【ハンドボール】立命大戦 1点差まで追い詰めるも惜敗

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◇平成30年度関西学生春季リーグ第2節◇対立命大◇4月15日◇於・関西大学中央体育館◇

【前半】関大11-13立命大
【後半】関大10―9立命大
【試合終了】関大21-22立命大

 

あと1歩だった。ホーム・関大中央体育館。スコアは20-22と立命大を2点差まで追い詰め、リーグ戦初白星への現実味がさらに増した。29分。スタンドからの声援も熱くなる中、相手から奪ったボールを持ったポスト・藤村祐理子(商3)が立命大の選手を振り切り、速攻を叩き込む。点差は1点まで縮まり、もう1本のシュートが欲しいところがったが、終了直後に相手にボールを奪われ、今回も勝利はお預けとなった。

△藤村、新川

前節で関学大に敗れ、開幕勝利をつかむことができなかった関大女ハン。今回の相手である立命大も初戦で敗北しており、「早く1勝したい」と寺内監督も白星を願っていた。

△中山

前半は中山真侑(人1)の先制点がスコアを突き動かした。その後は、点数を追い越しては追いかける試合が展開された。

だが、前回とは違う点は、逆転されても食らいついたこと。相手選手にはロングシューターがおり、ポイントを献上し苦しい状態のはずだが、選手たちは屈しなかった。各選手がアグレッシブに攻撃を仕掛ける中、左サイドの絶妙な角度からシュートを幾度となく成功させ、チームを引っ張る。

△高橋

特に異彩を放ったのは高橋遥歩(社2)。「得点源になっていたのかなと思う」と稗田眞子主将(人4)も評価する。

△成願

また、GK成願茜(人4)も適切なタイミングでの堅守でチームをサポートした。

△藤田

前半27分には藤田理菜(人4)が高めの跳躍から鋭い一本で得点を奪う。同点に持ち込むものの、最後に2点を奪われ11ー13で前半を折り返した。

 

△篠崎

後半は開始直前は立命大に連続3得点を奪われるが、中山、藤村からパスをつないだ篠崎佑夏(情4)が得点をもぎ取り点差を埋めた。そこからしばらくは、得点も止まるがGKの健闘や、防御が噛み合い失点が止まる。「今まで一番いいディフェンスをしていたと思う」(成願)。藤村、高橋が絶好のチャンスを生かし、連続でポイントを奪取。

△新川

また、新川紫央(人3)が体を張って相手の攻撃をねじ伏せる。各選手のアグレッシブな展開が見られた。中でも、藤村のカットからのシュートで1点差まで追い詰めるファインプレーが目を引いた。一気に会場は白熱し、選手の背中を押す声援が熱を帯びたが、キャッチミスなどの細かいミスであと一歩白星には届かなかった。

「悔しい。勝ちたかった」。寺内監督は試合後に悔しさを滲ませた。また、成願も「自分のマークをしっかり見るのかという判断が甘くて、そこで(ディフェンスに)行かなくてもいいのに行ってしまった」と敗因を分析する。技術面においては、立命大には劣らずも、クロスアタックで相手選手のマークを外してしまい、シュートを打ち込まれ点数を与えてしまうことが痛かった一戦だった。だが、高橋のサイドシュートでの大量得点や、点差を開かれることがなかったなど前節よりも大きく成長した。次節は女王・大体大との戦いを控えている。苦しい戦いになることが予想されるが、強豪相手に何が通用するのかを図る機会にする。【文/写真:柴村直宏】

 

▼寺内監督
「悔しい。勝ちたかった。勝てるチャンスがいっぱいあった。勝たなあかん試合だった。(ミスやオーバーなどは)いっぱいいっぱいやってる中での迷いだから、そうなるのは仕方がないことだし、何か原因とかあるわけではない。技術的には、うちも立命大も同じぐらいだと思う。良かったところとしては、藤村さんのカットして1点差に追い上げたプレー。あれはみんなたぶん思ったと思う。あれはやっぱり関大の名を背負って『絶対勝つ。負けたくありません』という気持ちが出ていたプレーだと思います。それができる子もいればそうでない子もいる。うまい下手関係なしに全力で自分の100%、あるいは120%出すぐらいで『負けたくない』という気持ちがあるかないかの差がまだある。そこが一番の課題。もともとうまい子もそうでない子も混ざってるチームだし、難しいしモチベーションをあげるためにはおだてないといけないところもあるが、でもそれでおだてられたから『次頑張ります』っていう気持ちでやってるやつと、『絶対これ決めたる』っていう気持ちの子が混在しているわけだから、やっぱり『申し訳ない』と思ってくれないといけない。そこを分かってると思うけど、試合の60分に出すためには毎日の日々の練習から全力でその気持ちでやっているかだと思う。そこが徹底できていなかった。それが敗因に直結したかなと思います。最初GKは成願さんがペースをちゃんとつくってくれて、『ここで止めるんやで』っていうのを後の後輩GK2人に示していたし、そういうところは良かったかなと思う。緒方さん、山下さんが止めれたのは成願さんのおかげでもある。緒方もやっぱり短い時間やけど、頑張ろうとしていたのが伝わったと思うから、最後に山下さんが止めることができた。3人のファインプレーだと思う。ディフェンスは約束事の話だが、立命大の左利きのシュートのうまい選手に対して、打たさないでおこうと話していたが、例えばクロスアタックではノーマークになってしまって打たせてしまった。カットすることは悪いことではないけれど、可能性があるかないかの確率で冷静な判断をしなければならないのに、思い切ってしまっちゃったみたいな反省していた。それもやっぱり一生懸命だけれど、全力でやってないでしょってなるから反省があった。相手選手にロングシュートを決められたりして、GK変えたりしたけど、CPたちでもうちょっと早く修正しないといけなかった。でも、全体的にはディフェンスではミーティングで作戦立てしたことはある程度できていたと思うし、徹底できていなかったことが敗因。次は大体大戦で、とびぬけて相手が強い。でも、逆に今回感じたこと、100%の力を出し切っていなかったことを大体大戦では、全力を尽くせているかを図る機会にして、100%の状態だと相手とどこまで戦えるかを把握したい」

▼稗田主将
「まず立ち上がりに自分たちが先制できたのはよかったと思う。1年生の中山さんがシュートを打ってそれが決まったので余計にチームの流れがよくなったと思います。1試合を通して、前回の関学大戦だったら点差が離されてしまったら、そのまける離され続くという状態だったが、今回の試合だったら3点4点、相手に食らいついていたのがよかった。やっぱり藤村さんがしつこくカットしてくれて、ここで1点欲しいというところでシュートを決めてくれてくれたのでチームの雰囲気もそれで盛り上がったと思うし、良かったと思う。でも、ここで1点決めないといけないという状況下でGKにボールをぶつけてしまったりというのがあったり、最後下に落ちたボールを自分たちが取り切れなかったのが勝てなかった要因だと思う。細かいところから、『自分のボールにするぞ』とかシュートを丁寧に決めるとかしていけば今回は点数を与えなくてもいい失点もあったし、勝ち切れたのかなと思います。あとは、正サイドの高橋がすごい狭い角度から(シュートを)決めてくれてたし、それがすごい得点源になっていたのかなと思います。課題になったこととしては、立命大の逆サイドに打たせないということをミーティングで言っていたけれど、やっぱりそこに行かなくていいクロスアタックをやってしまって、本来ならばマークをしないといけないはずの子がフリーで打たれてしまうとかがあったので、ミーティングで出ていた課題をしっかりと潰し切るというのができていなかったのと、向こうの14番のロングシューターが出てきたときに、最初(得点を)決められたときに早めに修正して、打たせないようにしておけばよかった。速攻で決められることは、前回の関学大戦よりも減ったと思う。自分たちもシュートまで持っていけていたからだと思う。次の大体大戦は相手も強いと思うが、自分たちのイージーミスをなくしていけばすごいいい勝負になると思うし、今日みたいないい流れでいけば勝てるのではないかなと思う」

▼GK成願
「絶対に勝ちたい試合だった。やっぱり1本欲しいところでのシュートを外してしまったり、GKに当ててしまったりしていたのが一番の敗因かなと思う。でも、今日はディフェンスは足も動いていたし今まで一番いいディフェンスをしていたと思うけれど、やっぱりクロスアタックであったり積極的なディフェンスをするタイミングなのかやっぱり自分のマークをしっかり見るのかという判断が甘くて、そこで(ディフェンスに)行かなくてもいいのに行ってしまったというところとか、もったいない部分も何個かあったかなと思う。具体的に言えば、やっぱり相手が5人でこっちが6人の時は絶対シュートをいい角度で打たれることはないはずなのに、それでみんなが真ん中に集まりすぎて、その角度でサイドからシュートを打たれてしまったのは痛かった。逆によかったこととしては、今までよりは点差が離れてしまったら追い上げてくることができなかったが、今日はみんなで声出して一本一本大切にすることができた。途中、5点差を開かれてしまったのを、最後は1点差まで持ってこれたのはよかったのかなと思います。(藤村)祐理子のカットもすごいよかったし、大きかったと思うけれど、今日の1番よかったことは高橋のサイドシュートが難しい角度でもきっちり決めてくれたこと。角度ないところでも上手に決めてくれて、これが一番自分の中で心強かった。GKとして、今日は一番長く試合に出ていて相手の左利きのサイドのシュートを1本も止めることができなくて、やっぱりそこで何本か止まっていたら、自分たちが勝ってたかもしれないから、そこをもっとちゃんと止めたかった。自分はGKとしてまだ日が浅いし、後輩の方が技術もあると思うからボールを追いかけたりとかディフェンスが触ってくれたボールを触りに行くとかそういう誰でもできることを一生懸命やって、それを後輩にもやってもらう感じで頑張れたのが伝わったから監督に伝わったのかなと思う。次は大体大戦で格上の相手だから、その中でも何を試合で得るであったりとか自分たちの何が通用するかであったりとかをやっていけるようにしていくのが目標。チームとしては、簡単なミス、パスキャッチミスとかフリーのシュートを外すのはやってはいけないことかなって思うから、そういうところをもっと詰めていかないといけないかなと思うし、自分自身としてはディフェンスが追い込んでくれたシュートであったり、流れを相手に持っていかれてるときに1本でも止まると大きいと思うから、そういうときのシュートを止めれるようになることが自分の課題」