校に対しては今季初の「1P2得点以上無失点」を達成。圧勝で決勝進出を果たし、6月3日(日)に行われる同大との決勝に駒を進めた。

前回の試合同様に試合の出だしから足が動いていた関大アイスマン。スムーズな立ち上がりを見せ、大迫コーチが「特に意識してやるように言っていた」と語ったフォアチェックで高い位置からパックを奪い、シュートにつなげる。攻撃的なホッケーでシュートの雨を降らせ、何度もスコアリングチャンスを見せる。

そして12分に高井のゴールによって均衡を破る。一度関大の波に乗ってしまうと手を付けられない。ほぼシュートを打たれることなくその後も関大の得点源であるFW香田悠匠主将(人4)、FWロウラー和輝(商2)らがゴールを奪う。看板セットである第1セットが第1Pで大量4点を奪う活躍を見せた。

第2Pにおいても安定した強さを見せ、関大がアタッキングゾーンで試合を支配する。このPで打たれたシュート数はたったの4本と相手を封じ込める。また、攻撃においてもFW小竹凌(商4)のトリッキーなゴールなどで2点を追加し、関西上位校に対して今季初めての「1P2得点以上無失点」への機運が高まる。

最終Pでも3分にロウラーがDF安田歩実(人4)から受け取ったパスを合わせゴールに流し込んだ。「ずっと練習していた形」(ロウラー)と話したゴールで追加点を挙げた。6分にも第3セットのDF佐々木亮悦(情1)が放ったシュートをFW高橋佑萌(人1)が押し込み8-0に。1年生コンビが躍動し、1P2得点以上はクリア。守備も集中した形でシャットアウトに抑えたかったが、「コミュニケーション不足で相手にシュートを打たれピンチになる機会が増えた」と主将。失点はゼロで守り抜いたものの、14本のシュートを浴びせられた。

それでも関西上位校に対しては今シーズン初めての「1P2得点以上無失点」を達成。主将は「最低限の目標」と語り「満足することなくそれをどの試合でもやっていきたい」と意気込んだ。6月3日(日)に行われる決勝は同大との対決になる。納得のいく形で勝利を飾り、休む暇もなく始まる関西インカレにつなげたい。【文:三木勇人/写真:奥井健太】

▼大迫コーチ
「スタートからフォアチェックとかを特に意識してやるようには言っていて意識出来ていたかなと思う。それがスコアリングチャンスにつながっていたので常にそこを意識してほしい。(第1P4得点でしたが)まだスコアリングチャンスからしたら少ないかなと。これだけ力の差がある中でやっているのであればもっともっと点を取ってもいいと思うし、やっぱり決定力というのは課題になってくる。(守備については)守りについては攻め以上に課題が多くて、事細かいところなんですけどまだ守りについては細かいところを詰め切れるかなと。そこは練習と試合を通して修正はしていきたいと思います。(8-0の結果に対しては)フォアチェックを意識するようになってアタッキングゾーンに入っていく機会は増えるようになった。(決勝戦でも)やることは一緒でフォアチェックの徹底や足を動かすこと。あとはスコアリングチャンスをものにすることと、守りに関しては各セット細かいところを突き詰めてやれるようにしてほしい」

▼香田主将
「今日は序盤から相手の反則からパワープレーとかチャンスあってそれを決め切れたので1ピリは大量得点できたので良かった。1ピリから足が結構動いてフォアチェックをかけれたのはトレーナーの佐名木さんの氷上前の陸トレアップのおかげ。序盤からいいプレーができた。(守備に関しては)前半はシュートをあまり打たれなかったが、3ピリにかけて一つ目もコミュニケーション不足とかで相手にシュートを打たれ、ピンチになる機会が増えた。それをもっと減らさないといけない。(「1P2得点以上無失点」達成に関して)最低限の目標に挙げているのでそれ以上得点できてもいいし、それをどの試合でもできるようにしたいのでここで満足しないで継続していきたい。(自身のパフォーマンスについて)まぁまぁですね。もっとシュートチャンスがあったので、決めれたらハットトリックはできたかなと思います。(決勝について)前回の同志社戦は4-1で結構相手のペースになっていた部分もあったので序盤からエンジン全開で大量得点無失点で勝ちます」

▼高井
「最初から関大のペースでいけたんですけど3ピリの後半からどうしても相手のペースになってしまってそこをしっかり改善したい。(2ゴールについて)点数が取れていなくて点数を決めて流れに乗れればなと思っていたので(決めれて)ほっとしています。(守備については)練習でずっとフォアチェックをやっていたのでその成果が出た。(決勝について)前回、同志社とやって基本的に最初の出だしが課題なので、でも最近は良くなってきているのでそれを継続して、あと同志社に前回は点数を決められていて後半も悪かったのでそこを改善したい」

▼ロウラー
「(2ゴールについて)立ち上がりからセットで意識してフォアチェックをかけるようにしていたので自然とチャンスは結構できて1セット目で4、5点を取れたので良いスタートができたのは良かった。(1点目について)パックをもらって前を見たときにキャプテンの悠匠さんがスクリーンに入ってディフェンスを引きつけてキーパーを見えなくしていたのでそれを冷静に打っていったら入りました。(2点目は)安田さんとずっと練習していた形。やっと試合でできた。今の自分たちならもっと質の良い試合ができるし、守りも悪い時間帯があったのでそれを修正していけばもっと余裕の試合ができると思う。(決勝戦に向けて)次も点数を取っていかないとインカレでは勝てないと思うので得点に絡めるようにしたい」