【サッカー】リーグ開幕、5年ぶりの白星発進!

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◇第96回関西学生リーグ前期第1節◇対大院大◇4月8日◇山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場◇

【前半】関大0ー1大院大
【後半】関大2ー0大院大
【試合終了】関大2ー1大院大

ついに、11月まで続く全22試合に及ぶ長いリーグ戦が幕を開けた。過去4年、リーグ開幕戦は負けか引き分けに終わっていた関大。しかし、今年は逆転勝利で5年ぶりに開幕戦白星をあげた。

リーグ開幕前の、天皇杯予選につながる第23回大阪選手権大会・大学代表決定戦では阪南大に1点及ばず、涙をのんだ。しかし、今試合は前田雅文監督が課題とした「切り替えの早さ、セカンドボールへのリアクション」を後半戦で生かし、関大ペースで試合を進めた。
前半終了間際に、先制したのは大院大。後半戦を0−1で迎えたが、「試合として1以下に(失点を)抑えると、勝てる可能性が高いていうのを自分たちでわかっていたのでそんな焦りはなかった」とDF荒木隼人主将(商4)。ハーフタイムで相手の弱点を見極め、落ち着いて1点を奪いに出た。
すると後半開始3分。コーナーキック(CK)のチャンスをものにした。キッカーはMF牧野寛太(経3)。「蹴った時点でだいたい(得点への)感覚はあった」と言う通りにボールはゴール前のMF森主麗司(文4)の元へ。それを森主が押し込み、1−1。「セットプレーは今年も関大の特徴でもあるので、そういう中で小柄な僕が決めたというのはさらにバリエーションが増えるかな」と、リーグ初戦から関大の強みを見せるゴールを奪った。


△森主

ペースをつかんだ関大は、開幕戦勝利に向け、追加点を狙った。17分、DF安田有輝(経4)が右サイドでパスを受け、ゴール前にクロスを供給。これを牧野がゴールネットに押し込み、逆転に成功した。

△牧野

その後もMF中井英人(人4)のミドルシュートや、MF塩谷仁(人4)のロングシュートでゴールに迫るも、追加点とはならず。後半は、大院大の3本に対して関大は11本のシュートを放ち、相手の攻撃を封じ込めた。

△中井

△加賀山泰毅(人4)

△荒木
牧野が2得点に絡む活躍を見せ、リーグ開幕戦を白星で飾った。次戦の京産大戦も狙うは勝ち点3。ひたむきに「全員サッカー」を貫く紫紺の戦士たちは、今年も走り続ける。
【文:西井奈帆/写真:長尾洋祐】

▼前田監督
「(第23回大阪選手権大会・大学代表決定戦で、切り替えの早さと、セカンドボールへのリアクションが課題となっていたが)今日の前半は相手に負けていたりしていたけど、後半そういうところで勝るところがあって、セカンドボールも拾えて試合も有利に進めていけたと思う。牧野は、攻撃にアクセントをつけれて、しかもキック力もあるし、シュートもアシストもできるので、オフェンスのキーになる。牧野で試合の内容も変わってきたりもするので、しっかり自覚持ってやってもらいたい。1失点しているけど、1失点までなら、今まで練習試合も含めて勝ち試合も多かったので、大丈夫やから、というところでうまくいった。(今日の交代選手の活躍は)松本に関してはもっとやらないといけないし、福原と、高橋に関しても、どちらかというと最初から出てる選手に頼りきっている部分があるのでもっとやっていかないと、ついていけない。(荒木、羽田健人=情3について)失点はしたけど、関西では一番いいディフェンスラインだと思うので、できるだけ(失点)0の試合をやってほしい。京産大とはいつも負けたり、良くて引き分けという感じで、ほとんど勝てていないので、どんな試合でもいいので勝ちたい」
▼荒木主将
「開幕戦を数年勝てていなかったので、『今年は勝っていいスタート切ろう』と、みんな言ってた。失点の仕方はあんまり良くなかったけど、試合として1以下に(失点を)抑えると、勝てる可能性が高いっていうのを自分たちでわかっているのでそんな焦りはなかった。前半、チーム的にもつなげるのか蹴るのかはっきりしていなかったので、自分がもっとリーダーシップとって、前つなぐとか、統一していかないといけない。後半、立ち上がりに1点入ったのでいい流れを持ってきてくれたと思う。牧野は、もともとドリブルがすごく得意で、仕掛けるのもうまいし、去年からトップに上がってきて守備も上手くなってすごくいい選手。戦えるし、うまいし期待しています。(開幕勝つことができてて)すごく気持ちが楽。これからもっともっと勝ち重ねていきたい。京産大にはあんまり勝てていないというのもあるので、しっかりハードワークして、相手より強い気持ち持って戦えばそんな簡単には負けないと思う」
▼森主
「毎年開幕に向けて照準を合わせて試合に臨んではいるんですけど、自分たちが思い描いていた結果が出なかった中で今年はさらに、サッカーの面だけ見ても全体が取り組もうという姿勢が見えたのかなと思います。(前半0−1で終えたことに対して)風の向きだったりもあったので、1失点くらいは想定内っていうくらいの感覚で、後半で2点取れる力はあったので、全然焦りはしなかったのが、結果につながって良かった。前半は裏に抜けるのか、足元でつなげるのかというのと、セカンドボールを拾えていなかったので、それを改善させたら、だいぶ自分たちの時間が増えた。セットプレーは今年も関大の特徴でもあるので、そういう中で小柄な僕が決めたというのはさらにバリエーションが増えるかなと思う。まず、開幕戦どんな形であれ勝てたということは次につながるいい試合だったので、失点0で得点をもっと重ねていきたい」

▼牧野
「前半は相手ペースで試合が運ばれていたけど、前半終わってから相手の弱点を見つけて、そこを改善して自分たちのペースに引き込めたかなと思う。ロッカールームでも結構喋れていたので、よかった。(相手の)裏の対処が悪かったので、そこは徹底できた。(1得点目のアシストについて)今日、あんまりいいコーナーをあげれていなかったけど、あれだけは結構自分の思い通りに飛んだのでよかった。蹴った時点でだいたい(得点への)感覚はあった。(2得点目について)前半、ヤスくん(安田)がいいボールあげてくれていたけど、決めれていなかったので、そういう意味では、いいコースだったので当てるだけという感じだったけど決められて良かった。(後半戦は)相手が結構嫌がっていたので、そこでボールを拾えて、自分たちが今シーズンやってきたようにボールを回せたり、そこから流れができていた。自分たちのサッカーをやりつつ、相手の嫌がるところを突いていけたので良かった。今シーズンはあんまりチーム的に(ポジションの)競争ができていないので、サブにもいい選手はいっぱいいるけど、選手層は厚くはないかもしれない。去年はすぐにメンバーが入れ替わりとかあったけど、去年のトップの4年生が多く抜けて必然的にトップに上がった感じもあって、自分も去年トップにいたから今は試合に出れているのもあるので、そこはもっと(自分が)絶対的という感じになりたい。今日開幕で勝てたのはすごい大きいと思うので、連勝できるようにチーム全員でやっていきたい」