【ソフトボール】3連勝!笑顔でリーグ終える

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◇第50回春季関西学生2次部別リーグ戦第4節対神戸親和女大◇4月29日◇武庫川女子大学総合スタジアム◇

関 大 102 000 0=3
親和大 000 020 0=2

(関)平木、高井、萩森、杉本―日吉
(親)有元、平―東田、山口

春季リーグ最終戦。苦しい展開はあったものの、何とか乗り越え、まさに総力戦で勝利を収めた。「笑顔で終わりたい」。そんなチームの気持ちが結果に出た試合だった。

先攻の関大は序盤からテンポを作ることに成功する。初回、2死に追い込まれながらも、3番山元麻莉絵主将(人4)が四球で出塁。盗塁もあり、得点圏に進む。先制のチャンスで打席に立ったのは、先発で4番の平木琴実(人4)。「山元が塁にいる時の打率は10割ある気がする」。そんな言葉を裏付けるようなレフト線への鋭い打球で、山元を生還させる。これで平木は、今季チームトップの4点目の打点を挙げた。



△山元



△平木

まさに関大の大谷翔平。平木の立ち上がりはこの日も好調だ。四球で走者を出すものの、持ち味である打たせて捕るピッチングで次々とバッターを斬る。今試合も、バックで守る守備陣との息がバッチリ合い、そのまま2回も無失点投球を続けた。



△平木

関大のリズムは崩れない。3回表、この回先頭の田平優佳(人2)がヒットで出塁。山元が犠打で田平を進める。そして、初回に適時打を放った4番平木が打席に立つと、神戸親和女大は故意四球(敬遠)を選択。1死一、二塁となる。
その後、相手ピッチャー・有元のピッチングが乱れ、2者連続四球で押し出しとなり、1点を追加。投手をマウンドから降ろした。続く2番手ピッチャー・平も制球定まらず、再び四球でもう1点を追加。この回相手のミスで2点を獲得し、3-0で一気にリードする。


△田平

その裏、先発・平木に代わって高井菜々(人1)がマウンドへ。持ち前の堂々とした投球で、4回まで無失点で抑える。



△高井

再び関大にチャンスが舞い降りたのは5回。5番辻楓(人2)、6番石橋美奈(人1)がヒットで出塁する。続く佐伯瞳(社3)が犠打を決め、1死二、三塁の絶好機を作る。しかし制球を取り戻した相手投手・平に、後続が空振り三振で切って取られ、ホームを踏めない。


△辻



△石橋



△佐伯

さらに、5回裏。神戸親和女大の猛攻が関大を襲う。高井がこの回先頭からヒットを許すと、打席に立ったのは代打・東田。外野手の頭上を悠々と超える当たりはそのままフェンスの向こうに消えていき、ツーランホームランとなった。その後も高井はピンチを背負い、2死一、二塁の逆転のランナーを許したところで降板した。

3番手で登板したのは萩森ちひろ(人3)。バッターをショートフライに打ち取って、後続を断った。


△萩森

3-2まで迫られ、追加点でピッチャーを安心させたい関大だが、相手がそれを阻む。結局、6、7回とも3人で封じられ、無得点のまま攻撃の機会を終える。

萩森に代わって6回途中からマウンドに立った杉本樹菜(人3)が最終回に臨む。1番小島に中前打で出塁されると、盗塁も許し、2塁まで進塁される。2番大久保に犠打を決められ、同点のランナーは3塁へ。両チームともベンチの声援が大きくなる緊張の場面。しかし、杉本は動じることなく冷静な投球を続ける。最後は4番打者をショートゴロで打ち取り、1点差のまま逃げ切ることに成功。チームが歓喜に包まれた。


△萩森(左)と杉本



△杉本

最後まで、見る者を緊張させたこのゲーム。長い試合ながらも最後まで集中力を切らすことなく戦い続けた。リーグ戦最後に怒涛の3連勝を飾り、関大は石川県で行われる全日本インカレへの出場権を獲得。リーグ順位は6位に終わったが、格上相手にも互角の戦いぶりを見せる大健闘のリーグだった。8月初めには徳島県で西日本インカレが待っている。このチームなら、昨年の西日本ベスト16という結果を塗り替える期待は十分持てるだろう。リーグ前の「後悔のない春リーグを」という言葉。試合後の彼女たちの満開の笑顔に、後悔は見えなかった。【文/写真:松山奈央】



▼山元主将
「今リーグはしんどくて苦しい試合が多かった。オープン戦では苦しい中勝ち切れない試合があったが、リーグ戦ではその反省を生かせた。ギリギリの試合でも勝ち切って、課題を克服できた。良い雰囲気の中で、冷静に集中力を切らさずにできたと思う。マネージャーやベンチを含めたまさに総力戦。みんなで勝つために何をするか、考えて行動してきた。このリーグに後悔はない。思い切り振れたし、投げて走って捕って楽しかった。目標の関西1にはなれなかったから、それはこれからの目標。負けたけど、勝てた試合もあったはず。その点は満足していない。まだまだ自分たちの強みは生かせる。良い部分をもっと伸ばして、できない部分は身に付ける。目指すものは遠い。飛び越えて行くのではなく、目先のものから着実に踏んで挑戦したい。強い関大を作るために、やるべきことはまだある。リーグでのミスを0にすれば、試合をものに出できる。もっと関大の勢いを出して、結果を残したい。チームで同じ方向を向けたら強い。キャプテンとして、その方向へ導く」

▼平木
「(適時打について)ツーストライクに追い込まれたから『来たら振ろう』といったら、ポテンと落ちてくれた。やっぱり前に山元がいた。山元が塁にいる時の打率は10割ある気がする。これまでのリーグに良い思い出はない。悔しい思いばかり。ラスト春リーグだから、『任せられたら必死にやろう』と思っていた。山元の言葉も糧になった。ピッチャーの最上回生、要としてやらなければという思いだった。誰が投げたとしても、勝てたら良い。(打撃について)バッティングは好き。『打てたらいいな』くらいの気持ちでやっていた。今年投手が増えて、安心も刺激もある。レベルの高い子が入って、知識を与え合って得るものは多い。春リーグに後悔はない。4回生としてあとは思い切りやるだけ。下からの追い上げと同期の後押しが支えてくれている。関大はまだまだ強くなれる」