【野球】主将弾も空砲に…立命大に先勝許す

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◇平成30年度関西学生春季リーグ戦第3節対立命大1回戦◇4月21日◇皇子山球場◇

関 大 010 001 000=2
立命大 011 100 00×=3

(関)肥後、濵田駿、巻―高橋佑
(立)山上―大本

6回表、2死で主将の7番高橋佑八(経4)が打席に立った。2点ビハインドで試合も中盤に入り、どうしても追撃点が欲しい場面。高橋佑はカウント2-1からの4球目をしばき上げた。立命大先発の山上が投じた重いストレートをゴツんとはじき返し高々と舞い上がった打球がレフトフェンスを越える。反撃ののろしを上げる主将弾で関大に流れが舞い込むかと思われた。しかし、追撃もここまでだった。尻上がりに調子を上げてきた山上に7回以降は1安打に抑えられ、終戦。「ホームランも勝たな意味ない」と高橋佑は唇をかんだ。


△高橋佑

先制したのは関大だった。2回、1死から6番西田友紀(商4)、7番高橋佑の連打でチャンスメイクすると、8番関本英実(政策3)が捕ゴロに打ち取られるが、本塁ベース場がガラ空きになったスキを突いて西田が二塁から一気に生還する。関大らしい足攻で先取点をもぎ取った。だが、その裏に6番三宅の一発で追いつかれると、3回、4回にも失点し追いかける展開が続いた。


△西田

「ピッチャーは頑張っているから言うことない。3人とも粘ってよく投げてくれた」と女房役を務める高橋佑が話したように、決死の継投策でロースコアの試合展開に持ち込んだ。先発の肥後皓介(人3)は3点を失ったものの、我慢の投球でゲームを作る。救援でマウンドに上がった濵田駿(法4)、巻大地(商1)の両左腕も持ち味を存分に発揮し零封。打線の奮起を促すかのように粘投を続けた。


△肥後


△濵田駿


△巻

「1、2点では勝つのは厳しい」(早瀬万豊監督)。立命大の7本を上回る8本のヒットを放ちながら2得点に終わった関大。1番多田桐吾(人4)が2安打1四球3盗塁とリードオフマンとして気を吐いたが、後続がつながらず。打線が線ではなく、点で切れてしまい波に乗り切れなかった。


△多田

「あした勝つか負けるかで優勝の可能性が決まる」(高橋佑)。ここで勝ち点逸となれば、一気に優勝戦線から後退すると言っても過言ではない。いまだ上昇のきっかけをつかみ切れていないディフェンディングチャンピオンが早くも正念場に立たされた。【文/写真:嶋健太朗】

▼早瀬監督
「内容は十分に戦えていた。山上も簡単にはいかないピッチャーでチャンスを作れていただけに、ランナーを出してからの攻撃だね。先手を取って向こうがバタバタする展開持ち込めたのに、追いつかれて、先を越されて追いつけないまま試合が終わってしまった。1、2点では勝つのは厳しい。山上は経験豊富でランナーを出してからの投げ方も良く分かっているけど、打たないことには勝てない。肥後はもったいない点をやる場面もあったが、しっかりと抑えてくれた。逆転できなかったのはもう一つ力が足りないということ。こういうゲームをものにしないと。もったいないゲーム。競ったゲームに持ち込んで去年は勝ち切ることができた。それができないということは現状で力が足りていないということ。今日の点も好走とホームランだけ。タイムリーが出れば勢いがつく」

▼高橋佑主将
「チームの弱さ。つながらないし、チャンスでの1本が出ない。多田が出てくれているのに、2番から4番で1本が出なかった。中軸で点が取れたら楽なゲームになる。ピッチャーは頑張っているから言うことない。3人とも粘ってよく投げてくれた。勝てる試合だった。(ホームランの打った球は)インコース高めのストレート。狙っていた球が来た。ホームランも勝たな意味ない。打たんでいいから勝ちたい。どっかで自分たちの2点差以内に抑えて4点以上取る野球ができたらなと思う。自分たちの野球をして勝てたら自信がつくと思うけど、内容をどうこう言える余裕はない。とにかく勝って勝ち点を奪うことだけ。雰囲気も悪くはないけど、まだ負けの悔しさを切り替え切れていないところがある。波に乗り切れていない。あした勝つか負けるかで優勝の可能性が決まる。あしたは全員で負けられない気持ちを持って、その気持ちがない奴はベンチから出すくらいの思いを持ってやりたい」