【野球】ルーキー躍動で同大2回戦白星!勝負は明日の3回戦へ

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◇平成30年度関西学生春季リーグ戦第1節対同大2回戦◇4月8日◇わかさスタジアム京都◇

同 大 060 000 000=6
関 大 500 201 00X=8

(同大)溝田、難波、村居、仲野―越智、西林
(関大)濵田駿、巻―高橋佑

開幕戦黒星スタートとなった昨日から一夜明けた今日。勝ち点奪取のためには絶対に負けられない戦いだったが、1年生が投打で活躍。連敗をまぬがれ、明日の3回戦に勝負を持ち越した。

この日の関大は初回から波に乗っていた。先頭打者の多田桐吾(人4)が初球を左前二塁打で打ち返すと、左翼手の悪送球で一気に三塁へ。すると続く太田健裕(文4)が右翼線へ痛烈な当たりを見せ、あっという間に先制に成功する。その後、四死球などで1死一、二塁とすると、打席には1年生ながら開幕から先発出場の野口智哉(人1)。「先輩のつくってくれたチャンスだったので思い切って行こうと打席に立った」と、センターの頭上を超える大きな適時打を放つと、中堅手の失策もあり三塁まで進塁。さらにその後も安打が続き、打者一巡の猛攻で一挙5点を奪う。


△多田


△太田


△野口

しかし相手も黙ってはいない。2回表、同大の反撃が始まった。この回の先頭打者・福原に左前打を許すと、続く松本のなんでもない三ゴロを三塁手の松島恒陽(人3)が捕球ミス。「今日は守備がバタバタしてて良くなかった」(早瀬監督)。その言葉通り失策が続き、さらには連打も絡んで6点を奪われる。この日の先発・濵田駿(法4)の力投に野手陣が奮起しきれず、あっという間に追いかける展開に。


△濱田駿

しばらく続いた打線の沈黙を破ったのは関大だった。4回、3番古川陸(商4)が四球により逆転のランナーとして出塁すると、4番倉川竜之介(文3)がレフト前にうまく打球を運ぶ。さらに6番野口の中前適時打で2人がホームへ帰還。逆転に成功する。


△倉川

5回から、マウンドには1年生の巻大地(商1)。先頭打者に右前打を放たれるも、その後は安定した制球でテンポよくアウトを重ねる。「高橋さん(高橋佑八主将=経4)のリードに引っ張ってもらった」と、6回から8回までを三者凡退に抑え、女房役の高橋佑と息の合ったピッチングを見せた。


△巻

関大はその後、6回に先頭打者の西田友紀(商4)がこの日2本目の安打を放つと、四球も手伝い、8番高橋佑の中越適時打でさらに1点を追加。「キャプテンの自分が打つことでチームにいい雰囲気を与えられると思う」と、攻守で巻に大きな援護をプレゼントした。


△西田


△高橋佑

最終回は逆転の走者を背負うも、最後は危なげなく4番前田を三ゴロに打ち取り試合終了。2点差を守り、逃げ切った。

巻はリーグ戦初勝利、野口も2安打4打点の活躍と、ルーキー2人が「まさに救世主」(早瀬監督)。それぞれに力量の片りんを示した。しかし、この日は失策5と守備の面では不安を残す。まだまだ続くリーグ戦に勢いをつけるためにも、今日の課題を修正し、明日の3回戦で勝ち点奪取だ。【文:高木満里絵/写真:水上壮平】

▼早瀬監督
「今日は守備がバタバタしててよくなかった。オープン戦ではなかったことなので、リーグ戦ならではだな、と。なんでもないプレーでアウトが取れなかった。勝ったからよかったけど、バタバタだった。打撃は、2点取って逆転したあとで、もうちょっと点が取れてたらよかった。巻は本当によく投げた。向こうも巻にあってないようだったので、巻にかけようと思って投げさせた。オープン戦からマウンドさばきも堂々としてたし、安心して見ていられた。(1年生2人の活躍について)野口は思いきりがよく、巻は緩急があり、ストレートもよい。まさに救世主になってくれた。体は小さいけど度胸がある。新入生2人が明日に(勝ち点獲得の)チャンスを繋げてくれたので、上階生にもっと頑張ってもらって、明日のゲームをものにしたい」

▼高橋佑
「今日はもう負けられないという気持ちだった。(1、2回は取って取られてだったが)野手陣はミスが多かったけど、今の打撃陣なら打てるという気持ちが強かったので、特に焦りはなかった。(1年生の活躍について)野口と巻はよくやってくれた。この段階であれだけできていたら十分。これからも期待できる。(自身の今日の成績について)いいところで回ってくることが多かった。みんながうまく回してくれた。キャプテンの自分が打つことでチームにいい雰囲気を与えられると思う。(明日は勝負の3回戦だが)今日はエラーが多かったが、そろそろみんなリーグの雰囲気に慣れてきたと思うし、明日はきちんとやってくれるはず。関大野球部らしい試合をしたい」

▼巻
「(開幕戦での起用について)ヤバイなと思ったけど、先輩たちが思いきっていけと、声をかけてくれたので、『点をとられてもいいから、悔いのないように思い切っていこう』と思って投げた。今日は変化球が良かった。持ち球は、ストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップ。曲がりが一番大きいのはスライダーで、その球で今日はカウントが取れた。山本さんが離脱していて、チームは厳しい状況。自分がその穴を埋めれるとは思っていないが、やれることをやって、少しでもほかのピッチャーの負担を減らせたらいいなと思う。高橋さんのリードに引っ張ってもらって、外のストレートを効果的に使えた。高橋さんはジェスチャーとかも分かりやすくてとても投げやすかった」

▼野口
「(関大にはどのような意気込みで入ったか)自分はSF(スポーツ推薦)で入学したので、2月から練習には参加していた。1年生からレギュラーを取る気持ちでいたので、先発出場はうれしい。(今日の活躍について)今日は絶対におとしたらあかんなという気で挑んだ。先輩のつくってくれたチャンスだったので思い切って行こうと打席に立った。思い切ってやれた。はじめの段階にしては自分でもまあまあだと思うが、まだまだここから。(同じ1年生の巻の活躍について)同じ1年生として嬉しい。(明日に向けて)まだリーグ戦が始まったばかり。明日もチャンスがあれば、チームのために1本でも多くヒットを打って、1つでも多くの打球を処理して絶対勝ちに繋げたい」