【準硬式野球】池本快投で1回戦突破

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇平成30年度関西地区大学トーナメント大会1次予選1回戦◇対滋賀医科大◇5月3日◇関大高槻キャンパスグラウンド◇

関   大 301 210 0   =7
滋賀医科大 000 000 0×=0

(関)池本、土居、芝―庄中
(滋)石原―山元

夏の全日本大学選手権大会(全日)への出場権を懸けたトーナメント。初戦の相手は関西医歯薬連盟の滋賀医科大だ。前日の雨の影響で、決して状態が良いとは言えないグラウンドの中、関大は先発・池本直斗(社4)を中心に、投打の噛み合ったプレーで7回コールド勝ちを収めた。

この試合の先発投手は池本。昨春はローテーションで登板していたが、けがで昨秋と今春はほとんど出場せず。久しぶりの長いイニングでの登板となった。


△池本

池本はブランクを感じさせないピッチングを披露する。初回から、スライダーなど変化球を織り交ぜた投球で打者を次々と打ち取っていく。「回ごとに調子が良くなった」。池本本人が語った通り、イニングごとにその切れ味は増す。バッターを寄せ付けない圧巻のピッチングと守備陣の安定した守りで、テンポよくアウトを重ねた。その後も出塁すら許さず、4回までパーフェクトピッチングを見せる。


△庄中亮太(政策2=左)と池本

復活を象徴する池本の投球に、打撃陣も獅子奮迅の活躍で応える。初回、先頭の高品吉弘(経2)が四球で出塁。続く長尾聡大(政策3)が犠打で進めると、打席に立ったのは春季リーグ戦でベストナインを受賞した村松健太郎(法4)。「ボールの見え方が良かった」(村松)。放った打球は中前適時打となり、先制に成功する。さらに相手先発・石原の四死球や相手守備の失策が重なり、この回一挙3点を手にした。


△村松

関大の猛攻は終わらない。3回、4番前田航平(環都3)が右中間を破る二塁打で出塁に成功すると、5番白石幸太郎(商4)の左翼線ギリギリのタイムリーで前田を生還させる。クリーンアップの活躍が光り、4点目の得点となった。


△前田


△白石

4回にも打線はつながる。1死三塁のチャンスで打順を迎えた高品が見事スクイズを決め、堅実に点を重ねる。さらに、2死二塁で村松が再びタイムリーを放ち、この日2点目の打点でチームに追加点をプレゼントした。


△高品


△村松

5回にも関大のバント職人・神足京平(法4)のスクイズが決まり、ダメ押しの1点。7点差まで引き離した。


△神足

7-0と大きなリードをもらった池本だが、5回裏を迎えると疲れが見え始める。この回1人目を空振り三振で打ち取ったものの、5番伊賀にこの日初めてのヒットを許し、パーフェクトピッチングは途切れてしまった。しかし、後続のバッターを完ぺきに封じ込み、無失点で投げ切って池本はマウンドを後にした。池本の無失点投球を引き継ぎ、マウンドに上がったのは土居凛月(政策2)。ヒットを許すものの、バックの堅い守りに助けられ、6回を3人で抑える。


△土居

6、7回を0点で終えた関大。7回裏、このまま無失点で逃げ切れば7回コールドとなる場面で3番手・芝勇作(商4)がマウンドを託される。3番野田に左前打を許し、2死二塁のピンチを背負うが、最後はピッチャーゴロに仕留めて完封勝利となった。


△芝

最上級生・池本の意地の投球が光り、まずは1勝。完ぺきな投球と打線の爆発で、関大らしい理想の野球をみせた。このリズムを崩すことなく、2回戦の対桃山大戦も勝ち切りたい。全日の舞台は確実に近付いている。【文:写真/松山奈央】

▼三浦監督
「欲を言えばもう少し点が欲しかった。関大らしい、取りたい取り方ができて、リーグでの反省が生かせていた。池本が抑えてくれて、リズムや流れが向こうにいかなかった。チームに貢献してもらおう、と先発させたが、彼らしいピッチングができていたと思う。桃山大戦は今日のようにはならない。しっかり先制して、今日のような自分のリズムを作れれば勝てる」

▼北野雅己主将(経4)
「(池本について)リーグではなかなか結果がでなかった。球速も変化球も、あの球は簡単に打てる球じゃない。本当は今日の先発をどうするかみんなで悩んでいたが、チームにとっても池本にとっても良い収穫になった。(滋賀医科大について)相手投手もそこまで速くはなかった。村松など3、4、5番がしっかり打ってくれて、スクイズも決まっていた。全員が調子良い訳ではないと思うが、打線がつながってくれた。本当に負けられない。関学戦もプレッシャーの中勝てたから、それは自分にとって自信。あまり気負わず、力まないで良いテンポで投げれば、チームも打って守ってくれる。」

▼池本
「久しぶりの先発で、初回は力みがあった。点を取ってくれて、テンポ良く行けた。回ごとに調子が良くなった。球数を少なく、というのは意識していた。昨春からひじをけがしている。ガラスのひじ。常に痛みがありながら、痛い中で投げる方法でやっていた。初回はスライダーが浮いていたから、立ち上がりの変化球の精度に満足がいっていない。昨夜、自分が同期29人を引退させてしまうかも、というプレッシャーを感じていた。全力でやれば抑えられる、と臨んだ。完全試合やノーヒットノーランの自分の結果より、チームのことを。チームが勝つために自分の役割を果たしたい。」

▼村松
「関大が先攻ということで、流れを持ってくる1本を出そうと思っていた。今日はボールの見え方が良かった。ヒットに手応えもあった。バットでボールを打つのではなく、バットの芯にボールを合わせるイメージで打った。目標は全打席ヒット。打てたことより、打てなかったことを反省して、次につなげる。負けたら引退。1日でも仲間と野球をするため、ワンプレーワンプレーを大切にしたい」