【バスケットボール】全関西4位で終幕。森田主将「これからにつながる」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇第45回関西学生選手権大会3位決定戦◇5月5日◇東淀川体育館◇

【第1Q】関大15-24大体大
【第2Q】関大18-16大体大
【第3Q】関大14-19大体大
【第4Q】関大28-19大体大
【試合終了】関大75-78大体大

前日、自分たちのバスケットができないまま京産大に大差で敗れた関大男バス。決勝進出を逃してからは「3位目指そうって決めてた」(梶原聖大=情4)。3位決定戦では、大体大と激突した。

試合開始早々、梶原のバスケットカウント、石野渉生(人4)の3Pが決まり、幸先の良いスタートを切ったように思われた。しかし、勢いに乗って食らいついてくる相手にターンオーバーからバスケットカウントを許すと、試合の主導権を握られる。森田雄次主将(人4)が3Pを沈めるも、「自分たちの流れに持っていくことができなかった」(梶原)。リズムを取り戻せず、苦しいスタートとなる。


△梶原


△石野


△森田


△秋岡和典(人2)

第2Qに入っても、風向きは変わらなかった。なかなかシュートが決まらない時間が続き、点差はついに14に。ここでたまらずタイムアウトを取る。するとここから、河野拓海(人3)のバスケットカウント、森田のスティールから中谷颯吾(情3)のレイアップシュート、梶原のバスケットカウントが次々に決まる。フリースローでも点数を積み重ね、最後は窪田充希(法3)のミドルシュートが決まり、7点ビハインドで後半へと折り返す。


△河野


△中谷


△窪田

「何が何でも70点行きなさい。70点いったら多分、勝機は見えてくるよっていう話をしていた」(尾﨑HC)。だが、後半初めは再び大体大ペース。インサイドから立て続けに得点を許す。中谷、足立臣哉(人3)の3Pがリングを通過するも、巻き返せないまま最後の10分へ。


△足立

最終Q、中谷の3Pが冴え渡る。試合後は「たまたまです」と謙遜したが、開始2分と経たずに2本の3Pを沈め、関大に流れを呼ぶ。さらに交代で入った菅原紳太郎(文2)がポストプレーで連続得点。「自分が何をすべきかを、去年1年間考えてきた」と語る頼もしい2年生が次々と得点を積み重ねて関大のリズムを呼び戻す。尾﨑HCの読み通り、70点を目前についに同点に追いついた。


△菅原

ここで一気に逆転したかったが、相手にファールを誘われ、フリースローでじわりと離される。中谷のスティールを梶原が沈めるも、直後にファールからフリースローを与えてしまい、再び点差が開く。「苦しい、3点とか5点とかのリードをずっと繰り返されていた」(森田主将)。最後の最後に中谷の3Pが再びリングに吸い込まれるが、逆転とはならず。75-78でブザーが鳴った。3点差で大体大に敗北。関西学生選手権を4位で終えた。

1度は追いついた。しかし、追い越せなかった。「途中に点差を離されそうになった時に踏ん張れなかった」(石野渉)。「練習でやっている形ができない場面が出てしまった」(森田主将)。史上初のベスト4入りを果たしながら、明確な課題も見えた。

この先も、チームの歩む道は続く。次なる公式戦の舞台は西日本インカレだ。今大会で優秀選手賞を受賞した梶原は「1個1個丁寧に、自分たちが引っ張っていって、目標に向かって頑張りたい」と語る。森田主将も「今日の負けはこれからにつながる負けだったと思う」と、さらなる成長を誓う。「次のゲームで、次の大会で結果を出して初めてこの負けが生きる」(尾﨑HC)。この経験を無駄にはしない。戦うたびに強くなる姿を見せてくれるだろう。【文/写真:宮西美紅】

▼尾﨑HC
「前半、昨日までのものを引きずってる感じはあって、前半特にそうだけど、前半と昨日、一昨日と3日間通じてほとんど自分たちのバスケットはできてなかった。自分たちのやりたいこと、やってきたことができずに悪い形で終わって相手に走られてという展開が続いていた。後半始まる時に33点だったけど、70点絶対超えろと言って。何でかっていうと、うちの選手は大きいように見えるけど、インサイドプレーっていうよりかは走れるインサイドがそろってるので。それを生かすためにいかにペースを上げるかっていうことをずっとやってきて、それを見失ってしまっていたから、何が何でも70点行きなさいと。70点いったら多分、勝機は見えてくるよっていう話をしていたら、案の定今日のスコア75-78で70オーバーしてるので、自分たちのペースはこのトーナメントの最後で取り戻せたかなあという感じですね。結果的に負けてしまったし、3点差という部分は選手だけの責任じゃなくて僕の采配の責任でももちろんあるので、重く受け止めて次の大会につなげたいなと思います。昨日のメンタリティを引きずっていたわけではないと思う。何かうまくいかないものがあって、それがつかみきれないかなあという感じだったね、ずっと。特に第4Qはね、大分走れてたし、積極的にショットも放っていたし。あと今日は17番の菅原。自分のできること、やることっていうのを明確にする子なので、あの子を出した方がチームのリズムが戻るかなと思って菅原を入れたら、菅原がしっかりチームのバスケットの中で点数を取ってくれて。で、中谷がショット打って、森田が早い展開に持っていってっていういいリズムになっていったので、4Qがうちのチームの力かなあと。でも、それを前半に出せないというところにやっぱりメンタリティ的な課題はあると思う。僕の作り方ももしかしたらまずいかもしれない。(それは今後の課題?)もちろん。直します。直すというか、選手たちの良さを出してやるのが僕の仕事なので、選手たちと話をしながら。もっと自分たちの展開に持っていけるように今の状態からさらにレベルアップして変化をつけていきたいなと思います。ベスト4に入ったけど…この4位で終わったというのがすごい大事だったと思う、結果的に。結果論だけど。いい順位だと思う。自分たちの実力は多分4位だと思う。大体大や京産大みたいな組織力もないし、近大みたいに能力のある選手もいないし。ここで変に勝ってしまうより、この4位という結果をしっかり受け止めて、ある意味プライドも傷つけられたし、ムキになったところもあるし、落ち込んだし。だけど最後の最後に自分たちのバスケット取り戻せたし。これをやれば勝てるんだということがよく分かったと思う。じゃあ、これがこの3試合できていたかというとできていなかったこともよく分かったと思う。それを分かれるいい順位だったと思う。優勝を目指していたから、今日負けたのはそんなに大事じゃないかもしれない。負けたことを美学にしたら絶対ダメだと思う。負けて次のゲームで、次の大会で結果を出して初めてこの負けが生きる。勝った方が絶対得るものは多い。(次の公式戦は西日本学生選手権大会だが)絶好のチャンスだと思っています。この西日本で絶対に結果を出して、絶対にベスト4以上。必ず入って、いい自信をつけてあげたいし、リーグ戦に向けてチームを活性化するいい要素になってほしいなあと思います」

▼森田主将
「今日の負けはこれからにつながる負けだったと思うので、もちろん悔しいですけど、僕が4年生になって最後の全関が終わってしまって、これから1個1個の大会が全部最後になってくるので、1つの試合、1つの大会がすごい大事だなっていうのは思うので、最後はやっぱり負けて終わるんじゃなくて勝って終わりたいので、大学生活として。1個1個の大会で結果を残せるように日々の練習をもっと突き詰めて、厳しくやっていきたいと思います。最後、リードしたいところでリバウンド取られて決められたりとか、苦しい、3点とか5点とかのリードをずっと繰り返されていて、1発、最後僕のスリーで同点にしようと思って1分半の時にスリー打って、外しちゃって結果ファールになって相手にフリースロー2本決められて5点差になってしまったんですけど、そこは自分の中では迷いながら。インサイドに当ててファールもらいにいくのか、自分でスリーかドライブで点差縮めにいくのか悩んでたので、それまでの展開がすごいインサイドで攻めれてて、相手もインサイドによっていたので、ここで自分のスリー1発ほしいなと思って打った。同点を狙いにいったけど決められなかったのは自分の実力不足で、すごいそこが1番悔しいポイントでした、今日の試合で。前半は相手の方が勢いに乗ってがむしゃらにいい意味で考えずに向こうがやってきていたので、関大はそういう相手に受ける節があるので、そこはずっと課題で、後半になって開き直ってできたけど、開き直った時にはもう遅かったっていう点差の時もあるし、今回追いつけたけど。でも追いついて追い越すことができなかったので、やっぱりその前半の点差が響いたかなと思います。(最後のタイムアウトの時は)苦しい状況やったけど、絶対に決めようっていう話をして、諦めたらいけないっていう。そういう会話ですね。気持ちの面での会話です。強い相手の時にいつもの形、練習でやっている形ができない場面が出てしまって、いつもはこうしてるのにこういう形になってしまう。相手がそれを防いでくるからそうなってしまうんですけど、それをどれだけ防げるかはやっぱり練習でその状況を作るしかないと思うので、止められる状況を。練習でそういう状況を作っていかないと、試合であれ、いつもと違うなってなってしまうので、そこは練習からシビアにやっていかないとっていう意識を再確認しました。インサイドで安定しているチームは強いと思うので、どれだけ中で点数が取れるかだと思うので、外はいつでも打てるし。今日は中谷がすごい入ったんですけど。ああいうシュートは入る日もあれば入らない日もあるので、やっぱりああいうシュートで点を取るのも大事だけど、まずは中で安定して点取れるような形作りをしてから、試合に臨みたいと思います」

▼梶原
「シンプルに負けたのは悔しいし、昨日優勝目指して負けて、3位目指そうって決めてたのに負けて。やっぱり負けたのは悔しいです。いつ、どの試合もそうなんですけどやっぱり序盤、出だしが悪いのは毎回そうで、そこで相手に勢いづかれて自分たちは後からスタートって形になってしまって、自分たちの流れになかなか持っていくことができなかったのはやっぱり、前半悪かったなと思いますね。やっぱりリバウンド取ってから速攻出すまでの時間をかけすぎたっていうのと、なかなか速攻が出なかったっていうのが、自分たちの得意なプレーをしていたら流れが良くなるけど、それをせずにハーフまでゆっくりボールを持っていくことで自分たちの流れじゃなくなって、いいシュートも打てず、相手に逆に速攻持っていかれるっていうのがやっぱりいけなかったのかなって思います。4位か3位かは全然違うし、みんなでもう1回、1個1個リバウンドだったり丁寧にポジションもらう位置だったりもう1回徹底していくことで、細かいことを直すことでああやって点差がどんどん縮まっていくから、それをもっと前半からしておくべきだったなと思ったし、4Qでああやって追いつけたのは良かった。(次の西日本インカレは)僕が引っ張っていかないとだめだし、目標はベスト4に入ることなのでそこはしっかり僕が声出して、みんなをまとめながら今回の負けの反省を生かして頑張りたいなと思っています。ここで終わりじゃないので、目標は(全日本)インカレベスト8なので、ここで優勝できなかったけど、最後のリーグ戦、(全日本)インカレベスト8が目標なので、今回の反省を今後の練習でしっかり見直してやっていくのと、僕ら4回生は全部の大会が1個1個最後になると思うので、大事にしていかないと。西日本だったり、関関戦だったり、しっかり目標を達成していかないとリーグ戦も達成できないと思うので、そこは1個1個丁寧に、自分たちが引っ張っていって、目標に向かって頑張りたいです」

▼石野
「個人的には4年生として最後までコートに立って、後輩を引っ張っていかないといけない立場なんですけど、最後退場してしまって、最後までコートに立てなかったのは情けないし、あかんかったなって。チーム的には、勝って終わろうっていう話だったんですけど、途中で点差離されて、耐えたんですけど最後帳尻合わせみたいになってしまったので、途中に点差を離されそうになった時に踏ん張れなかったというのはやっぱり敗因かなと思いました。(前日かなり苦しい戦いだったが)自分的にはリフレッシュしてできていたつもりだったんですけど、相手もタフな試合をしてきたということで、その辺に関してはフラットかなと思います。(前半は)相手のインサイドに決められたりとか、こっちはファールがかさんでしまったりして、昨日みたいにやりたいことができない時間が続いてしまったので、そこはやっぱり苦しかった場面です。(4Qの追い上げのポイントは)それまでは打つべきシュートを打てなかったりとか、ドリブルでこねてしまったりとかあったんですけど、後輩の中谷が思い切ってシュート打って決めてくれたりとか、2年生の菅原がしっかりポストでプレーして点数重ねてくれたっていうのがあって、後輩の頑張りで追い上げられたっていうのはあると思いますね。優勝を目標にしていたから悔しいのは悔しいんですけど、関大の歴史に4位という形ですけど残せたのは大きな結果だし、良くも悪くも課題というのが見つかった。僕たち4年生はもっと安定感をつけてチームを支えるようにしていかないといけないし、下の3年生、2年生というのは下が出てきた分もっと自信を持って自分たちのプレーをしていかないといけないかなあと思います」

▼中谷
「とりあえず、負けて悔しいというのがありますね。前半、自分らのバスケを自分らができてなくて、点差開けられて。前半が響いて負けたんかなあと思うので、スタートから勢いよくできなかったのがダメだったかなと思います。相手チームのエースを止めにいけという指示で出てたんですけど、ある程度は抑えられたので良かったかなと思います。(要所で3Pを決めていったが)たまたまです。たまたまっていうか…入って良かったなあという感じです。前半はリバウンド、ルーズボールが取りに行っていても取れていないところが多くて、相手にセカンドチャンスでやられたところが多かったし、オフェンスも自分たちの動きをしていなくて決めきれなかった。(4Qは)開き直って打てたからシュートも入ったし、開き直ってドライブできたから相手のファールも溜まってフリースローで点数稼げたんかなと思います。それを最初からやっていかないといけない。強い相手と当たって、1人1人がもっと意識上げていかないと、今のままじゃ全然通じる相手じゃなかったので、もっと練習から厳しくやっていかないとなと思います」

▼菅原
「チャレンジマッチで負けた相手でリベンジしたかったので、点差開いてみんなで開き直ってまた点差縮めて、追いついて惜しいところまでいってまた負けちゃったので、そこは悔しかったです。去年は試合に出た時に自分のことしか考えてなくて、プレーとかも硬かったりして、なかなか自分のやりたいようなことができなかったんですけど、今年は学年も上がって、自分がチームに必要な選手となって自分が何をすべきかを、去年1年間考えてきた。今大会は天理大戦と京産大戦でなかなかプレータイムをもらえなくて、実力を発揮したくてもできる場所がなかったんですけど、最後に時間をもらえて実力を発揮できて良かったです。次の西日本はこの大体大戦の4Qみたいなプレーで満足しないで、西日本ではもっとレベルアップしたプレーができるよう練習していきたいです」