【バスケットボール】慶関1日目、勝利ならず

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◇平成30年度慶関定期戦男子戦第1戦◇5月26日◇関西大学東体育館メインアリーナ◇

【第1Q】関大13-22慶大
【第2Q】関大29-15慶大
【第3Q】関大11-16慶大
【第4Q】関大15-27慶大
【試合終了】関大68-82慶大

創部史上初のベスト4で関西学生選手権大会を終えた関大男バス。勢いをそのままに、昨年惨敗した慶大に勝利できるか。今年竣工された東体育館メインアリーナにて大勢の観客が見守る中、「自分たちのバスケット」を追い求める男たちの戦いの幕が切って落とされた。

試合開始直後、梶原聖大(情4)のインサイドプレーで先制。しかし、その後は果敢にゴールへアタックするもリングに嫌われ得点できない時間が続く。この日途中出場の森田雄次主将(人4)の3Pや石野涉生(人4)のカットインなどで突破口を開こうとするも、慶大の個を生かした攻撃に対応しきれず徐々に点差を離されてしまう。流れを掴むことが出来ないまま9点ビハインドで第1Qを終える。


△梶原


△森田


△石野渉

悪い流れを断ち切りたい第2Q。序盤、河野拓海(人3)の3連続得点で反撃ののろしを上げる。足立臣哉(人3)と森田が3Pをリングに収め2点差まで詰め寄る。その後は両者一歩も譲らぬ展開が続く。開始5分、ついにそのときが訪れる。足立のバスケットカウントで追いつき、フリースローを沈め逆転。その後も勢いは止まらない。関大らしい走るバスケットを展開し河野、足立が立て続けに得点。さらに森田のバスケットカウントで点差を広げ、5点リードで前半を折り返す。


△足立


△河野

ハーフタイムを挟んだ後半も、関大の勢いが止まらない。梶原がリバウンドでゴール下を制すると、「責任感というか、自分が(ゲームを)作らないと」と、この試合でスタートからゲームメークを任されていた足立が落ち着いてボールをさばいていく。さらに、中谷颯吾(情3)が走り、速攻が何本も飛び出した。「あの形をずっと練習してきた」と尾﨑HC。菅原紳太郎(文2)もクロスオーバーからシュートし、流れを離さない。


△中谷


△菅原

しかし、インサイドを割られ失点するとそこからリズムが崩れ始める。ショットクロックバイオレーションに追い込まれるなど、オフェンスでボールが回らなくなっていく。「スリー単発になってたオフェンスを変えてきて、ドライブとか1対1で攻めてきたところでこっちがアジャストできなかった」(中谷)。

最終Qに入っても流れは変わらない。ゴール下のスペースから立て続けに得点を許し、慶大に流れを渡す。窪田充希(法3)が1対1を制し、梶原がタフショットを沈めるなど得点は動くが、追い付くことはできず。石野渉がルーズボールに飛び込み執念を見せたものの、最後まで流れは戻って来なかった。


△窪田

「練習してきたことが時間的には出た」(尾﨑HC)。自分たちのバスケットができない時間が続き、悔しさをかみしめた全関西。あれから約3週間、「走る意識」が生きた時間もあった。「チームも速攻出てたし、ちゃんと相手にアジャストして、対応してやってた」(河野)。また、森田主将は「1対1の技術」においても課題を挙げる。

翌日の試合では、76-50で慶大に快勝し、得失点差で優勝を決めた関大男バス。次なる戦いは西日本インカレだ。「勝ち上がっていけるチーム、メンバーなので僕がしっかり最初から最後までゲーム作って、勝ち上がっていけるように」(足立)。1日目の敗北、最終的にもぎ取った勝利。全てを生かし、西日本インカレの舞台を戦い抜く。【文/写真:宮西美紅、金田侑香璃】

▼尾﨑HC
「全関西(関西学生選手権大会)終わって練習してきたことが時間的には出たけど、それができなくなった時に簡単に崩れちゃったので、悪くない形が30分くらいあったんやけど、その10分くらいしんどい時に我慢できなくてやられたっていう感じですかね。立ち上がりはなんか硬くて全部後手に回ってしまったので、それは問題ないだろうと思っていたんですけど、途中で修正できたので。3Qの最初の2、3分めちゃくちゃ良かった。あの形をずっと練習してきたので。でも自分たちで首絞めちゃったよね。結局、オフェンスでいいシュート打てなくて、ファールで止めてしまったり、相手に流れがいくようなことをしてしまったから。流れを引き戻せずに向こうの流れでずっとやって、シュート入らない時間が続いて、確率の悪いバスケットをして、声が出せなくなって、ネガティブな感じになって、後手後手に回ってしまったって感じかな。途中、11点くらい開けたときの1ディフェンスがおかしかった。すごいイージーバスケットをやられて、その後1対1やられて、相手に簡単にシュートを決められてしまったから。その辺からかな、おかしくなったのは。課題はハートのところにあると思うよ。やりきれなかったこと、徹底しきれなかったことが全てじゃないかな。きょうゲーム前に80点いけって言って、走れなかったし、途中。リズムがおかしくなってしまってたから、それ(が敗因)じゃないかな。もちろん足立がリードオフマンなので、あいつにゲームメークを信頼して任せた。3Qの最初なんかよくリードしたなあと思うよね。中谷が走って、窪田が1対1のシチュエーション作って、河野のショットもアシストは足立だったと思うし、足立がゲームを作ってると思うよ。でもいい時が続かないので、ダメな時に何をするかっていう当たり前のことがあんまりできていなかったから、良くなかったのかなと思う。足立は信頼してるよ。ポイントガードで使う、司令塔で使うっていうのは、森田もそうだけど、信頼の証なので。もちろん、プレーヤーとしての信頼であって、人間として信頼できるやつはたくさんいるけど。西日本に森田がいなくても、足立がやってくれるって信頼してるし。中谷もきょうシュート入らなかったけど、あいつもガードだからね、いいリズムで打てていたら俺は替えないし。その後結果を残すか残さないかは、それは選手に頑張ってもらわないとだめだけど。そのきっかけやシチュエーションは作っているので、中谷のアウトサイドシュートが入らなくても問題ないだろうとは思っていた。きょうは崩れて歯止めが利かなくなってしまったって感じかな。それはもちろん、ベンチにも責任はあると思う。プレーヤーだけの責任じゃない。徹底ができていなかったということ」

▼森田主将
「相手小さかったので、インサイドで戦いたかったんですけど、そこができなかったっていうのと、走れた時間帯はあったんですけど走れなくなって負けたかなっていう。(走れなくなった要因は)相手が外打ちで打たなくなって、ドライブしにきたことですね。それに対してカバーとかで対応できなかったので、そこをしっかり対応して、相手のドライブに対してもディフェンスしっかりやってブレイク出したかったです。相手が外打ちの時は楽に走れるので、リバウンドが簡単なので。やっぱその時間は走れてました。相手が1対1でくる単調なオフェンスなのに、ディフェンスで簡単にカバーで対応できるのに1対1の技術でやられてしまったりとか、逆にこっちは形は作るんですけど、1対1の技術がなくて打開できない。形だけにこだわって、慶應は極端に個の力でやってくるけど、形を作ってる中にも個で破ることも絶対必要やし、それも絶対大事になってくるから、そこがもっと慶應から見習わなあかんところやし、関大に足りてない部分。ずっとそう思ってます」

▼足立
「勝てない相手ではなくて、やってる途中にそれはだんだん感じ始めて、波に乗れたところもあって、点差開けれたんですけどその時にちょっと受け身になったというか、攻め気がちょっと落ちてしまって、勢いに乗り続けれなかったかなって思います。雄次さんが出てなくて、自分がメインでやらせてもらってて、自分がコントロールできないとチームが動かないと思っていて。責任感というか、自分が作らないとっていうのは意識してたし、尾﨑さんにも試合前言われたんで、自分がどんどん攻め気持っていい流れを作っていくっていうのは意識してやりました。(西日本は)雄次さんも渉生さんもいないってことで、いつも出てない人にも結構チャンスがあって、僕もメインでできるっていうチャンスの部分があるので、勝ち上がっていけるチーム、メンバーなので僕がしっかりダメにならないように最初から最後までゲーム作って、勝ち上がっていけるように頑張っていきたいです」

▼中谷
「チーム的には苦しい時間にリバウンド取れへんくなって、相手に何回もセカンドチャンスでやられたのが負けにつながったかなと思います。立ち上がりはすごい打ちにいったっていうのもあるけど、そのせいでリズムに乗られへんかったかなというのもあったり。インサイド使ってプレーできひんかったから、単発なシュートで終わっちゃったかなっていう感じです。第2Qはみんな攻めようっていう意識が出てきて、自分がシュート打ちにいこうっていう意識があったから、1対1とかうまくいって点数伸びたんじゃないかなと思います。自分、1番走るのが大事やと思ってて、それだけは徹底してやろうと思ってた。相手がスリー単発になってたところでオフェンスを変えてきて、ドライブとか1対1で攻めてきたところでこっちがアジャストできなくて、簡単に点取られて自分らのバスケができなくなったんじゃないかなと思います」

▼河野
「正直勝てた試合でした。今日は。途中3ピリすごい点差開けてて、で、チームも速攻出てたし、ちゃんと相手にアジャストして、対応してやってたんですけどやっぱ途中で相手の9番にやられはじめて、そこをもっと抜かれるって分かってたのに3線とかが寄れてなくて結局その9番一人で崩されたんで、明日は絶対9番止めて勝ちたいです。前半のあの走って点を取るって流れがなくなってたから、もう一回自分が出てその流れを取り戻そうと思ってたんですけど、その自分がセンタープレーでパスミスを2回もしてしまって、流れを悪くしてしまって、ものすごく申し訳ないって気持ちになってます。やっぱリーグ戦とかと違って、相手は関東(のチーム)で、一年に一回しかない。貴重な経験なんで、去年も惨敗して、今年はもう3年目や、3度目の正直だっていう気持ちで。新しい東体育館もできて、観客の人とかも大勢見に来てくれたんで、いいところを見せたいって気持ちで頑張りました。やっぱりフィジカルですね。見ていたらわかるように、相手はなんかすごい良い筋肉みたいな。で、こっちはやっぱ僕も含めてやっぱまだ細いと思うんで、もっと体重の増加とあとシュートの確率。シューターで出た人の3Pの確立とか、あとはもっと一試合を通してもっと走りきるっていうのが一番の課題だと思います。今はとにかく明日のもう一試合に向けてしっかり今日は休んで、明日切り替えて今日の課題を明日も同じような課題にしないために、心がけてやっていきたいと思います。西日本に向けて、教育実習で森田さんと石野さんが出れなくて、4回生が梶原さんだけになっちゃって、スタートの戦力ダウンもあるんですけど、でもそういう2人が抜ける場面って別に試合中でもファールかさんだりとかけがしたらありえることなので、逆に、他のガード陣とかはそれをチャンスだと思ってアグレッシブにやってもらえたら良いし、西日本はもちろん優勝、ベスト4以上か、優勝か、優勝目指して、今のメンバーでもしっかりやっていけたらいいと思います」