【バスケットボール】後半リズムつかみ白星。史上初の準決勝進出

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◇第45回関西学生選手権大会準々決勝対天理大◇5月3日◇東淀川体育館◇

【第1Q】関大14-13天理大
【第2Q】関大13-13天理大
【第3Q】関大14-10天理大
【第4Q】関大21-13天理大
【試合終了】関大62-49天理大

勝てば歴史が塗り替わる。関大男バスがそんなプレッシャーのかかる1戦に臨んだ。相手は昨年のリーグ戦で入れ替え戦の末2部に降格した天理大。しかし、「実力は1部と変わりない」(尾﨑勇太ヘッドコーチ=HC)とその強さは折り紙付きだ。前半は相手のペースに持ち込まれるも、後半リズムを取り戻して勝利。見事、史上初のベスト4入りを果たした。

先制は関大。河野拓海(人3)のシュートだった。だが簡単に主導権を握らせてはくれない。「なにか呑まれていたという感じ」(尾﨑HC)。リバウンドからの流れをなかなかつかめない関大を尻目に、相手は次々と得点を重ねていく。そんな中でも森田雄次主将(人4)の3Pが決まり、終了間際には河野が連続得点。試合後、「前半は本当にラッキーボーイ」とはにかんだが、河野の活躍もあり1点リードして第1Qを終える。


△河野


△森田


△中谷颯吾(情3)


△窪田充希(法3)

第2Qは取られたら取り返す、1シュート差を争う展開。関大は堅いディフェンスでショットクロックバイオレーションに追い込み、何度も天理大のチャンスの芽をつぶすが、一歩抜け出すことができない。秋岡和典(人2)の速攻や梶原聖大(情4)のバスケットカウントで1点のリードを保つも、「(天理大の)ゆっくりな展開にはまってしまった」(森田主将)と点差を広げることはできず、後半へと折り返した。


△秋岡


△梶原


△菅原紳太郎(文2)

「もう1回リバウンド徹底して走るっていうのを決めた」(河野)。ハーフタイムを挟んだ後半、関大がペースを取り戻す。梶原、河野がペイントエリアを席巻すると、石野渉生(人4)はルーズボールを追いかけて客席に突っ込むほどのガッツを見せる。リバウンドも取れ始め、流れは関大に傾いた。森田が切り込んでシュートし、秋岡もタフショットを沈める。5点差で一歩抜け出した。


△石野渉

最終Qは足立臣哉(人3)の3P、森田のシュートで着実に点数を積み上げる。ハードなディフェンスで相手のトラベリングを誘うと、終了間際に森田のアシストで梶原がシュート。62-49でブザーが鳴った。


△足立

史上初の準決勝進出を決めるも、「ベスト4で喜ばずにあした勝ってあさってもしっかり決勝戦いたい」(森田主将)と、ここで満足しているわけではない。「もう1回気を引き締めて流れを持ってきて、チームで勝ちきれるようにしたい」(尾﨑HC)。初の準決勝の舞台で、関大男バスが新たな歴史を刻む。【文/写真:宮西美紅】

▼尾﨑HC
「優勝目指していく中で、負けたらその目標は達成できないので。結果が出たということと、このトーナメントだけ関大はベスト4に入ったことないんで、初めてベスト4入ったのである意味結果は出たかなと思います。天理は2部に落ちてしまっているチームだけれど実力は1部と変わりない。ベスト4入りたいとか、優勝したいとか、天理に勝たなあかんとかそういうプレッシャーが、やっぱり何か判断を誤るきっかけにもなっていたし、頑張りきれないところもたくさんあったと思うし、なにか呑まれていたという感じでしたね。うちはTeam is everythingと言いながらチームバスケットっていうのを全面にやっていこう、オフェンスもディフェンスもやっていたんですけど、今日は誰か個人が流れを引き寄せてきて、そこで乗り切れた部分も沢山あったので、そうじゃなくてチームとして目指しているところで流れを引き寄せてこられなかったというのは明日、負ける要因の1つとなってくるので、もう1回気を引き締めて流れを持ってきて、チームで勝ちきれるようにしたいなと思います。今日は森田がよくやったなと思います。足立がファールが込んでしまったというのもあったし、なかなか他のアウトサイド、インサイド共にアウトサイドショットが入らない状況やったので、なかなかスペースがなくなってしまってゴールにみんなが近づいていく状況やったんですけど、森田が3P決めたりしたので、そこで踏ん張れたかなあという感じですね。(初の準決勝だが)そこに立ったことがないのでどんな感じかなって思うんですけど、うちの子らは今日は背負ってしまったところもあるけど、そういう場を楽しめる子らだと思うので、去年のチャレンジマッチから得た経験というのをしっかり準決勝の舞台で発揮して決勝の舞台にしっかり立って、今季1年良いスタートが切れるよう頑張ってほしいと思います。河野良かった」

▼森田主将
「素直に勝てたことがうれしかったというのもありますし、一応、関大ベスト4初めてだったので、そこは意識して戦っていたのでベスト4なれて良かったです。前半あんまり良くなかったというのがあって、相手のペースでずっと試合運んでて、リバウンドが思ったように取れなかったので。こっちは早く持っていきたいけど天理はゆっくりのペースが得意なので、そのゆっくりな展開にはまってしまって得点が伸びなかったと思います。全員が、リバウンド取れてないからリズムがこないって分かっていたので、もっと枚数増やして炉バウンドから走っていけばこっちのリズムになるのは全員が分かっていたからそれを意識してやったことで後半点差が開いた。良かったところはそこですね。リバウンドを意識して取れて、走れたところ。課題は…やっぱりリバウンドですかね。枚数が少なかったところが。毎回相手にリバウンド取られてから枚数増やそうってやってるんで、初めからリバウンド取らないと次からは1回点数離れたら取り返すのが難しい相手になると思うので、そこをしっかりやっていきたいと思います。(きょうは出ずっぱりだったが)少しセーブしつつ、試合中に休憩時間自分で考えて攻めるところと攻めないところ、周りにパス回す部分と自分でいく部分をしっかり分けながら、体力も温存しつつやっていたので、そこは自分的にはすごい良かったなと。ここまで来たら優勝目指してやっていきたいんで、ベスト4で喜ばずにあした勝ってあさってもしっかり決勝戦いたいと思います」

▼河野
「(きょうの試合は)すごいしんどかったですね、まとめて言ったら。いい時間帯も悪い時間帯もあって、出だしちょっとつまづいたんですけどハーフタイムにみんなで話し合って、もう1回リバウンド徹底して走るっていうのを決めたあとから流れが良くなったのであしたはもっと楽にやりたいと思います。裏で尾﨑さん筆頭に、リバウンドやられすぎてるのと相手のガードに簡単に割られてるからそこをしっかり抑えて、あとはハイポストケアしっかりやっていこうと。そこを3点気を付けたらいい流れになりました。立ち上がりはとにかく相手にオフェンスリバウンドを取られ続けていたので、なかなかこっちのブレイクも出せなかったし、流れも来なかったのでそれは僕たちの課題ですね。(自身のプレーを振り返って)前半は本当にラッキーボーイって感じでしたね。全部シュート感覚は良かったんですけど、全部まぐれショットみたいな感じだったので。前半はラッキーボーイで後半はしっかり自分の気持ちで打ったんで、後半は実力で前半はラッキーボーイでした。史上初のベスト4になったってさっき知って、ゆっくりとすごいことしたんだなという実感が湧いています。準決勝は連戦でしんどいんですけど、この流れでしっかり勝ち切りたいと思います」