【サッカー】伝統の関関戦。FW大久保、MF牧野の2発で完封勝利!

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◇第96回関西学生リーグ前期5節兼第63回関関定期戦◇対関学大◇5月3日◇キンチョウスタジアム◇

【前半】関大1ー0関学大
【後半】関大1ー0関学大
【試合終了】関大2ー0関学大

「関西」を懸けた熱い戦いがキンチョウスタジアムで行われた。リーグ戦の一節でありながら、関大と関学大のプライドをかけた伝統の一戦、今年は関大に軍配が上がった。

今大会は、両大学からJリーガーとなった選手のサイン入りスパイクプレゼント企画や、ハーフタイムショーなど関西の学生サッカーを盛り上げるためのイベントも用意された。スタンドは普段のリーグ戦をはるかに超える観客数で埋め尽くされ、関大の大応援団も試合前から大盛り上がりとなった。

そんな応援団に背中押され、選手も気合十分で試合に臨んだ。関大ペースで前半戦がスタートすると前半10分、早々にチャンスが巡ってきた。CK(コーナーキック)のチャンスを安定力抜群のMF牧野寛太(経3)がゴール前へ蹴り入れる。これをFW大久保優(商3)が頭で合わせ先制。リーグ戦自身初得点を決め、「ずっと点を取れてなかったので、点取れて素直にうれしい」(大久保)と頬を緩めた。


△FW大久保

相手のカウンターから危ない場面もあるがGK安川魁(情4)がしっかり手中に収め、相手ドリブルからの突破もDF羽田健人(情3)を中心に守備を徹底。2度目のCKではDF荒木隼人主将(商4)が頭で押し込もうとするがバー上へそれ追加点とはならない。MF塩谷仁(人4)のシュートもバーに直撃し、ゴールに向かい続ける関大だが決めきれず。


△GK安川


△DF羽田


△DF荒木主将


△MF塩谷

DF黒川圭介(法3)は左サイドから一気に切り込み、中にクロスを供給するとFW大久保がシュート。しかし、これも枠を捉えきれない。右サイドからは43分、DF長井一真(社2)のクロスにFW加賀山泰毅(人4)がヘディングで対応するもゴール上へ飛び、1−0のまま前半終了。


△DF黒川


△DF長井


△FW加賀山

ハーフタイムにはシンガーソングライターの有華さんによるパフォーマンスもあり、スタンドを楽しませた。

後半は不利とされる風下となり、関学大が仕掛ける。だが、これも関大が誇るデフェンンスラインと、GK安川のファインセーブにより失点を防いだ。 中盤ではMF森主麗司(文4)の縦横無尽な走りとMF梅津克貴(社1)を中心に試合を動かし、相手をゴールに近づけない。後半16分、ペナルティ付近中央でMF塩谷が倒されFK(フリーキック)のチャンスを得る。これをMF牧野が、DF荒木主将も「完ぺきだった」と褒めるシュートでネット左隅に収めた。「甲南大の時に全く同じ位置で外していたので」と、前節と同じシュエーションの中、MF牧野はしっかりと得点に結びつける働きを見せた。後半36分、MF松本歩夢(文2)のCKは混戦の中、相手にクリアされる。追加点は奪えなかったが、最後まで無失点を守りきり、関大の勝利が決まった。


△MF森主


△MF梅津


△MF松本


△MF牧野

「関学に勝つというのはチームとしても個人としても重要なこと」(MF牧野)。伝統の一戦を制し、また1つ自信をつけた関大。次節は、中1日を空けた同大戦。「去年は連戦であんまり勝てていなかったけど、今の所勝っているのでここで気を抜かずしっかり戦って勝ちたい」(DF荒木主将)。今日の価値ある勝利を次につなげ、連勝記録を伸ばす。【文:西井奈帆/写真:野村沙永・竹中杏有果】

▼前田雅文監督
「そんなに気持ちにムラがあるタイプでは無いからいつもの試合とそんな変わらなかったけど、周りの雰囲気が違った。その分いつもよりプラスα気合いが入っていたかもしれない。(前半は)風上になってクリアとかも大きく相手コートまで飛んで行っていたし、相手も処理しにくかったと思うので助けられて、関大ペースで進められていた。ハーフタイムに背後のボールを立ち上がりからどんどん出してくるから気をつけろって言ってたけど、対応する選手たちが、難しそうでチャンス作られてりしていた。ぎりぎりのところで防げていたのが後々大きかった。FW大久保はそんなに特別大きかったり速かったりするわけじゃないけど、10日くらい前から動き出しの質を上げるよう言っていた。一緒にビデオ見たりオフザボールの改善に努めてきた。でも前節は(メンバーから)外して、その悔しさもあってゴールに対する意欲もあった。MF牧野のFKに関しては風下に関わらず、いいコントロールショットだった。あれはジャストじゃないと決まらないキックだった。大学のサッカーは特別すごい選手とか劣っている選手がいるわけではないから、足を動かすか動かさないかで得点するか失点するかが決まると思う」

▼DF荒木主将
「この試合のために色んな人が動いてくれて、すごいいい雰囲気で臨めた。立ち上がりは集中して入ろうって言ってたし、風上で有利だったしすごくいい入りだった。(FW大久保の得点について)この前メンバーから外れて大久保自身すごく悔しかったと思うのでそれを結果につなげてくれたのはうれしい。ドリブルでくる相手にもチームとしてしっかり対応できた。0で抑えれたことがとりあえず良かった。90分通してみんなで戦うことができた。(MF牧野の得点について)完ぺきでした。(3年生が結果を出してきていることについて)すごく4年生の刺激になっている。去年は連戦であんまり勝てていなかったけど、今の所勝っているのでここで気を抜かずしっかり戦って勝ちたい」
▼MF牧野
「練習の時から常にチームで(関関戦)を意識して練習してきた。やっぱり関学だけには負けられへんっていう思いがスタンドであったり全員が思っていたので、すごいいい雰囲気だった。この前、甲南大に入りで行かれて、新人戦とかもそうやったって聞いて関大としてそれが続いてきてるから、前田監督も意識していこうということ言われていた。(FKでの得点シーンについて)蹴る前に一回バーって風が吹いて、で止んだ時に蹴った。甲南大の時に全く同じ位置で外していたので、一昨日くらいに(安川)魁くんと練習して、結構いい感じで。自信はあったので練習通りかなと。関関戦だし気持ち良かった。(FW大久保の先制点について)(大久保)優自身も点入らんって悩んでたみたいなので決めてくれてうれしかった。関学に勝つというのはチームとしても個人としても重要なことなので良かった。関大は勝った後ガタガタって崩れれちゃうことがあるので、また入りから集中したい。(中1日だけど)今日明日のケアの仕方とかで、自分たちも全力で回復していい状態で臨みたい」

▼FW大久保
「ずっと点を取れてなかったので、点取れて素直に嬉しい。関関戦だったので普段以上に気合はあった。動き出しの部分を改善しようと思って練習からずっとやってきて、改善できた。(得点シーンについて)ちょうどこぼれ球きたので決めてやろうと。ボールが来てくれた感じでラッキーでした。(前半について)風上で背後抜け出せたり、どんどんシュートとか打てていたのが得点につながった。(MF牧野の得点について)最高です。前節も同じシーンあったので決めるやろうなと僕は思っていた。3年で2点取れたのはうれしい。次は中1日なのでまずは疲労を取って、次も得点取れるようにやっていけるようにしたい」