【漕艇】朝日レガッタ開幕! M2xとW4xが予選突破

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◇第71回朝日レガッタ1日目◇5月3日◇滋賀県立琵琶湖漕艇場◇

【一般男子ダブルスカルA 予選】
2着 岡田・加納組 3:49.46→準決勝進出
【一般男子ダブルスカルB 予選9組】
3着 保田・矢内組 3:44.06→敗者復活
【一般女子ダブルスカルA 予選】
4着 林・山本実組 4:19.45→敗者復活
【一般女子舵手付きクォドルプル 予選】
1着 3:45.20→準決勝進出

今年もこの季節がやってきた。毎年、ゴールデンウィークの4日間にわたり開催される朝日レガッタ。西日本を中心とした大学や社会人チームが瀬田の地に集結する。「関西制覇」を目標に掲げる関大漕艇部からも、多くのクルーが出場。大会初日は、4艇が出漕しそのうち2艇が準決勝への切符をストレートでつかんだ。

コースは瀬田川を利用した1000㍍のコース。関西選手権などが行われる大阪府立漕艇センターの距離の半分で、周りが山に囲まれ、吹きつける強い風により水面が波打つことでコンディションも荒れやすい。普段とは違う環境のなかでの戦いになる。予選突破の条件は2着以上でのフィニッシュ。また、優勝すると主催である朝日新聞の紙面に取り上げられる予定だ。

△B(バウ)・加納 、S・(ストローク)・岡田

初めに出場したのは、岡田孟志(経3)と加納劍武(経2)の男子ダブルスカルA。両者ともにボート経験者であり、スイープ競技(1人がオールを2本使う競技)に慣れている。序盤から艇速を上げ他クルーを大きく引き離す。岸から2人を励ますチームメイトの声が響く中間500㍍地点を過ぎ、突入したラストスパート。順調に先頭を保ちレースを繰り広げていたが、状況が変わったのは残り400㍍に差し掛かったとき。「コンスタントで粘るということができずに、そこで差されてしまった」(加納)。あと一歩、力が足りず山口共同ガスに抜かれ、2着で予選を終える。1位の座は譲ることになったが、準決勝進出を確かにつかんだ。

△B・矢内、S・保田

一方、保田篤希(人4)と矢内晃太(環都2)で組まれた男子ダブルスカルBの予選では、スタートから艇がまっすぐ進まず苦しい状況が続いた。「水の流れもあるけれど自分たちの技術不足がやっぱり一番」と保田は要因を分析する。なんとか差し掛かった中間地点。この時点では6位で最後尾を走った。だが、ここから2人のローヤーが苦境を打破した。艇速を一気に上げ、3位へと巻き返す。「京大を抜こう抜こうとラスト200㍍から回して、追いかける気持ちでいった」(保田)。だが、追い上げかなわず僅差で京大に敗れ、準決勝進出への権利はあすの敗者復活に委ねられた。

△B・林、S・山本実

午前のプログラムの最後は山本実央(法2)と林あかね(文2)のフレッシュさがあふれる女子ダブルスカル。2年生同士のペアは今大会が初出場となる。そのため、「風もあって、初めてなのもあってスタート前もスタートつけるのもばたばただった」と2人は若干たどたどしさが残る漕ぎでレースを進めた。順位も4艇中4着で終わるが、最後まであきらめることなく漕ぎ切りフィニッシュ。「あしたこそは頑張ります。敗者復活で絶対に準決勝に行きたいと思う」。普段できることができないなど苦しいこともあったが、課題が見えたからこそ、あすのレースにかける思いは強い。

△左からB・山本昌、三木、山本千、森

「とりあえず準決勝はいけるっていうのはあった。あとは阪大をどれだけ離すかということを考えていた。(勝ち進める確信は)あった。(ストロークから見て)前に3艇いたから、『いけるな』って」。最後は、山本昌奈(文4)、森千聖(外4)、山本千咲(文3)、三木まりの(法2)とCOX伊藤愛梨(商3)が乗り込んだ女子舵手付きクォドルプルが1着で準決勝進出を決めた。

△COX伊藤

コンスタントで阪大と判艇身差まで食らいつく。予選突破への自信に満ちあふれているものの、5人は2位でラストスパートに突入した。「このクルーはみんな負けず嫌いだから、ぱって(他艇を)見て、(前に)いると思ったら(艇速が)伸びる」。気持ちをひとつにし、トップの阪大を差すことにチャレンジし、成功する。大きくは離すことはできなかったものの、ゴールラインへ逃げ切り1着で予選をかいくぐった。順調に勝ち進んだものの、スタートでのばたつきやコースのコンディションに影響されたこともあり、クルーは内容に甘んじることはなかった。

順調に駒を進めたクルーと敗者復活を経由することが決まったクルーで半分半分となった大会初日。2日目以降もそれぞれが戦いを控えており、今日出場した種目以外にも男子エイトなど多くのレースが行われる。「関西制覇」へ。メダルのチャンスもまだ十分にある。あすもまた関大漕艇部は勝利へと艇を漕ぎ続ける。【文/写真:柴村直宏】

▼女子舵手付きクォドルプル 山本昌・森・山本千・三木
「レース自体は悪かったかな。スタートからグダグダだったけど、その割には立て直すことは良くできていて、いい感じのまま阪大と競ってゴールした。500㍍地点では阪大と同じぐらいを走っていた。(中盤で先頭争いができたのは)、準決勝進出の条件が上位2クルーだったので気持ちの余裕ができていた。とりあえず準決勝はいけるっていうのはあった。あとは阪大をどれだけ離すかということを考えていた。(勝ち進める確信は)あった。(ストロークから見て)前に3艇いたから、『いけるな』って。このクルーはみんな負けず嫌いだから、ぱっと(他艇を)見て、(前に)いると思ったら(艇速が)伸びるんだと思う。スパートはいつも通り、残り300㍍ぐらいでラストのコールがかかって、残り150㍍地点で離すということでダブルスパートが入っていた。逃げ切ることはできた。(きょう良かったこととしては)1位で準決勝に行けたこと。(コンディションが)荒れている割には、落ち着いていけたかな。立て直しが早かったことも。(課題としては)、まっすぐ進むことができなかったこと。波に煽られすぎた。(あさって)は、準決勝は厳しい戦いになると思うので、集中してぶちぬいて漕ぐレースにしたい。優勝して朝日新聞に載りたい」

▼一般男子ダブルスカルB・保田
「まっすぐ進めていない。ひたすら曲がって、ひたすらパワーで漕いでいただけ。スムーズさがなかった。(原因は)、水の流れもあるけれど自分たちの技術不足がやっぱり一番。左右のオールが同時に水に入っていないとか、どちらかが強すぎるとか練習でうまくできていないところが出てしまったなと思う。前半はスタートからあまりうまくいっていなくて、蛇行し始めて、蛇行したら戻して、蛇行したら戻しての繰り返しで、気づいたら500㍍に行っていた。500㍍のミドルスパートで、ドライブを上げたら蛇行したままだったがうまくいき始めて、艇速が上がって、京大を抜こう抜こうとラスト200㍍から回して、追いかける気持ちでいった。とにかく今日の課題は蛇行。まっすぐ進めないといけない。まっすぐ進んで今日みたいにラストスパートもうまくいけば、おそらくあすの敗者復活は勝ち上れるかなと思う」

▼一般男子ダブルスカルA・加納
「今日は戦略としては最初のスタートで相手をしっかり離して、トップで500㍍地点を通過するスタイルだった。500㍍ラップでは1位になれたけど、後半600㍍に差し掛かるくらいでやっぱり僕らの課題のコンスタントで粘るということができずに、そこで差されちゃったのが敗因だった。一応準決勝には上がれるということだけれど、そこの600㍍ぐらいでの体力というか粘りがまだ甘いかなと思った。準決勝はいつも通り、自分たちの強みであるスタートでしっかり出て、500㍍でトップを取って、相手に出られないように、ドライブと声掛けをしっかりして粘ってラストスパート入って、しっかり1着で決勝に進みたい」

▼女子ダブルスカル 山本実・林
「最初は思ったほどはスタートで抜かされないかなと思ったが、気づいたら(他艇)がいなかった。今日は風もあって、初めてなのもあってスタート前もスタートつけるのもばたばただった。『早くいかなあかん』とか思って焦ってしまった。10段階評価であらわすなら、2か3。いつもできたことが全然できていなくて、ただ焦って、動いているだけだった。レートもただ早いだけで、(オールを水の中でシャカシャカするだけで)艇を進めることができていない。あしたこそは頑張ります。敗者復活で絶対に準決勝に行きたいと思う」