【準硬式野球】大接戦で立命大に同点

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◇平成30年度関西六大学春季リーグ戦第4節対立命大2回戦◇4月5日◇大阪南港中央野球場◇

関 大 001 320 100 =7
立命大 202 000 210 =7

( 関 )池本、池川、増本、土居ー庄中
(立命)二宮、大崎、高橋ー安室

リーグ成績2勝5敗と、窮地に立たされた関大準硬。絶対に負けられない対立命大第2戦は、点を取っては取り返すシーソーゲームに。一時は3点差でリードしたものの、投手陣が粘り切れず、7-7の同点で試合を終えた。

先発のマウンドを任されたのは池本直人(社4)。怪我の影響もあり、普段は抑えで登板する池本にとって、今季初先発となった。

初回、先頭打者からヒットと四球が続き、早くも二死満塁のピンチに。迎えたバッター6番・蒲田に中前適時打を放たれ、2点の先制点を許す。


△池本

2回裏、四球で出塁をされるも、キャッチャー・庄中亮太(政策2)と今季初スタメンのショート・池田透(環都4)が連携プレーで盗塁を阻止。仲間の援護もあり、この回を3人で抑えて好調なピッチングを見せた。

第1戦は完封に終わった関大打線だったが、この日は黙ってはいなかった。3回表、8番・池本が四球で出塁すると、打席に立ったのは9番・池田。粘った末の7球目をバットに当てると、白球はセンター方向へ。その間に一塁から池本がスタートし、一気に駆け抜けてホームイン。1点を巻き返した。



△池田

逆転への兆しが見えたが、3回裏に池本がさらに追い込まれる。連続打で一死満塁の窮地を背負うと、6番・蒲田にこの日4つ目の打点を与え、そのまま池本はマウンドを後にした。

代わって登板したのは今季大活躍の池川直樹(法2)。残る2打者を三振に切って取り、好調な出だしを見せた。


△池川

1―4で迎えた4回表。相手のエラーも絡み、関大は順調にランナーを進めていく。一死一、三塁の好機で打席に立ったのは、先ほど好投を見せた8番・池川。初球から振ると、ボールは左中間へ。2人の走者のみならず、池川も生還するまさかのランニングホームランとなった。自身を救う一打で同点に並び、試合は振り出しに戻る。


△池川

池川は走塁の疲れを見せながらも、勢いそのままに4、5、6回を全て3人で抑える。

関大が逆転に成功したのは、5回表のことだった。この回先頭の1番・村松健太郎(法4)が四球で出塁。立命大が4番・前田航平(環都3)のゴロを送球ミスし、その間に村松が生還。そして、守備、打撃共に好調の5番・庄中が勝ち越しの適時二塁打を放ち、このゲームをリードする。

関大はさらに猛攻を続ける。7回表、二死一、三塁で打順が回ってきたのは逆転打を放った庄中。打球はレフト方向へ伸び、三塁走者が生還してダメ押しの1点を追加した。



△庄中

だが、この日はピッチャーが粘れなかった。3点差でリードして迎えた7回裏。立命大2番・濱口に痛い三塁打を放たれ、それまで好調だった池川が相手打線に捕まる。ヒットと四球が続き、すんなりと2点を返された池川は、なんとかこの回を抑えてマウンドを降りた。

8回表、完封を許した第1戦のピッチャー・高橋にこの試合でもきっちり抑えられる。迎えた8回裏、3番手で登板したのは増本皓介(社4)。第1戦での好投はそこには無く、すんなりと同点に追い付かれて一死で降板。続く土居凛月(政策2)がダブルプレーで反撃を阻止し、8回を終えた。


△増本


△土居

7―7で迎えた運命の最終回。是が非でも点が欲しい関大だが、相手投手がそれを許さない。3番・白石幸太郎(商4)の安打が出たものの、守備陣の好守もあり、得点を挙げられずに攻撃を終えた。
1点でも返されればサヨナラ負けで全日本インカレ出場権を争う、関西選手権への道が閉ざされる。9回裏、チームの命運は土居に託された。最初の2人を外野フライで抑えるものの、2四球と安打で二死満塁に。誰もが見守る中、迎えたのは1番・杉野。全力で振ってくる相手打者を最後は空振り三振で仕留め、土居は安堵(あんど)の表情でチームメイトに迎えられた。

残る最終節の相手は今季不調の関学大。未だ勝ち星なしの北野主将に花を添えたい。勝利しか許されない現状であと2戦をどう戦うか。北野準硬の集大成が繰り広げられる。【文/写真:松山奈央】

▼三浦監督
「勝てる試合だった。良い試合でも、勝てなければ意味が無い。勿体無い試合が続いている。途中関大がいけいけムードだったが、7回に池川が捕まって点差が縮まる度に『やばい』となってしまっていた。どれだけ点差があっても、抑えれるピッチャーがいないから、四球四球で得点された。そこが見ていてもどかしいというか。(打順の変更について)今までは高品を2番に置いていたが、すると村松を送る役になってしまう。もっと塁に出てほしいということで、下位打線先頭の6番にした。結果的に塁に出てくれたから良かった。昨日は完封されてしまったが、今日は中盤に繋がってくれた。だが、3点差でも勝てないのは、ベンチが安心できる戦力が無いことと、指導者の未熟さが原因。1勝しないと最下位。是が非でも勝たないと。北野も勝ちが付いていないから、そろそろ付けてあげたい。目の前の一戦必勝で頑張りたい」

▼北野主将
「結局は投手。今日の先発は、池川の体調不良もあったが、期待を込めて池本にした。池川のロングリリーフは決まっていたが、(4回の)ランニングホームランは投手にはしんどい。最後までもってほしかった気持ちもあるが、感謝しかない。阪大戦の時も逆転負けで、3点差でも足りないのは今までから分かっていた。もっと点を取らないと、1点や2点のリードでは取られる可能性が高い。土居が同大戦で悔しい結果になって、その悔しい感情を出していたから、今日のチャンスで『借りを返したる』という気持ちでやってくれたと思う。結局打線も、相手のミスが絡む点が多く、打者が繋がらない。後半の粘り弱さもあった。(あと1節について)『2戦とも取ろう』ではなくて、まず1戦。自分も池川も状態は良いから、次の勝ち星こそ掴みたい」

▼池川
「前半は持てる力を出して抑えられたが、後半に打たれ始めて、体力や集中力の無さを実感した。(4回に)走ったことも疲れに繋がった。(ランニングホームランについて)『決めたろう』という訳ではなかった。実はサインミスだったけど、結果得点になったから良かったかな、と。もうこれ以上は負けられない。持てる力を全て出していく」

▼池田
「ショートの打撃不調があって、『必死に打とう』と打席に入った。池本が良いピッチングだったから、1点でも返してあげたかった。昨日、今日で試合では初ショートだったが、エラーもなんとか1つで済んで安心した。もし次もスタメンで起用されるなら、バットで貢献したい」

▼庄中
「先週は体調不良で休んで、昨日は向こうの投手が良くて、もう割り切っていった。(タイムリーについて)試合中だったし、嬉しいというよりも普通の気持ちでいた。(守備について)盗塁を刺せたのは、池田さんがカバーしてくれたおかげ。相手が走って来るのは分かっていた。(池川について)だんだん調子が上がってきて、安心できる。自分はただボールを前に止めるだけ。次勝たないと4回生が引退してしまう。4回生のためにインカレに行って、一緒に夏までやりたい」