【準硬式野球】対関学大初戦敗北 最終戦に全てを託す

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◇平成30年度関西六大学春季リーグ戦第5節対関学大1回戦◇4月12日◇大阪シティ信用金庫スタジアム◇

関学大 101 003 000=5
関  大 010 000 010=2

(関学大)中村祐、古澤―川端
(関 大)池川、増本―庄中

最上級生の引退が懸かる最終節。この戦いを落とすと、全日本インカレへ出場への道は閉ざされ、4年生はこのリーグで引退となる。負けられない関学大戦の初戦。序盤は点を取り合う展開が続くが、6回に相手に一挙3点を奪われる。その後ピッチャーが好投するものの、打線が援護できず、まさかの敗戦となった。

関学大との初戦の先発マウンドを任されたのは、投打共に好調の池川直樹(法2)。先輩の進退が懸かる試合に力が入りすぎたのか、この日の池川は安定しない。ボール先行のピッチングが続き、押し出しで先制を許し、もったいない失点となった。

△池川

しかし2回裏、すぐに関大が並ぶ。6番庄中亮太(政策2)がエラー出塁すると、初スタメン出場の岸本凌(商4)が中前打で庄中を進める。相手投手の暴投もあり、2死二、三塁で打席に立つのは8番ピッチャー・池川。自身を救う内野適時打で、庄中を生還させた。その後、満塁の場面が訪れるが、追加点を挙げることなく1点でこの回を終える。


△岸本

△池川

△庄中

相手も黙ってはいない。関大が追いついた直後の3回表。四球と失策、犠打が続き、池川は二、三塁に走者を背負う。そして迎えた関学大6番小柳。放たれた打球はゆっくりとアーチを描いて中堅手のグローブに吸い込まれ、勝ち越しを許す犠飛打となった。

2失点を許した池川だが、そこから好投を見せる。4回、3人中2人を三振で斬り、5回をわずか4球で抑える。

△池川

疲れの見え始めた池川を打撃で援護したい関大。5回裏で満塁の絶好機がやって来る。一打逆転の場面で打席に向かうは5番白石幸太郎(商4)。2球目で放った白球は一ゴロとなり、無得点のまま前半を終了した。

安定のピッチングを続ける池川だったが、関学打線に捕まる。6回、先頭の5番井田に右中間へヒットを決められたのを皮切りに、次々に出塁を許してしまう。2死一、三塁と続くピンチで打者をショートフライに打ち取り、結局3失点で6回裏を終えた。

マウンドを降板した池川に代わり、7回から増本皓介(社4)が登板。ランナーを背負うものの、打たせて捕る落ち着いたピッチングでこの回を抑えた。


△増本(右)

関大の反撃が始まったのは8回のことだった。3番村松健太郎(法4)が四球を選ぶと、打線がつながりあっという間に3塁へ。そして関学大2番手・古澤の暴投の内に生還し、1点を返した。このまま勢いに乗りたい関大だが、どうも後が続かない。後続の庄中、岸本共に打球は守備陣のグローブに収まり、1点のみの追加点で最終回へ突入する。

9回表を増本が3人で鮮やかに抑え、2-5のビハインドで迎えた9回裏。代打・堀口直人(経4)が三振、池田が凡退ですぐに二死に追い込まれる。1番高品吉弘(経2)が四球で出塁し、打席に向かったのは代打の平井巽(法3)。ボールカウント2-0で放った打球を相手投手が一塁へ送球し、スリーアウトに。試合終了となった。

△平井

対関学大初戦を落とし、自力での最下位脱出は不可能となった関大。「まだ引退するつもりはない」(北野雅己主将=経4)という思いは4年生全員同じだ。リーグを笑って終わらせる。ベンチ、スタンドの気持ちを背負い、北野が最後のマウンドに立つ。【文:松山奈央/写真:多田知生】

▼三浦監督
「余計な失点が多く、最後に追い込まれた。ラッキーで1点取れたが、点を取った後に取られるのはまさに弱いチームの見本。いつもグラウンド整備の後の6回に流れが変わる。ずるずると追加点を取られて踏ん張れなかったのが、打線にも影響したんだと思う。残塁はリーグ当初からの課題で、克服できていない。力が入りすぎて、狙ったボールに手が出せていなかった。明日は投手戦にして、ロースコアで抑えたい。流れはみんなひとつで、とりあえず勝つだけ。4回生の引退を阻止するため、必勝で」

▼北野主将
「悔しいというよりも、明日こそという気持ちの方が大きい。池川はまだ2回生で、4回生の引退が懸かった試合というプレッシャーのなか最大限の仕事をしてくれた。あいつになら任せられると思っている。試合に出ている自分たちが、みんなの思いを代わりに背負って試合に残さなければいけない。全員分の思いを全力疾走、全力プレーにして勝つ。まだ引退するつもりはない。主将の自分が落ち込んでいても仕方ないから明るく笑顔で。明日こそ勝ちます」