【卓球】昨季王者を追い詰めるも惜敗。開幕戦黒星スタート

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◇平成30年度関西学生春季リーグ第1日目対近大◇4月28日◇横大路運動公園体育館

関大3-4近大
S1各務 3(4-11、11-1、12-10、7-11、11―7)2
S2坂根 3(11-7、9-11、11-8、11ー8)1
S3杉山 0(10-12、6-11、4-11)3
D1坂根・福本 3(11-7、11-9、7-11、11ー4)1
S4高瀬 1(9-11、11―8、5-11、9-11)3
S5福本 2(7―11、11―6、11-6、2ー11、11ー13)3
S6増田 0(3-11、9-11、13-15)3

昨季王者近大を破る。そんな1部開幕戦最高のスタートにはあと1ポイント届かなかった。

先週行われた関西学生新人大会で創部初の団体戦優勝、新星・福本卓朗(社1)がシングルスで47年ぶりの優勝、さらには、坂根翔大(経3)が2連連続で関西学生ランキング1位となるなど、1部昇格校ながら、盤石の態勢で挑んだ今季リーグ戦。「(新人大会で優勝して、)かなり自信になった」と西郷純平主将(安全4)。昨年の秋季リーグを制した近大相手でも、全く怯まずこの試合に挑んだ。

最初に登場したのは、各務博志(人3)。硬さが見られたのか、第1ゲームを落とす。しかし、バックハンドを中心に攻撃を組み立て、第2ゲームを11連続ポイントで奪う。さらに、続く第3ゲームもデュースにもつれる接戦の末奪った。だが、第4ゲームを落とし、迎えた最終第5ゲーム。序盤、5連続ポイントで主導権を握り、そのまま粘る相手を振り切り、まず王者から1勝を奪った。

続いて登場したのは、西郷主将が「絶対的エース」と推す坂根。序盤、中々攻撃が決まらず、首をかしげる仕草をする場面もあったものの、徐々に落ち着きを取り戻し、第1ゲームを奪う。第2ゲームは惜しくも落とすが、その後は個人ランキング王者の力を見せつけ、2勝目をつかむ。

3人目は杉山孝知(社2)。近大のエースを相手に、第1ゲームをデュースの末落としてしまうと、その後も立て続けにゲームを落とし、ストレート負けとなった。

ダブルスで登場したのは、坂根と福本。「2人とも個々の能力が高い」(西郷主将)。6連続ポイントを奪うなど、その個々の能力がうまく噛みあい、リードを広げる。終盤、相手も粘りを見せるが、坂根のチキータやフォアハンドが随所に決まり、王者近大撃破まであと1勝とした。

シングルス4人目は高瀬悠生(人2)。第1ゲームは僅差で落とすも、第2ゲームは、粘る相手を振り切り、奪い返す。しかし、第3ゲームを落とし、続く第4ゲームでは、先に9点目を奪いデュースにもつれ込むと思われたが、連続失点を喫し逆転でこのゲームを落とす。

シングルス5人目は新人大会を制した福本。第1ゲームは落とすも、第2ゲーム、第3ゲームと奪い、逆転に成功。しかし、第4ゲームは大差で落としてしまう。勝負の第5ゲーム。序盤は、まさに一進一退の攻防を見せる。しかし、均衡を先に破ったのは福本。激しいラリーの末、5点目を奪うとそこから4連続ポイント。先にマッチポイントを迎える。しかし、相手の猛攻に合い、デュースに持ち込まれる。福本も必死に食らいつくが、逆に今度は相手のゲームポイントを迎える。ラリーの末、相手が放ったスマッシュを福本は態勢を崩されながら拾うが、無情にも机上の上をボールは通り過ぎた。

嫌な流れで勝負は最後のシングルスまで持ち込まれた。関大は、福本と同じく新人大会で好成績を収めた増田隆介(社3)。第1ゲームは、先制点を奪われるも、その後は3連続ポイントで立て直す。しかし、その後10連続失点を喫し、このゲームを奪われる。続く第2ゲームも落とし、もう負けられない第3ゲーム。序盤から攻撃の主導権を握り、先にゲームポイントを奪うが、終盤に相手の猛攻に合い、デュースの接戦の末敗戦。1部開幕戦を王者を破って白星スタートをつかむことはできなかった。

近大をあと1ポイントのところまで追いつめるも、惜しくも敗れた関大。勝利まで足りなかったものは、「最後の詰めを決めきること」と振り返った西郷主将。敗れはしたものの、王者相手に互角以上に渡り合った今日の試合は、関大卓球部の新たな自信となったはずだ。【文/写真:永津星斗】

▼西郷主将
「初戦の相手は王者近大だったけど、この前の新人戦で結果を残している選手が多かったので、自信というかチャンスはあると思っていただけに、この敗戦は悔しい。本当に最後の詰めの甘さがしっかり取れれば、勝てるチャンスはあったのかなと思う。福本は、リーグ戦が初めてだったにしても、雰囲気に流されている部分もあったけど、まあそれは今日でわかったのではないかなと思う。今日良かったのは各務。いつもは結構慌てる場面が目立つ時もあるんですけど、今日は落ち着いて相手を分析できていたのかなと思う。(ダブルスは)、個々の能力が強いので安心して見ていられました。でも、まだ甘いところがあるので練習で修正できればと思います。(次戦の相手の)関学はたぶん1部で今一番強いとこだと思うので、僕らは挑戦者として試合に臨みたい」