【ソフトボール】5回の猛攻で逆転勝ち。最後は笑ってリーグ締め!

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◇平成30年度第50回春季関西学生リーグ戦対四天大◇5月5日◇なみはやグラウンド◇

四天大 013 001=5
関 大 010 16x=8

(四)加藤―中村
(関)辰巳、髙桒―鈴木

“常笑”の彼らにはやっぱり笑顔がよく似合う。前半に4点を先行され、苦しい展開も見られたが、5回に5安打で6点を奪い逆転。関大らしさが前面に出た破壊力抜群の強力打線は、リーグの締めにぴったりだった。

5回、ついにスイッチが入った。4回に8番川村拓人(人4)の左前打などで2点差とし、少しずつ上昇気配を見せていた関大打線。「先頭やったし、リーグに貢献できてなかったから。打ってやろう」と、猛打の口火を切ったのは、今季リーグ打撃不調だった樫原悠平(商3)。左方向に打ち返した強い打球は遊撃手のグローブを弾き、左前打に変わった。


△川村


△樫原

続く髙濱友裕(情2)、6番鈴木隆弘(文2)が四球で出塁し、1死満塁と逆転のチャンスをつくる。打席には初回、2回と好捕でチームを救った中岸健登(経2)。「センター方向やぞ」。ベンチから叫ぶ黒田圭人主将(文4)の言葉通り、豪快に振り抜いた初球は中堅手の頭を越え、ぐんぐん伸びていく。同点弾に思えた打球は惜しくもエンタイトルツーベースと判定されるも、起死回生の同点打に満点のスマイルが光った。


△中岸


△鈴木

チャンスはなおも続く。川村がレフトフライに倒れ、2死とされたところでバッターボックスに立ったのは9番黒田。「もっと飛ばせ、っていう審判からの激励かな」。試合後、笑いながらそう言った当たりは左中間の柵へ吸い込まれるも、中岸に続くまさかのエンタイトルツーベース。それでも、チームを鼓舞するキャプテンの一打でついに逆転に成功した。


△黒田

こうなると関大打線はもう誰にも止められない。ボールが先行し、制球が乱れ出した相手投手を完全に捕らえた。1番粟井朋弥(環都2)の左前適時二塁打で黒田が生還すると、続く井上貴裕(経4)が2球目を左中間に弾き返し、さらにダメ押しの1点を追加。この回2打席目の樫原の右飛で3アウトとなるも、打者一巡の猛攻は逆転劇に十分すぎるほどの花を添えた。


△粟井


△井上

投手陣も奮闘した。試合前半、辰巳大樹(情1)の制球が定まらず安打と四球で失点を許すも、後続の髙桒公岐(シス理4)が懸命に腕を振る。連投が続き「体力面の課題がある」としながらも、3回には2死一、二塁のピンチを切り抜け、最終回までを2安打に抑える好投を見せた。


△辰巳


△髙桒

3日間のリーグ戦が幕を閉じ、結果は3勝2敗。「やっぱり優勝はしたかった」。ナインが口を揃えて発したこの言葉に嘘はない。それでも、出場した野手陣全員に安打が飛び出し、3投手がそれぞれにマウンドで敢闘した春季リーグに大きな収穫があったことも確かだ。「リーグ戦はインカレに向けての通過点」と黒田主将。その目はすでに次を見据えている。課題を修正し、力をつけた男たちは、今度は夏の舞台で鮮烈な輝きを魅せてくれる。【文:高木満里絵/写真:三木勇人】

▼黒田主将
「(今日の試合について)前半はみんな固かった。力んでしまった。自分のスイングができなかったけど、5回に積極的に出れた。(相手ピッチャーの球が)上と下に外れてて、そこで打てて突き放せたっていうのは良かった。(自身のエンタイトルツーベースは)もっと飛ばせ、っていう審判からの激励かな(笑)。まあでも、そこでああいう風に打てたっていうのはプラスに捉えれると思うし、これから練習積んで中軸に戻っていけたら。(リーグを振り返って)自分たちの力を出し切れたわけではないけどインカレでどうベストを出すかがやっぱり大事。リーグ前は調子がいいけどリーグではイマイチ、っていう人も多くて公式戦でどう戦っていくかは課題になる。ピッチャー陣は調子よくて思いの外打たれず、野手陣は守備に関する課題も見つかった。(最後のリーグだったが)やっぱり全勝で優勝したかったけどリーグ戦はインカレに向けての通過点。次にどう生かすか。残り少ないけど、技術的な部分も含め、極めていきたい。インカレではリーグで負けた学院(神戸学院大)とか立命には絶対勝っていきたい」

▼髙桒
「『準備しておいて』とは言われていたので辰巳の制球が定まらない中での途中交代には対応できた。今回のリーグは結構連投で、今までそんなに連投をしてきてなかったから1、2日目はいけても3日目あたりになると体力面の課題が出てくる。でもインカレとかトーナメントではそんなんでは勝てないからそこはしっかり修正していきたい。(最後のリーグだったが)最後抑えてインカレ決めたいと思っていたから、今日勝ててよかった。残り少ないけど、まだまだ技術も甘いところがあるし投げ損じや球の速さなど課題は多い。夏までに磨いて良い結果出す」

▼樫原
「(5回の先頭打者安打について)リーグで貢献できてなくて、ビハインドで迎えてて先頭打者やったから打ってやろうと。低い打球を狙ってた。打てて良かった。来年は自分一人で一番上の代を担うことになっていくけど、一人では無理な部分もたくさんあるので、そこは普段の練習からも下の代に手伝ってもらってやっていけたら。しっかり意見もしてプレーでも引っ張れるように今から準備していきたい。目標とする日本一にはこのリーグ通しても今のままじゃ無理やなと思ったので、反省や課題にしっかり取り組む。関大の強みはやっぱり雰囲気だと思うのでそこは全面に出して行って、勝負どころで勝てるようにしていく」

▼鈴木
「今春スタメンで、リーグ通して調子は良かった。先輩たちがプレーしやすい環境を作ってくれた。(ピッチャーのリードは)1球1球、投げやすく構えた。どっしりと、焦りのないように。(2回の三塁打について)バットを上から振ってしっかり捉えれた。(リーグを振り返って)4回生と最後のリーグで、やっぱり優勝したかった。西カレ、インカレで活躍して、優勝して他のチーム見返す」