【ソフトボール】光る守備で粘り勝ち

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◇第50回春季関西学生2次部別リーグ戦第3節対大阪青山大◇4月28日◇武庫川女子大学総合スタジアム◇

関 大 000 010 01=2
青山大 000 100 00=1

(関)平木、高井、杉本―日吉
(青)川添―長井み

ここまでリーグ戦績1勝4敗の関大。石川県で行われる全日本インカレ出場のため、負けられない一戦の相手は大阪青山大だ。リーグ好調の相手に先制を許すも、すぐに追い付く。延長タイブレークで逆転に成功し、大きな1勝を手に入れた。

先発は好調の平木琴実(人4)。安定した制球と打たせて捕るピッチングで、この日の立ち上がりも順調だった。


△平木

しかし、関大打線が振るわない。好調の大阪青山大を率いるピッチャー・川添に、初回を三者凡退で抑えられる。チャンスが来たのは2回表。2死の場面で6番辻楓(人2)が右翼手を超える三塁打を放つ。しかし、後続が好機を生かせず、無得点で終えた。



△辻

一方で平木は好投を続ける。仲間の堅実な守備に助けられながら、2、3回を3人で抑え切る。


△平木

ピンチが訪れたのは4回裏。この回、四死球で打者を歩かせると、5番宮本にレフト線ギリギリの適時打を放たれ、先制点を挙げられる。ここで先発の平木は降板。代わりにマウンドに上がったのは高井菜々(人1)。ボール先行のピッチングながらも、なんとか抑えてそれ以上の失点を防いだ。


△高井

先制を許した関大は、すぐに反撃を開始する。5回表、日吉里香(人1)が出塁すると8番森香央理(人1)がヒットで続く。そして打席に向かったのは9番田村朱里(人3)。打ち返した打球は左中間へ伸び、日吉を還す同点タイムリーとなった。


△日吉



△森



△田村

このまま勢いに乗りたい関大。しかし6回裏、高井が先頭打者を四球で出すと、そこでマウンドを後に。3番手には、杉本樹菜(人3)が登板。ランナーを許しながらも、味方の鮮やかな併殺もあり、なんとか抑えてピッチャーの役目を全うした。


△杉本(左)と高井


△杉本

同点のまま迎えた最終回。安定のピッチングを続ける相手投手・川添に3人で切って取られる。その裏、杉本も3人中2人を三振で封じる好投で、結果は延長に持ち越された。


△杉本(右)

延長8回タイブレーク。今シーズン、関大は対武庫女大戦でタイブレーク負けを喫している。課題の粘り強さを、今日はきっちり克服していた。無死2塁で始まるタイブレーク。先頭の9番田村が犠打でランナーを3塁へ送ると、打順を迎えたのは1番今橋この実(情3)。放った打球がショートエラーを誘う間にランナーが生還。逆転に成功した。


△田村



△今橋

何としても抑えたいその裏。マウンドへ向かったのは好投を披露し続けた杉本。1人目を内野ゴロに、2人目をレフトフライに打ち取る。そして最後の打者。放たれた打球をセカンド・今橋がギリギリ捕球するナイスプレーでスリーアウトに。最後まで諦めずに全力で戦い続け、粘り勝ちを収めた。


△今橋

両チーム4安打のみとなったこの試合。少ないヒット数の中で2点を挙げられたのは大きな成果だ。一方で、相手打線を封じることに大きく貢献したのは内野の守備。特に輝きを見せたのは、三塁手・森だろう。もともとはピッチャーでありながら、サードとしてグラウンドを走り回るそのプレーで何度もチームをピンチから救った。1年生らしいフレッシュな動きと、冷静な判断でこれからもチームに堅実な守備をもたらしてくれることだろう。


△森

この春リーグ戦、残るはあと1試合。相手は神戸親和女大だ。4年生にとって最後の春リーグ、きっと笑顔で締めくくれるに違いない。【文/写真:松山奈央】

▼山元麻莉絵主将(人4)
「ピッチャーが苦しい中、バックが要所でキッチリ抑えた。ピンチを守り切って、少ないチャンスの中でものにできた。最後までハラハラドキドキで気が抜けなかったが、全員が最後まで集中して気持ちが切れなかった。タイブレークは先に点を取らないと、守る方も辛い。きっちり取りにいくために、力が入りすぎずにやることをやればいけると思ってやった。この試合がロースコアになるのは予想通り。青山も、向こうピッチャーも調子が良い。チャンスをものにできるかだった。あと1戦は、『最後だから』ではなく、大事なリーグの1戦として勝つ。勝つためにここまでやってきた。負けて終わりたくない。やるべきことをやって、結果が付いてくれば良い」

▼田村
「緊張していた。打席には『ここしかない、打てる球はいこう』と行った。自分の仕事をやろう、と気負うことなく思い切りできた。打った時はホッとした。ベースの足がガクガクだった。試合に出場した時、チャンスで打てなかったりミスしたり、苦しい期間ではあった。自分のような人間が出場した時に結果を残してチームが強くなれれば」

▼今橋
「最近は思うように振れてなかった。打席が回ってくる時に、吉末監督が『打つか、エンドランか、好きな方で行け』と声をかけてくれた。チームのことを考えたら、エンドランで行こうと思って、結果つながった。最後集合した時に、日吉が『打たせます!』と宣言したから『守ったろ』と守備に向かった。同期の杉本も頑張っていた。あと1戦、冬頑張ってきた全てをぶつけたい。みんな必死でバットを振ってきた。あとは勝つだけ」