【ハンドボール】開幕初戦、敗退も浦田が頭角をあらわす

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇平成30年度関西学生春季リーグ戦第1節◇対関学大◇4月8日◇於・関西福祉科学大学

【前半】関大7-14関学大
【後半】関大6ー12関学大
【試合終了】関大13-26関学大

 

いよいよ春季リーグ戦が幕を開けた。初戦の相手は関学大。立ち上がりでは一時リードを奪うも、時間がたつにつれて逆転され最後は開幕黒星となった。結果には悔しさが残るが、公式戦初出場の浦田美来(法3)が前半でサイドシュートを中心に、得点を量産し存在感を放った。

 

△浦田

「3年生で逆サイドになってからは自主練習とかでシュート練習しているのがつながったんだと思う」(稗田眞子主将=人4)。日々裏で研鑽をつんだからこその活躍だった。前半。序盤はしばらくは関大・関学大の両チームが一進一退の攻防を繰り広げていた。沈黙状態を打ち破ったのは浦田。

△藤村・中山

ポスト・藤村祐理子(商3)、センター・中山真侑(人1)が息のあったパスで球を右サイドの浦田につなぐ。直後、浦田は高く跳躍し、鋭いサイドシュートを相手GKにお見舞いし先制に成功する。「とりあえずホッとしました」と安堵(あんど)した浦田。「試合に出れるか出れないかという選手が何人かいて、その中でやっぱり安定性、仲間の信頼感が一番合ったのは浦田さんだったと思う」と寺内監督も評している。その後も前半だけで3点を自身が奪い、公式戦初出場とは思えないほどの活躍ぶりを見せる。だが、一時はリード状態にもちこむも、逆転され始めると点差は一気に開かれる。

△山下

△成願

△緒方

苦しい状態が続いたが、成願茜(人4)、緒方光(情2)、山下汐香(社1)の3人のキーピングがチームを支えた。特にCPから転身した成願は長身を生かした堅守が光る。その後も、勢いを緩めることなく、各選手が攻撃を続けた。

△高橋

中でも、得点には至らなかったが篠崎佑夏(情4)は持ち前の鋭いシュートを試み、高橋遥歩(社2)は左サイドからの攻撃で応戦する。点差を開かれるが、あきらめることなく1点を狙った。そして、前半終了直前に、藤村の意地のシュートが決まり試合を折り返した。

今試合ではパスミスなど細かいミスから関学大にボールが渡り、速攻でポイントを献上してしまうなど、惜しい場面も多かった。だが、「ディフェンスは後半の立ち上がりは修正できて得点も相手に入れられることも少なかった」と稗田が語るように、後半の序盤はディフェンスがかみ合い失点数も減った。

△新川

特に、3年生の藤村、新川紫央(人3)はマークした相手を連携のとれた守りでゴールから遠ざけ、浦田もすかさずディフェンスに絡むなど積極的なプレーが展開された。オフェンスでは高橋が全範囲引き続き、アグレッシブに攻撃をしかけ得点を量産。また、新入生の中山も上級生に負けず劣らず、センターからのシュートでチームに貢献した。だが、関学大の速攻・2次速攻などにより点差はなかなか埋まらず、結果は初戦黒星となった。

開幕白星を飾ることはできなかった今節。「焦ってき出したのが一番の敗因」と寺内監督は試合後振り返った。前半の立ち上がりまでは順調だったものの、パスミスやオーバーなど細かいミスに泣いた。次はホーム・関大中央体育館で立命大戦を迎え撃つ。全国への切符をつかむためにもまずは1勝をつかむ。「全員ハンド」が今年も始まった。【文:柴村直宏/写真:柴村直宏・奥井健太】

 

 

▼寺内監督
「どっちも硬くなっているし、その辺はイーブンだったと思うし、別に関学大がすごくうまいわけでもないし、力的には自分たちの予測上では向こうはうまい人もいるなと思って対策していたが、最初は真向に立ち向かうことができていたしよかったと思う。そのあと、だんだん頑張れなくなってきて焦ってき出したのが一番の敗因として大きいのではないかな。例えばシュートがちゃんとしているから波に乗れたり、ディフェンスも考えた通りに相手を誘い込んでみたいな感じで守れていたのだけれど、それが出来なくなってきたときに初戦だから仕方ないという部分があると思うけれど、慌ててしまうというか、そこが一番ダメだったかなと思う。それと、関学大のGKが変わってから、その人のキーピングにはまってしまいシュートが全然決まらないとか、入らないから次焦る、守りも焦ってしまってタイミングがおかしくなってしまったりとかそういう感じの悪い連鎖があったのかなと思います。けれど、キーパーは3人とも頑張っていたと思うし、良かったと思う。それと浦田さんに関しては試合に出れるか出れないかという選手が何人かいて、その中でやっぱり安定性、仲間の信頼感が一番合ったのは浦田さんだったと思うから、だから彼女でいきたいということになった。やってきたことをちゃんと周りが評価してくれているということ。次の立命大戦はホームだし、負け負け同士なので早く1勝したいし、勝ちに向かって頑張りたい」

 

▼稗田主将
「立ち上がりはすごい良い感じだったと思うけれど、やっぱり自分たちが速攻のときにボールを持っていくときに、ミスとかオーバーで相手ボールになってしまったりとかでシュートに持ち込めなかったのはもったいなかった。あと、前半で連続で関学にポイントを入れられたときに、ディフェンスで(相手の攻撃の)流れを断ち切れなかったのももったいなかったと思う。やっぱり、オフェンスがボールを持ち込んでしまって、シュートまでいけなかったのがやっぱり得点が少なかったと思う。ロング打っていったら、ロングシューターがいっぱいいるのでどんどん打てば入ると思う。あとは、ディフェンスは後半の立ち上がりは修正できて得点も相手に入れられることも少なかったし、何でやられたかというと逆速攻でめちゃめちゃやられたし、それでやられたのも自分たちがコートの真ん中で相手にカットされたりとかオーバーしてしまったり、守れない状況になってしまってるのかなと思う。去年から出ている子でチームを回していると思うんですけど、やっぱり13番の浦田とかが結構ディフェンス面とかで一番遠いところからでも走って止めてくれてたし、すごく助かっていた。浦田は練習でもサイドで使っていたけれど、3年生で逆サイドになってからは自主練習とかでシュート練習しているのがつながったんだと思います。GKはそれぞれタイプが違うからそれぞれお互いに話してこうしていこうというのを決めていて、ここ止めてほしいというところで止めてくれていた。成願もCPからGKに移って、すごくしんどい中で結構引っ張ってくれた」

▼浦田
「去年とかは全然出る機会がなくて、緊張とかもあったんですが、自分がシュート外すことで流れが変わってしまったと思うので、シュートを1本1本決めていけるようにしたいと思う。しっかりとシュートを決めたらよかったなという試合だった。(前半で決めることができたのは)とりあえずホッとしました。『よかった、入った』という感じだった。ディフェンスは、練習試合では同じポジションの人に抜かれたり、ガンガン打ち込まれることもあったけど、今日はそんなに抜かれたりすることがなかった。みんなが練習通りの動きをしてくれていたからできたのかなと思う」