【野球】悪夢…サヨナラ負けで同大相手に8季ぶり勝ち点逸

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◇平成30年度関西学生春季リーグ戦第1節対同大3回戦◇4月9日◇わかさスタジアム京都◇

関 大 100 000 000 =1
同 大 000 000 002x =2

(関)肥後―高橋佑
(同)仲野、村居、福島孝―西林、越智

あとアウト1つが遠かった。1-0と1点リードで迎えた9回裏2死一、二塁。ここまで好投を続けてきた先発の肥後皓介(人3)が120球目に力尽きた。「内に入ってしまった」初球のストレートを同大8番福島孝に完璧に捉えられると、打球は無情にも左中間を真っ二つに破られる。懸命の中継プレーも及ばず、一塁走者の福原がサヨナラのホームを踏んだ。


▲サヨナラ負けを喫した瞬間

歓喜の輪ができる同大ナインを背に肥後のほほには涙が伝った。「申し訳ない」。開幕ダッシュに向け、運命の3回戦のマウンドを託された右腕は人一倍の責任を口にした。「最後に点を取られたからいいピッチングとは言えない」。8回と3分の2を投げ、無四球、被安打8という内容にも言葉少なだった。


▲肥後

「肥後にかわいそうなことをした」。試合後、早瀬万豊監督と高橋佑八主将(経4)の2人の将は口をそろえた。初回に4番倉川竜之介(文3)の適時内野安打で先制パンチをお見舞いしたものの、その後はチャンスで打線が沈黙。9安打を放ち、8回を除けば毎回塁上をにぎわせながらもあと1本が出なかった。


▲先制打を放った倉川

14年春以来に同大に勝ち点を献上し、失意の敗戦となったが浮上のきっかけは確かに見受けられた。エース山本隆広(人4)がけがで不在の中、肥後が先発として貫禄十分のマウンドさばきを披露。また、6番右翼でスタメン出場のルーキー野口智哉(人1)が3安打と固め打ちし、レベルの高い関西学生の投手陣にもアジャストして見せた。


▲肥後


▲野口

「優勝のチャンスがなくなったわけではないので、奮起するしかない」と指揮官。1カ月半以上に及ぶ長丁場のリーグ戦はまだ始まったばかりだ。1節はさんで迎える2週間後の立命大戦。ここがリーグ優勝を占う大きなヤマ場となる。「もう負けられないし、勝ち点4を取るしかない」と高橋佑。一球の怖さを痛感した開幕節を糧に、ディフェンディングチャンピオンの誇りを取り戻す。【文/写真:嶋健太朗】

▲リーダーシップに期待がかかる高橋佑主将

▼早瀬監督
「非常に残念。悔いが残る試合。点を取れなかったし、最後粘り切れなかった。チャンスを作っていたけど、つぶしていたからこういう試合になってしまった。勝ち切れるチームを目指してやっているけど、開幕節は守備でもエラーがたくさん出た。秋の優勝したチームとは全然違う。大きな課題だと思う。エラーでランナーを出すと、打線の巡り合わせでこういうことが起きてしまう。先発で出ているメンバーが還す意識をもってやらないといけない。肥後はしっかり腕が振れていた。1回戦よりはまとまりがあって、低めにボールが来ていた。最終回は2死までいったので最後まで任せるつもりだった。今日は本当にチームとして肥後にかわいそうなことをした。今日みたいな競った試合を勝っていかないといけない。これからは勝ち点4を目指してやっていかないといけない。優勝のチャンスがなくなったわけではないので、奮起するしかない。開幕節は連敗しなかったのがせめてもの救い」

▼高橋佑主将
「悔しい。ほんまに悔しい。最後はストレート。甘めに入ってしまった。バッターも打つ気満々だったしボールから入ればよかった。肥後は調子も良かったし、いける自信があった。スライダーとストレートを中心に組み立てて、ブルペンから良くて想定通りのピッチングをしてくれた。打てなかったのが敗因。1-0は肥後にとってはかわいそうな展開だった。2点あれば最後の場面も楽にいけたし、外野を定位置で守らせることもなかった。チャンスで決めきれないから相手にリズムが行ってしまった。エラーをしていたら勝てないし、打撃ももっと向上させていかないといけない。関大らしい細かい野球をやらないといけない。まだ次の立命戦まで2週間あるから切り替えができる。あと1本が出れば勝てるし、あとは4回生が打つだけ。山本がいないのは大きいけど、いるメンバーでやるしかない。逆に言えば、このメンバーでピッチャーが育てば山本が帰ってきたときに楽になる。もう負けられないし、勝ち点4を取るしかない」

▼肥後
「最終回の入りが甘くなってしまった。最後は、ストレートが狙ったコースよりも内に入ってしまった。山本さんがいないから勝てないと言われるのは嫌なので、どうしても勝ちたかった。自分が最後まで投げ切る気持ちだったが、悔しいの一言。最後に点を取られてしまったので、いいピッチングとは言えない。(涙を流す場面もあったが)チームに申し訳ない気持ちだった。今日はブルペンから調子が良くて、最初は真っすぐで押そうと思ったが、自分の調子と相手を見て途中からスライダー中心に切り替えた。次はゲームセットの瞬間まで0でいきたい。自分がチームを勝たせたい」