【剣道】男子連覇逃しベスト4も、男女共に全日出場決定

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◇第63回関西学生優勝大会及び第39回関西女子学生優勝大会◇9月27日◇大阪市中央体育館◇

昨年、男子は同大会で45年ぶりの優勝を果たした。今年は連覇を目指す王者として、剣士たちは戦いに挑む。女子は、昨年あと一歩のところで全日出場を逃し、そのリベンジに燃えた。

男子は7人制、女子は5人制で行われる団体戦。男女共に全日の出場条件は、ベスト8及びベスト16から敗者復活戦で勝利した4校の上位12チームだ。

男子はシードのため2回戦から登場。相手は甲南大だ。先鋒・大野、次鋒・岡本、五将・國定、副将・大澤が勝利するなど、4勝3分で初戦を勝ち上がる。

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ベスト8、そして全日出場がかかった3回戦の相手は佛教大。中堅・田辺が素早い攻めでコテを決める。しかし、副将・大澤が敗北を喫し、1勝1敗4分で大将戦へもつれ込む。大将・川岸は、前半にメンを決めるが、反則を取られた後コテを入れられてしまい、引き分けに終わった。勝負は代表者戦に持ち込まれた。代表者に選ばれたのは、大将の川岸。戦うのは大澤を負かした相手だ。相打ちになり、互いに攻撃の手を緩めない。川岸の体力も削られている中、きれいなドウが決まる。全日出場権を獲得した瞬間だった。

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準々決勝は大産大と戦う。中堅・田辺がまたしてもコテで勝利。副将・大澤がメン、ドウの2本勝ち。大将・川岸もメン、コテの2本勝ちで、3勝2敗2分で準決勝へと駒を進めた。

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決勝を懸けた試合の相手は、昨年の同大会でも準決勝で対戦した近大。先鋒・大野は、何度もメンを狙いにいくも、審判の旗は揚がることなく引き分け。次鋒・岡本も引き分ける。五将には、國定に代わって尾坂が入った。中盤に打ち合いとなるも、メンを決め勝利。中堅・田辺は、竹刀落下の反則があったが、なんとかコテを決め1本勝ちを収める。しかし、三将・中井の調子が上がらず敗北。副将・大澤も序盤に決められたメンを取り返すことができなかった。2勝2敗2分、勝負はまたしても大将・川岸に委ねられた。積極的な攻めを見せ、激しい攻防となる。しかし、メンを奪われ、コテも決められた。2本負けを喫し、連覇を目指し戦ってきた選手たちにとって、ベスト4という悔しい結果となった。.

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一方女子は、滋賀大と1回戦を戦う。先鋒・上田が前半にメンを決め勝利。中堅・左川はコテとメンで2本勝ちした。次鋒と副将の不戦勝もあり、初戦を勝ち上がる。

2回戦の相手は甲南大。先鋒・上田が序盤にメンとコテを立て続けに決め、2本勝ちを収めた。次鋒・田中、中堅・左川、副将・山田は引き分け、大将・大畠が1本負けを喫するも、本数差でベスト16を決めた。

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ベスト8を懸けた3回戦は、昨年同大会で優勝した強豪・立命大との対戦。前の2戦とはメンバーを入れ替え、上段構えの森本が先鋒を務めた。しかし、メンを取られ敗北する。ここまでいい戦いを見せ、先鋒から次鋒に回った上田で勢いをつけたい。果敢に攻め、メンを決める。しかし相手にドウを決められ、引き分けに終わった。中堅・左川はメンを取られ1本負け。副将・山田は攻めに行くもなかなか審判の旗が揚がらず、引き分けとなる。大将・大畠も引き分けとし、2敗3分で準々決勝進出とはならず、敗者復活戦に回った。

全日出場権を懸けて戦う相手は四条畷大。予想以上に拮抗した戦いとなった。先鋒・上田は前半メンを奪うも、後半相手にドウを決められ引き分け。次鋒・宮本、中堅・左川、副将・山田は、互いに技が決まらず引き分けに終わる。勝負の行方は大将・大畠に委ねられた。ここまで勝利がない大畠。「みんなの思いを背負って自分が最後決めないといけない」と意気込み試合に臨む。自身の長いリーチをなかなか生かせず、守り中心の消極的な攻めとなっていた。しかし、「ここ一番のところで勝つのが自分の役割」と自身の立ち位置を語ったように気持ちが強かった。試合終盤に、ようやくメンを決める。試合終了の音が鳴り、全日出場を決めた瞬間だった。

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男女共に全日出場を決めた剣道部。「基本を徹底し、一試合一試合勝っていく」(川岸主将)。全国制覇を目指し、チーム一丸となって竹刀を振る。【新潟瑞葵】

▼川岸主将
「昨年優勝し、2連覇を狙うチャレンジャーとしてやってきた。取れる力を持っているが、逆に取られてもいるので、安定していなかった。つなぐ試合ができていたとは思うが、たまたま誰かが勝って誰かが負けて、つなぐところがバラバラになっていた。(3回戦の佛教大戦について)全日出場がかかっていた。大将として絶対勝たないといけないという気持ちだった。代表者戦になって、みんなが任せると言ってくれた。全日に向けて、初戦負けが何年も続いているので、まずは初戦突破する。基本を徹底し、攻めの厳しさをもう一度やり直す。チームの不安定な部分をなくして、一試合一試合勝っていく」

▼大畠女子主将
「やっぱり自分がいままで(4回生の女子部員は)1人だけだったから周りの後輩たちの支えがあっての自分だと思う。後輩が持っている思いを背負って自分が最後決めないといけない、絶対勝つと思えた。キャプテンとして最後見せられるのは、自分で(全日出場を)決めること。ここ一番のところで勝つのが自分の役割。最近は7,8年間全日出場できていなくて、敗者復活戦も最後の最後の1番惜しいぎりぎりで負けていたので、全日出場は目標だった。やっと自分たちの目標としていたことが達成された。1個目標はクリアできたので、次は全日常連のチームになりたい。そして、活躍できるようなレベルに上げていきたいなと思う。強いチームではないけど、気持ちはつながっていたというのと、1本1本に集中して勝ちに行けたっていうのが良かったと思う。ただ、負けたらどうしようと守りながら打ちに行っていた。捨て身で勝負するのは不安や怖さがあったから、そこが足りなかったと思う。全日は初の体験だけど全員でいままで通り(気持ちを)つなげて、日々の稽古の時から全力を出し切る。それがいい結果につながればいいなと思う」