【アメリカンフットボール】接戦を制し、春季シーズン初戦は白星発進!

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◇JV戦◇対近大◇4月15日◇関西大学中央グラウンド◇

1Q 2Q 3Q 4Q   合計

関 大   10  0  0   7    17

近 大   6  0   3   6    15

スローガンを「覚悟」と掲げ、9年ぶりの日本一を目指すアメフト部の2018年がついにスタート。春季シーズン初戦は近大と相まみえた。「JV戦」と銘打たれ、新戦力も多く出場した一戦は、競戦となるが、終盤のタッチダウン(TD)で逃げ切って勝利を収めた。

試合は近大のキックオフでスタート。相手がキックオフしたボールをWR桑田理介(経2)が自陣44yrds付近まで大きくリターンするなど、敵陣へ攻め込んでいく。しかし、ここぞの場面でパスのミスが目立ち、TD獲得には至らない。そして相手に攻撃権が渡った直後、K三輪達也(法4)のパントキックをそのままリターンされてTDを許し、先制される。だが、試合はまだ序盤。ベンチからは「まだまだここから」と仲間を鼓舞する声が飛んだ。

すると、流れは徐々に関大へ。相手のパスをDB市川憲章(文4)がインターセプトすると、RB大久保寿磨(人2)やQB渡邊貴信(政策2)がランでゲインを重ね、エンドゾーンへ近づいていく。最後は敵陣6yrds付近からK谷川堅斗(人3)がフィールドゴール(FG)をきっちり決め、3点を返した。直後の相手の攻撃をしのぐと、パントキックを取ったのはRB西山竜太郎(政策2)。「とにかく思い切り行こう」(西山)と、相手守備陣を切り裂いていく。会場から沸き起こる大きな歓声に乗せられるかのように、西山はそのまま一気にエンドゾーンへ。見事なリターンTDを決め、10-6とこの試合で初めてリードを奪い、第1Qを終える。

第2Qは、DL和泉孝法(文2)がQBサックを食らわせるなど見せ場を作るが、なかなか1stダウンを更新できず、攻め切ることができない。攻撃陣が決め手を欠き、4点差のまま試合を折り返す。点差を広げたい第3Qでも、敵陣31yrds地点から自陣28yrds地点へのロングパスを通されるなど、ゲインを重ねられる。最後はFGを決められ点差は1点となった。その後も攻撃の形を作れず、勝負は第4Qへ。

迎えた最終Qは、渡邊貴が躍動する。ランで18yrdsをゲインし1stダウンを更新すれば、パスではWR渡邊大介(法2)やWR小田康平(経3)へロングパスを通しチャンスを演出していく。そして敵陣約1yrds付近から自らランを仕掛けTD。谷川のトライフォーポイントも成功し、緊迫した試合の最終盤で大きな追加点を挙げる。だが、神様は簡単には勝たせてくれない。残り時間約1秒の時点でTDを許し、近大はツーポイントコンバージョンを選択。これを決められれば引き分けに終わってしまう場面だ。しかし、ここは守備陣が踏ん張って得点を許さず、17-15で試合終了。春季シーズンの初戦を白星で飾った。

昨秋のリーグ戦では出場機会が多くなかった選手も出場し、試合の経験を積むことができたことは、確実に今後につながる。松浦雅彦監督も「溌溂(はつらつ)と頑張っていた」と一定の手ごたえを感じていた。次戦の相手は中大。関東の大学と相まみえる貴重な機会だ。山田周平主将(人4)は「日本一のためには勝たないといけない相手。とにかく勝ちにこだわる」と力強く宣言した。目指す場所はただ一つ。そこにたどり着くまで、皇帝たちは止まることなく歩み続ける。【文:長尾洋祐/写真:奥井健太・柴村直宏】

▼松浦監督

「2軍戦だったので、初めて試合に出る選手もたくさんいたが、プレーの精度は抜きにして、みんな溌溂(はつらつ)とチームのために頑張っていた。課題はたくさんあるが、やりたいことはできていたのではないかと思う。(近大については)秋にもう一回対戦するので、相手としては申し分ないと思っているし、選手の数もすごく増えているので、秋には油断ができないというか、2部から上がってきたということは関係なく、強い相手だという認識はしていた。(試合前は)『チームのためにできることを一つ決めて、必ずそれをやり切ろう。周りの人も、そのことをちゃんと共有して、そのことを応援してやろう』ということを話した。今後の課題としては、パスを投げて取ることなど、基本的なところ。今年は、とにかく組織として戦うことが必要になる。次戦は暫定のレギュラーの選手が出てくるが、そういう人たちだけが活躍するのではなく、『出ている選手がチームの代表』という意識を持ち、チーム一丸となって勝ちに行きたい」

▼山田主将

「今日は初めて試合に出る人も多くいて、緊張したり、いろいろ考える部分も多くあったと思うけど、その中で全員が試合を経験できたことはプラスになると思う。(円陣では)自分たちからアクションを起こそうということを言った。『殴りに行く』という表現をしたが、『殴りに行く用意はできているか』という風に言って、全員のモチベーションを上げることを考えていた。やはり、自分から当たりに行ったり、自分から攻めた行動をとることが、試合では一番最初のキーポイントだと思うし、試合の流れをつかめるかどうかというところにも関わってくると思うので、そういったところを一番言った。(次戦に向けては?)中央大学さんは関東のなかでも強豪チームの一つで、日本一を目指すうえでは絶対に勝たないといけない相手。今日はJV戦で、若手のメンバーが中心だったが、来週は試合の経験も多い上級生が多く出場するので、またJV戦とは違った緊張感があると思う。今日出場したメンバーにも『上級生はこういうプレーができる。こういう雰囲気で試合ができる』ということを見せ、模範になるような試合にしたい。あとは、とにかく勝つことにこだわりながらやっていきたい」

▼渡邊貴

「今日はパスがあまり通らなかったが、ランでリズムを作り、最後はTDまで持っていけたので、そこは良かったと思う。(試合内容については?)結果的には勝ったけど、ほぼ同点みたいなものなので、ここから今日出た課題を潰していって、秋のリーグ戦で近大と当たった時には圧勝できるようにしていきたい。課題としては、自分を含めパスの精度だったり、ラインのブロックにおいても多く課題が出たので、その点を潰していけたらと思う。次の中大戦はフルメンバーで戦うので、勝ちにこだわっていきたい」

▼西山

「タッチダウンの場面は、とにかく思い切っていこうと考えていた。前の人やブロックが良かったおかげで、何とか走ることができた。近大は、今年1部に上がってくるチームということで、それなりに強いなという印象は抱いていた。自分の課題としては、もらってから抜ける速さ。そこは今後も意識して取り組んでいきたい。(次戦に向けては)プレーのスピードがまだまだ遅いので、そういったところを今週に取り組んで次に臨んでいきたい」